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【英訳】侏儒の言葉27:敵意

本稿は芥川龍之介『侏儒の言葉』を英訳してみようという、連続企画です。もともと日本文学の作品を英語やドイツ語などの外国語で読みなおすのが好きだったのですが、芥川龍之介でいちばんお気に入りのこの作品には翻訳が見当たらなかったのがこの企画を思い立ったきっかけです。

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Hostility

There is no difference between cold and hostility: they both feel pleasant as long as we are exposed to them to just the right extent; and they are both absolutely necessary for anyone to stay healthy.

敵意
敵意は寒気と選ぶ所はない。適度に感ずる時は爽快であり、かつまた健康を保つ上にはなんぴとにも絶対に必要である。

夜な夜な文字の海に漕ぎ出すための船賃に活用させていただきます。そしてきっと船旅で得たものを、またここにご披露いたしましょう。