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週末、ルノアールで。

はじめてのルノアールです。

わたしの中でルノアールは、ちょっと敷居の高い喫茶店というイメージ。
古き良き喫茶店。
いつか行きたいと思いながら、ずっと行きあぐねてました。
ルノアールでしごとしたりするのかっこいいなぁ〜と思いつつ、そんな機会もなく。


週末、銀プラに行き、お昼ごはんがどこも満席で並んでいて、
「もうルノアールでサンドイッチでも食べるか」
ということに。

思わぬ形でルノアールデビューすることになりました。

ありたどり照り焼きチキンとハニーマスタードのプレミアムサンドウィッチ

フードは少なめ。
ピザトーストかサンドウィッチ。
あ、普通のトーストもあります。
アイスコーヒーが780円。
スタバの2倍くらい??
あ、もしかして店舗によるのかも。
(最近行ってないけど、スタバのラテショートは300円代やった気がする…)
わたしは歳を重ねてカフェインが苦手になったので、黒蜜ミルク。美味しい。美味しい気がする。

斜め後ろに打ち合わせっぽい男女がいました。

スーツ女子にラフジャケット男子。
スーツ女子が紙をペンで差しながら、なにやら延々と説明しています。

「ルノアールで打ち合わせって、かっこいいよね」
「意外とねずみ講だったりするからね」

なるほど。
たしかにねずみ講の勧誘は、ちょっと良い喫茶店に行くとか。

ミルクボーイの漫才でもサイゼリヤのネタで、
「ねずみ講の勧誘がいる」
「ほなサイゼやない。ねずみ講はサイゼやなくてロイホにいるんやから」
というくだりがあった。

さもありなんと改めて見てみると、そんな気がしてくる。
「男の目が死んでる」
「最初は返事してたのに、もううなずきもしない」
わたしの斜め後ろだったので、向かいに座るダンナが主に観察します。

遠い席にカップルがいました。

女の子が、ピザトーストを食べながら、見事に不貞腐れています。
きっとわたしたちみたいにお昼ごはんを食べ損ねて、ここに辿り着いたに違いない。
「銀座まで来てピザトーストかよ」
男の子が話しかけても、女の子はずっとスマホを見ています。

折りたたみ傘を畳みながら、赤ちゃんを連れた夫婦が入ってきました。

赤ちゃんは抱っこされながら、親が立っていると泣き止み、座ると泣くというあるあるを繰り返しています。
わかるわかる。
赤ちゃんの泣き声が大きくて、ママが出て行かなくてもいいのに外に出て行きます。
戻ってきたらママの胸ですやすや寝ていました。かわいい。

子供好きではなかったのに、赤ちゃんを見るとすっかりかわいいと思うようになってしまった。歳かなぁ。歳と経験かな。

出る頃には雨が止んでました。
ラッキー!

ルノアールでひたすら人間観察をしている本があると、昔、ダンナから聞いていたんだけど….

調べてみたらせきしろさんだった。
びっくり。
せきしろさんってピース又吉と仲良しの放送作家さんというイメージで、名前だけ知ってました。
ピース又吉の本「東京百景」によく出てきてたので。

わたしのアタマの中で点が繋がった瞬間でした。シナプスが活性化したに違いない。

ルノアールは1時間くらい経つと、温かいお茶を出してくれます。
「帰れってことなんだよ」
とダンナは言うのですが、そんな京都のお茶漬けみたいなことするかね⁉︎

ただのサービスだと信じたい。

とある週末の、銀座6丁目店でした。

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