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読書記録

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書物の海についた小さな足跡の記録。本屋さんで見つけた本の紹介や、読み終わった本の感想文が置かれています。
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記事一覧

【雑記】酒神との再会

学生の時分、酒が与えてくれる霊感といったものを私は信じていました。シラフでは何時間もかけ…

鉄筆堂
2年前
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【雑記】Caramel Column

Caramel Column の新作ゲームアプリ『AZNANA』を一巡しました。現在、本業の方がわりと忙しく…

鉄筆堂
1年前
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買ってきた本7

買ってきた本のご紹介をしばらくさぼっていたのですが、本日は印象的な本を二冊買ってきてわが…

鉄筆堂
2年前
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【感想5】人間椅子

江戸川乱歩(2008、角川ホラー文庫)『人間椅子』を読了。「読了」というよりも以前も読んだこ…

鉄筆堂
2年前
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【雑記】永遠回帰

「あたしたち、また会えるかしら」 どうしてあなたは急にこんなことを云いだしたのだろう。吉…

鉄筆堂
2年前
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買ってきた本6

東雅夫の編著書は『ゴシック文学入門』(ちくま文庫)に出会って以来、見つけては集めているの…

鉄筆堂
2年前
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【感想4】もし僕らのことばがウイスキーであったなら

村上春樹(2002)、『もし僕らのことばがウイスキーであったなら』新潮文庫を読了しました。 確か年が明けて少し経ったころに、近くのショッピングモールに入っている本屋さんで入手した本でした。本当はクリスマスに関するキャンペーンで売り出していた本だったらしく、そういった趣旨の期間限定の帯が付いたままになっていたのを覚えています。 新潮文庫ですが、本作は小説ではなく写真付きの紀行文で、村上がアイラ島やアイルランドで蒸留所や地元のパブを訪ねて、その土地その土地のウイスキーを現地の

【感想3】雨月物語

上田秋成の『雨月物語』を読みました。と云っても、日本古典にさして詳しいわけでもない私のこ…

鉄筆堂
2年前
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買ってきた本5

会社の休憩時間に一寸食事をしてから、馴染みの書店にぶらりと立ち寄りました。読みさしの本が…

鉄筆堂
2年前
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買ってきた本4

先日買ってきてご紹介した本も全然終わっていないのに、また本を衝動買いしてきました。あまり…

鉄筆堂
2年前
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買ってきた本3

いま住んでいるところでも病魔が猛威をふるい、たまに休みがあっても家に引きこもることが多く…

鉄筆堂
2年前
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【感想2】鬼談百景

小野不由美(2015)『鬼談百景』角川文庫を読みました。 この本を読んだそもそものきっかけは…

鉄筆堂
2年前
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買ってきた本2

珍しく年休が取れて2日間のお休みとなったものの、あまりうろうろ出歩くのもちょっと考え物の…

鉄筆堂
2年前
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【感想1】螢・納屋を焼く・その他の短編

村上春樹(1987、2010改版)『螢・納屋を焼く・その他の短編』新潮文庫 を読み終わりました。実際に私の手許にあるものは青くて、無地に金文字の表紙のものです。画像は、本のご紹介のみを目的に、新潮社さまの公式サイトのものをお借りしています。 本書には、作家の初期の短編である ・ 螢 ・ 納屋を焼く ・ 踊る小人 ・ めくらやなぎと眠る女 ・ 三つのドイツ幻想  ・ 冬の博物館としてのポルノグラフィー  ・ ヘルマン・ゲーリング要塞 1983  ・ ヘルWの空中庭園 が収