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買ってきた本4

先日買ってきてご紹介した本も全然終わっていないのに、また本を衝動買いしてきました。あまり自覚がないだけでストレスでもたまっているのでしょうか。まあ、ぼちぼち読み進めたいと思っています。

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1冊目は江戸川乱歩(2008)『江戸川乱歩ベストセレクション4 陰獣』角川ホラー文庫です。「4」と云うからには「ベストセレクション」の4冊目であるはずで、少なくとも1~3もあるはずなのですが、本棚に1冊だけぽつねんとしていたのをお迎えしました。装丁がうつくしくて目に愉しく、手触りも良いです。平凡社の乱歩のアンソロジーで読んだのだったか、乱歩が「淫獣ではなく猫のような陰獣」だと云っていることばが引用されているのを目にしたことがあって、先日、光文社版のポー『黒猫』を買ったのとイメージが重なって購入に至りました。まだ主人公の私が見目麗しい婦人に博物館で会ったところまでしか読んでおりません。

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2冊目は雑誌で、Newton 誌 2022年3月号です。中学生のころくらいまではよく読んでいたのですが、家族の話題にのぼっているのが聞こえたのをきっかけに書店で手に取りました。むかしからこんな哲学みたいなテーマの特集をしていたでしょうか。それとも、編集長が変わって雑誌の方向性も少しずつ変化しているとか。<無>の概念について、科学雑誌 Newton らしく自然科学的な視点から迫るのかと思いきや、それだけではなく、哲学の視点からも見るようです。監修者のひとり(哲学担当)が 、かつて哲学科にいたときに卒業論文の世話をしていただいた先生だったので購入に至りました。いろいろな懐かしさとともに読み進めたいですね。

夜な夜な文字の海に漕ぎ出すための船賃に活用させていただきます。そしてきっと船旅で得たものを、またここにご披露いたしましょう。