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「特技:人間関係」の人たち・その2

尊敬してやまない「特技:人間関係」の人たち。その2です。

その1はコチラ ↓

その2はかよちゃんの話をします。
その1の最後にも書いたのですが、かよちゃんは高校生のとき、バイト先で知り合った後輩です。

そのバイト先に、ものすごーくイヤな同僚がいました。

高3のわたしは、とある町中華でアルバイトすることに。
(アメトークのプレゼン大会で、町中華の話が出て懐かしかった! )
わたしは高3の11月に推薦入試で短大をパスしたので、12月〜3月の卒業まではヒマになりました。
だからその4ヶ月間、死ぬほどバイトすることに決めたのです。

その店にホールスタッフは、
やよいちゃん(高3)、かよちゃん(高1)、そしてわたし(高3)の3人。
やよいちゃんが古株で、かよちゃんとわたしが同じよな時期に入店しました。
まぁほぼ同期です。

この3人で、夜の5時9時を回していたんだけど、よく考えたら高校生だけで回してる店ってどやねん、て話。。
よくまかり通ってたなぁ~、と思います。(キッチンには社員さんがいたけど)

で、シフトが、やよいちゃんが週3。
かよちゃんとわたしは、「用事がなければ基本、入りますわ」て感じでけっこう入り、気付いたら週6で働いていた。
(週1の休みはお店の定休日)

これもよく考えたら、女子高生がその放課後を町中華に費やすってどやねん、、だし、
わたしは期間限定だったからまだしも、かよちゃんは無期限の中そんなシフトでようやってたな、と思う。
当時はなにも考えてなかったけど。

めちゃくちゃなシステムでなんとか回してる町中華の話はさておき、本題は人間関係の話。

おわかりのとおり、やよいちゃんてのが曲者でした。
どう曲者だったかというと、

わたしにはかよちゃんの悪口を言い、かよちゃんにはわたしの悪口を言う。

それだけでもどうかと思うんだけど、彼女は悪口だけでは飽き足らず、
「ミスをなすりつけられた」
とか、
「まやこちゃん(かよちゃん)がキッチンの人の悪口言ってた」
とか、事実無根のデマを数々でっち上げていたことも、後に判明しました。

ただ、わたしはうわさ話よりも自分の感覚を優先するタチだったので、「へぇ〜」とか「ふーん」とか適当に流しながら、どんどんかよちゃんと仲良くなっていきました。

だってかよちゃんは、おもしろくて、とにかく気が合ったのです。

かよちゃんも、だいぶとわたしの悪口を刷り込まれたらしいんだけど、
「まやこさん、そんなに悪い人かな?」
と思っていたらしい。笑

おそらく、自分を差し置いて、かよちゃんとわたしが仲良くなるのがイヤだったんでしょーね。
週6で入っていたらそりゃキッチンの人とも仲良くなるし、それも含めて気にくわなかったんでしょう。
そのため姑息な手を使ったわけだけど、残念ながら効果はなく、その悪事もついにわたしたちの知るところとなりました。

さあ、ここからです。

やよいちゃんにあることないこと言われていたことを、なにかの拍子に知ったわたしたち。
わたしもめちゃくちゃムカついたし、かよちゃんも怒り心頭な様子です。
「ムカつくから、本人に言おう」
正面切ってケンカしてやろうとわたしは鼻息を荒くしました。
そんなカッカしているわたしに対してかよちゃんは、少し思案した顔をしてから、こう提言したのです。

「まやこさん、ここはひとつ、大人になりませんか」
「なんにも気付いてないふりして、泳がせて、裏で2人で笑ってやりましょう」

ちょっとおもしろいゲームやりませんか、と言わんばかりのこの発言‼︎‼︎
この16歳、スゴイというかヤバくないですか。

「かよちゃん、スゲー‼︎」
と思ったわたしはその提案に乗ることに。

とにかく味方のフリして表面上は仲良くする。
気を良くしたやよいちゃんが天狗になった言動を、2人で報告し合って、たのしむ。

これ、ダンナが「すごいっすねー」と言いながら、実は心ん中で上司をバカにして、たのしんでるのと同じ原理ですよね。書いてて気づいた!
(※参照→その1)

そんなこんなで、表面上は仲良くしてるからお店の空気も悪くならないし、やよいちゃんもご機嫌だし、かよちゃんとわたしもたのしい。

ウィンウィンウィンでした。

あのとき感情に任せてキレていたらと思うとおそろしい。
16才に助けられた、18才のわたしです。

かよちゃんは人格者かと思いきや、(まぁこのエピソードで人格者とは思わんか…)駅のホームでオバちゃんと取っ組み合いのケンカをしたりもする。
振り幅のデカイ子でした。
女子高生がオバちゃんと殴り合いするかね。なんでや。
まぁ週6でバイトしてるわたしたちは、たのしいけど疲れてもいたので、情緒不安定だったのカモ。
かよちゃんの反撃でオバちゃんのカツラが吹っ飛んで、
「カツラやったんかい! 」と2人で突っ込んだこと。
大切な青春の1ページです。(…たぶん)
いろいろ思い出したら笑けてきた。

かよちゃんとの逸話はまだまだあるのですが、書いてるとキリがないのでまたの機会に。
週6で中華のまかない食べてんのに、週1の休みに、2人で中華街へ食べ歩きに行ったりもしてたなぁ。
若いっておそろしい。

まだまだ青かった高校時代。
ウソついてまで人を貶めようとする人がいたことは、けっこう衝撃でした。
それを軽く転がした人がいたことも。笑

やよいちゃんに一句。
人を貶めても 自分に魅力がなければ 意味ないね (超絶字余り)

そしてかよちゃんに愛をこめて。この記事を贈ります。
元気にしてるかな〜〜

来週のアメトークは渋谷の町中華、兆楽大好き芸人です。
アルバイトしてた町中華、まだあるかな??

※ちなみにどちらも本名です。ハッハ!

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