節々

大学1年生の時、乃木坂46にはまった。
ぼくがはまった時には、もうだいぶ売れていた。

とにかく可愛い乃木坂の子たちは見ているだけで癒しだ。

乃木坂46の冠番組である「乃木坂工事中」での年末の企画で今年お世話になった先輩にプレゼントを渡すというものだった。
5期生が順番に出ていき、そこでもらえそう！という先輩が立候補する。
立候補した先輩がそれぞれもらえそうな理由を述べていく。
焼肉にいった。がパチンコの確定演出に近いようだ。「焼肉しかいかんやん」と軽い突っ込みを入れながら続きを見ていた。
ほかにも、「家に遊びにきた」や「乃木坂入る前からの押しなんです。」などの理由が並べられた。

選ばれない先輩に対しては「なんで出てきたの」とバナナマンの設楽さんが煽る。

そんな中で、「ずっと仲良くしてて」とコメントしている人がいた。
ん？してて？しててとは。
仲は良くするものなのか？仲はよくなるものではないだろうか。こういう大所帯だとこういうことが起きるのか。
会社みたいな組織でもそうなのか。たしかに、組織で関係が少しでも悪くなると雰囲気が悪くなる。
そうなると、仕事もしづらくなるし、周りも気を遣う。
でも、仲良くする必要なないだろう。うまくかわせばいいだけだ。

「変わらなければダメだと思う。」変わらなければダメとはなんだ、お前はダメじゃないのか。
そもそもダメという言い方はどうなんだ。俺を下に見ているんじゃないのか。ふざけんな。
俺はどうしたらお前が一番輝けるか、一番向いているポジションにつかせることができるかをずっと考えているんだ。
「変わらければ」と自分の思考を押し付けるより、俺をどう使えば自分の利が大きくなるかを考えろよ。
そんな反論は唾と一緒に飲み込み、「そうだね。」と理解したような顔で返事をする。

そんなこと考えてないか。考えてないのだろうか。