ストラット

経営管理・管理会計のコンサルタントです 外資系企業でCFO/FP&A(Financial Planning & Analysis)を長年担当しました。 日本企業にFP&Aを広めます。 http://strat.jp/

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経営管理・管理会計のコンサルタントです 外資系企業でCFO/FP&A(Financial Planning & Analysis)を長年担当しました。 日本企業にFP&Aを広めます。 http://strat.jp/

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    日本企業の経理・企画の方、FP&Aになりませんか。

    米国企業にはFP&Aという職種があります。Financial Planning & Analysisのことです。日本企業では経営企画部門・社長室がその業務を行っていると思われます。 事業部門や社内の企画部門もFP&Aです。経理財務部門でも一部の業務が行われています。 米国企業ではFP&Aが業績目標達成をリードし、経営陣・事業担当者の意思決定を支援します。筆者は、同業種で比べて、米国企業の営業利益率が日本企業よりも高い理由の一つは、FP&Aの機能の違いではないかと考えて、日本

      • FP&Aキャリア相談⑨大企業の経理部にお勤めで将来のキャリアに悩む方

        大企業の経理部にお勤めの30歳くらいの方からの相談です。お話を聞きましたが、とてもよいキャリアを進めていらっしゃいます。工場経理を数年経験した後、本社の制度会計、管理会計、事業経理などを経験してこられています。経理部が経営企画的な業務もしているので、中期経営計画の策定にも関わっています。このあとは、おそらく海外子会社の経理を経験することになるだろうということです。 素晴らしい、理想的ですね。オーナー経営者の方が経理部門を重視しておられるので、経理部門が事業に関わって貢献して

        • FP&Aキャリア相談⑧海外勤務経験者で外資系企業転職に関心のある方

           この方は有名大学を出て日本の一流大企業にお勤めの30代後半の方。海外勤務を経験しておられます。海外でMBAをとったり勤務したりしていて、外資系企業の日本子会社CFOの職に関心を持たれました。  新卒入社以来、営業、事業部門内の事業計画担当(FP&A業務)、M&A業務を担当してきました。将来的にはCFOを目指したいそうです。しかし、今まで経理財務の職に就いたことはなく、帰国後にどのような職にアサインされるかわかっていません。この際転職して、ファイナンスの道を究めた方がよいので

          • FP&Aキャリア相談⑦ 事業部門内でFP&A業務をされている方

            現在30歳くらいの方です。現在、日本の大企業の子会社の事業部門でFP&A業務を担当されています。売上・利益予測などを作成して、子会社の経営管理部門に提出することが主な業務です。上司は事業部門長の方。経営管理部門にレポートラインはありません。事業部門長の方にどのように貢献すればよいのか、どのようにすれば評価されるのか。特にJD(Job Description)もないし、決まった評価基準がないようです。 日本企業ではよくあるケースだと思います。本社ですと、経理部門、経営企画部門

            FP&Aキャリア相談⑥新卒で工場経理だったが今後FP&Aを目指したい

            この方は、新卒で有名大手メーカーに就職、最初のアサインメントが工場経理でした。仕事はやりがいがあったのですが、3年勤めたところで、今後のキャリアを考えたところ、最初の10年は複数の工場で工場経理、そのあと本社の経理にいけるかどうか。。。。ということだったのでやめたそうです。現在は、売上数千億円の有名IT企業の事業子会社の経営企画で、事業FP&Aをされているようです。 今後FP&Aになりたいので、次の転職で外資FP&Aを目指したいということでした。 私のご提案としては、今の

            FP&Aキャリア相談⑤日本企業内での社内公募を検討中の方

            社会人9年目の方。現在の会社は3社目で事業会社です。FP&Aに関心があり、社内公募でFP&Aに近いポジションに挑戦したいということです。 1社目で金融機関、2社目では金融機関向けのコンサルを経験されたそうです。事業会社を希望され、現在の職にあります。 さて、社内公募でいくつかのポジションがあり、FP&Aになるにはどこがよいのかという相談です。 社内公募では、①経理部での予算管理業務、②財務部での資金予測業務、③経営企画部門での中期経営計画策定業務、の3つが選択肢としてあるそ

            FP&Aを主題とした書籍を出版します。

            今月(2022年7月)、中央経済社から書籍を出版することになりました。 「管理会計担当者の役割・知識・スキル ービーンカウンターからFP&Aビジネスパートナーへの進化ー」 これは、私が大学院博士課程の4年間の間に研究を重ね、博士論文にまとめたものです。研究書として牧誠財団の助成金をいただき、中央経済社から出版することができました。研究書ではありますが、大学の管理会計研究者だけではなく、企業の経理・財務・経営企画、事業企画・事業管理などの方々にも読んでいただきたいので、読み

            FP&Aキャリア相談④ 事業部門出身シニアの方

             FP&A(Financial Planning &Analysis)という職種があり、わたしはこの職種に関するキャリア相談を受け付けています。  最近は、FP&Aを導入する企業が増えてきました。A社は、CFOの下に経理・経営企画・事業管理部門をすべて統括して、米国企業のCFO組織のような体制を始めています。  もともと経理の方は、事業を知らないといけない。もともと事業部門で計数管理をしていた方々は、ある程度の経理財務知識を得る必要があります。というのは、FP&Aは、「会計と

            そのFP&Aビジネスパートナー、ちょっとまちがっていますよ

            FP&Aが知られるようになってきました。FP&AはFinancial Planning & Analysisのことで、欧米企業ではCFO組織の一部で、CFOにレポートし、企業価値向上に貢献します。経営管理・管理会計業務を担当します。中長期戦略策定、予算管理、投資意思決定の支援などを行う会計とファイナンスのプロフェッショナルです。 日本企業では、経営管理・管理会計を担当する人が、CFOの下にまとまっていません。CFOは経理財務を担当していますが、中計や予算策定などを担当してい

            管理会計担当者(FP&A)組織が日本だけ違う?

            日本だけ違うものは世の中にたくさんありますが、管理会計を担当する人の組織も日本企業だけ違います。 管理会計というのは何かというと、外に公表するための会計(財務会計)ではなく、社内で経営のために使う会計です。例えば、戦略をたて、中期経営計画を作り、年度予算を作って管理することが管理会計です。また、投資対効果を計算して意思決定することも管理会計です。 日本企業では、経営企画が中期経営計画のとりまとめ、経理部は単年度予算の集計、事業部の事業推進・事業管理部などが事業部の事業計画や予

            事業管理、事業推進の方、FP&Aビジネスパートナーになりませんか?

            米国企業でFP&A(Financial Planning &Analysis)と言えば、CFOの下で経営管理・管理会計業務を担当する会計・ファイナンスのプロフェッショナルです。 日本企業ではどの部門の方がFP&Aかというと、次のような方々です。 経理部門の中で管理会計実績レポートを作ったり、予算の集計を担当する方 本社の経営企画 事業部門の事業管理・事業推進の方々 工場で原価企画・原価管理をする方々など 日本企業のFP&Aは、会社の中のいろいろな部署に散らばってい

            社会人MBAから博士号取得を目指す②

            以前に、この記事の➀(https://note.com/stratconsulting/n/n47aa9b969c65)を書いたが、読んでくださる方が多いようだ。長くなった人生、学びなおしが流行っている。 私は2016年からいい歳をして国内MBAに進み、その修了後に別の大学の会計大学院の博士課程に進んだ。2022年2月現在、無事博士号を取得して修了できそうな見込みである。 会計学の分野であるが、関心のある方に参考にしていただきたい。 私の場合、MBAでは修士論文を課され

            FP&Aキャリア相談④30歳くらい公認会計士の方

            公認会計士の方は、それではない私たちから見れば、「将来安泰」なのかと思いますが、そうでもないようです。試験に通って監査法人に勤め、会計士としての登録を果たすと、そのあとはそのまま監査法人で監査に携わるのが王道なのでしょうか。 しかし、最近は企業内会計士という道もあります。ちなみに、私は米国公認会計士(USCPA)に合格していますが、USCPAは企業で働く人が多いと思います。私が勤めていたような米国企業で、若いころにインド人の上司から、「Are you an accounta

            米国企業のジョブ型は組織育成もジョブのうち

            最近、日本企業がメンバーシップ型からジョブ型に移行する、という話をよく聞きますね。その中で「ジョブ型」についての懸念・課題が叫ばれていますが、なんだか理解が間違っているものがあると思います。 「ジョブ型」に関する誤解 ・仲間が教えてくれない(仲間はライバルだから蹴落とす) ・上司が育ててくれない(部下を育てなくなる) ・組織の成長・企業理念への意識が希薄になる そんなことはありませんよ。私が勤めた米国企業はもちろんジョブ型採用ですが、ジョブの半分は業務(たとえば経理

            FP&Aキャリア相談③ 大企業の事業管理の方(30歳くらい)

            先日、ひとつウェビナーに登壇しました。いつものように、日本企業と米国企業の経営管理組織の違い、米国企業のCFO/FP&A機能についてお話をしました。 FP&AはFinancial Planning &Analysisのことで、日本企業で言えば経営企画・事業管理の仕事ですが、米国企業ではCPA/MBAの人が担当する専門職です。米国企業ではFP&AはCFOの配下です。 ウェビナーの後、個別に連絡をくれた30歳くらいの男性の方(Aさん)がいました。新卒で日本の大企業に入り、事業

            外資系出身の社外取締役が取締役会に多様性を持ち込む

            私は新卒以来、外資系企業の日本子会社に勤めてきました。日本企業に転職したいと思ったものの、いろいろ条件が合わず、かないませんでした。 現在は日本の上場企業の社外取締役をしています。わたしのように、外資系企業の日本子会社で勤務した人材が、日本企業の社外取締役になるケースが増えてきました。 近年、取締役会に多様性を持ち込むことが重要視され、女性、外国人、他社で経営に関わった人材を社外取締役として登用することが歓迎されています。というのは、従来は、日本人男性経営者や、公認会計士