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陰と陽

「負のオーラがある」

同僚から言われた言葉である。
こんなに直球で人が落ち込むような言葉を投げられたぼくのこころは深く傷ついた。
と、同時にこのような言葉をなげられる同僚に感心した。

人は言い訳をする生き物だ。
ぼくは頭の中では言い訳がミキサーで掻き回された。
出来たものは、無味のドロっとしたものだった。

そもそも「負のオーラ」とは悪いものだのだろうか。
人に悪い影響を与えるものは良くないのだろう。だが、それも相手方の受け取り次第で「負」は「正」になる。
笑わないと決めている人を笑かすのはお笑い芸人だって苦戦する。

人の成長や欲というものは、マイナスの感情から生まれることが多いと僕は思う。

なんであいつの方が。もっと出来るのに。なんで認めてくれないんだ。羨ましい。顔がいいだけ。お金があれば。

こんな感情があるからこそ「お金持ちになりたい!」、「人気者になりたい!」、「モテたい!」といういかにも人間らしい夢や欲が生まれるのではないだろうか。

「頑張ろう!」、「できる!」、「努力しよう!」
ポジティブな言葉で洗脳。素敵な行為だ。

ぼくは、妬みや嫉み、ネガティブや欲、羞恥や羨望をさらけ出してる方が、人間味があり信用できる。

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