見出し画像

FP&Aキャリア相談④30歳くらい公認会計士の方

公認会計士の方は、それではない私たちから見れば、「将来安泰」なのかと思いますが、そうでもないようです。試験に通って監査法人に勤め、会計士としての登録を果たすと、そのあとはそのまま監査法人で監査に携わるのが王道なのでしょうか。

しかし、最近は企業内会計士という道もあります。ちなみに、私は米国公認会計士(USCPA)に合格していますが、USCPAは企業で働く人が多いと思います。私が勤めていたような米国企業で、若いころにインド人の上司から、「Are you an accountant?」と聞かれ、「会計士?そんなわけないじゃん」と当時は思いました。しかし、わたしの周りのファイナンス部門の外国人は、CPAかMBA修了者であるのが普通で、そうでない人は見たことがありませんでした。

海外では、CPA資格は日本よりずっと取りやすいもので、監査だけでなく、企業会計、FP&A,税務などさまざまな仕事に就くのが通常です。

日本でも、公認会計士の資格を取った後に、企業で経理・FP&Aの仕事に就く人も増えていると思います。

私が以前に勤めていた米国企業の日本子会社で、公認会計士を二人採用しました。Aさんは、監査法人に3年ほど勤めたあとにコンサルティング会社に3年ほど勤め、私のいた会社に入社していただいたときには28歳ですでに3社目。すぐに営業部門付のFP&Aになってもらいました。事業会社は初めてですが、すぐ仕事で成果を出してくれました。素晴らしいです。

Bさんは、監査法人からの転職でしたので、まずは経理業務についてもらいました。

さて、キャリア相談の件です。このnoteのFP&Aキャリア相談をご覧になって、わたしのホームページから連絡をいただきました。FP&Aになりたいなと。ただ、人材紹介会社に相談しても、監査法人の経験だけでは、なかなかいきなり外資のFP&Aに転職するのは難しいと言われたそうです。

この方には、私が支援している日本企業数社の、FP&A募集を紹介しておきました。ある大企業では、経理部門の中の管理会計担当で募集をしているので、若手会計士なら十分採用される可能性はあるでしょう。ある中堅企業では、FP&A部門の立ち上げを計画していて、私が直接指導する予定なので、若手会計士さんは大歓迎です。

企業内会計士として事業に貢献したい会計士さん、まずは日本企業の経理部門の管理会計担当として転職、または、外資FP&Aのファイナンシャルアナリストとして転職できる可能性は大きいと思います。

管理会計・FP&Aは、会計・ファイナンスのプロフェッショナルが事業を理解して事業業績向上に貢献する仕事です。日本企業では、会計のプロでない社内の人が担当していることが多いです。しかし、本来は会計・ファイナンスがわかっている人が、事業を理解して事業に入り込むのが理想です。やる気さえあればできます。会計士さん大歓迎です。

FP&Aにご関心があれば、こちらをご覧ください。

http://strat.jp/



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?