【感想4】もし僕らのことばがウイスキーであったなら
村上春樹(2002)、『もし僕らのことばがウイスキーであったなら』新潮文庫を読了しました。
確か年が明けて少し経ったころに、近くのショッピングモールに入っている本屋さんで入手した本でした。本当はクリスマスに関するキャンペーンで売り出していた本だったらしく、そういった趣旨の期間限定の帯が付いたままになっていたのを覚えています。
新潮文庫ですが、本作は小説ではなく写真付きの紀行文で、村上がアイラ島やアイルランドで蒸留所や地元のパブを訪ねて、その土地その土地のウイスキーを現地の