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雨奈川ひるる | 短編小説
2022年12月2日 19:30
「おい少年、夜更けになにしてるの?少年は寝る時間じゃないの?」公園のベンチで座る僕に女の人が言ってきた。「散歩をして、疲れたから休んでます。」「ヘぇ〜そう、夜更けに散歩なんて洒落てるじゃない。」女の人は酒の匂いがする。 僕は人に絡まれるのは嫌だから公園を去ろうとした。「ちょい待ち〜どこ行くの?帰るのかい?」「はい帰ります。少年は寝る時間なので。」僕は少し皮肉を込めて言った。