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「やりたいことをやるために、まずやりたくないことをやる」という話

以前、東大を出てプロゲーマーになった人がテレビに出ていた。

「なんで東大を出て、プロゲーマーになったんですか?」
という質問に対して、
「全然わかってないな~。ボクはゲームやるために東大に行ったんだから」
と言っていた。

時は流れて今現在。

春休み真っ最中の息子(小5)は、1日中ゲームをしている。
朝起きてすぐゲームを始めて、夜眠る直前までゲーム。
ごはんを食べるときはYouTubeに切り替えて、ごはんを食べ終わったらまたすぐゲームに戻る。

そんな息子を見ながら、母は何も言えない毎日を過ごしています。
なぜなら。。。

息子は勉強の成績が良いからです。
それに尽きる。

塾にて、小6からクラスを分けるための実力テストが行われました。
きっちり1位を獲ってSクラスに入る。
春休みはほぼ毎日塾があるのですが、時間になったらリュックを背負ってちゃんと家を出る。
何なら自習室に残って、宿題を全部終わらせて帰ってきたりもする。

そうなると、家にいる時間のすべてをゲームに費やされても、母は何も言えないわけです。
「少しは勉強したら?」
と言ったところで
「やってるよ」
と言われたら、
「うん!そうだよね。してるしてる」
となるのが関の山だし。

そこで、冒頭の話を思い出しました。
当時は「理解不能なこと言ってんな」と思ったものですが、今ならよくわかります。

そうか。ゲームしたいから、周りを黙らせるために勉強してたのか、あの人は。
今よりも「ゲームばっかりするな」と言われやすい時代だったと思うし。
(結果、東大まで行くのはさすがにやりすぎだと思うけど)

ところで、娘(小1)はまったく勉強ができないし、家でもYouTube三昧です。
しかし娘に対して
「少しは勉強したら?」
とは、どうもキャラ的に言えない。
(娘は我が家のゆるキャラみたいなものなので)

結局わたしが「そもそも言おうと思ってない」だけかもしれません。
我が家に関しては。

でも一般的には、
「本当にやりたいことをやるために、本当はやりたくないことから始める」
て、けっこうある話なんじゃないかな?と思いました。
しごとでも。

ゲーム三昧な息子を見ながら、そんなことを考えた春休みのある1日です。

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