不安障害・パニック障害と診断されてから②

前回の最後に書かせてもらった通り、5月末に病院で漢方薬を処方してもらい飲み始めました。

ただ漢方薬の独特のにおいが気になり、毎回少々の吐き気がしながらもなんとか飲み続けました。

そして6月3日の日のことです。
この日は自転車を押しながらだったかと思いますが1時間ほど歩くことができ、また久しぶりに怖々でしたがATMにもなんとか行くことができました。(自転車を押しながら歩くのは、何か症状が出た際にすぐに乗って家に戻れるため)
その次の日も自転車を押して歩いたのですが、20分ほどしか歩けませんでした。
またその次の日は自転車を押しながら1時間ちょっと歩けました。

今日長く歩けたから、次の日はもっと歩けると言うようなことではないということを思い知らされました。

ただ外に長いこと出ていられたからと言って、他の恐怖心も軽減されるのかというと、それはまた別問題でした。
ご飯に関しては、やはり毎日ほとんど食べられなかったです。
母が毎日食べるものを買ってきてくれるのですが、なかなか思うように食べられないので1回だけ心の中で「もう買ってこなくていい」等の思いが出たことがありました。
普段そんなことを思ったことがなかったので自分でもびっくりしました。
そして、次第にそんなことを思った自分が情けなくなり、次の日に母にこんなことを思ったと伝え涙ながらに謝罪しました。

外に出られないとか、お風呂に入れない・シャワーができない等は最悪どうにでもなりますが、食べることができないのだけは、このまま行くとどうなるかぐらいは分かりますので葛藤があったのだと思います。
この頃は食べないといけない、でも食べられないのでいっそのこと食べる必要がなかったらいいのにとさえ思っておりました。
またどうせこのまま食べなかったら死ぬので、食べなくてもいいかという思いもたまに出てきておりました。

日によっては、食べることはおろか薬を飲むために用意したのに、それを飲むことすら困難な日もありました。

そして6月17日には、祖母が入院先の病院から施設に移るということで両親が行かなければならなかったのですが、やはり1人で家にいることができず一緒に車に乗ってついていきました。
病院に着き、施設に移動しようとした際にまたしても強烈な吐き気と動悸に襲われてしまいました。

漢方薬は即効性がないのは理解していましたが、飲み始めて2〜3週間ほどが経ってもあまり効果がなかったので、ついに西洋薬を処方してもらいました。
しかし、副作用が怖く結局飲むことはできませんでした。

そこでふと漢方薬が気になり、ネットで調べてみました。
すると家の近所に口コミのいい漢方薬局があったのです。

緊張しながら、恐る恐る電話をしてみました。
すると、誰かの紹介はあるかと聞かれたので、ありませんとお答えしました。
初めのうちは、お断りされるのかなと思いましたが、こちらの状態をお話しさせていただき困っている旨をお伝えいたしました。
先生に確認するのでまた折り返しいただけるとのこと。
少し空いてお電話をいただきました。
結果は来てくださいとお返事をいただきました。
ただ保険適用外なので、それなりに費用はかかる等説明をしていただきました。
試しでこられて、すぐに通うのをやめられる方もおられるともお聞きしました。
私はとりあえず、この症状ができるだけはやく解消できるのであればと思い6月23日にお伺いさせていただくことになりました。

そして、こちらの漢方薬局の先生とのご縁が良い結果につながっていくとは、この時の私にはまだ知る由もありませんでした。

本日はここまでとさせていただきます。

お読みいただきまして、ありがとうございました。

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