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3. どうでもいいことは切り捨てる -真理を探究する心の旅-

「悲しみや愚かな喜び、貪欲な欲望、媚びへつらいの付き合いによって無駄にした時間を数えてみよ…どれほどわずかな時間しか、君には残っていないことか。そのうちわかるが、君は自分のために時間を使う前に死んでいくだろう。」

セネカ『生の短さについて』

この哲学者の金言を読んで、ドキッとした人も多いのではないでしょうか。

誰かの顔を立てるためにあくせくしていませんか?自分の機嫌を自分で取れない人に振り回されてはいないでしょうか?

人生で最も難しいことの一つは「ノー」ということにあります。

例えば、みんなから、ある特定の人からの「誘い」。はたまた上司などからの「要請」、「義務」、「他のみんながしていること」。

枚挙に暇がありません。

このことは、どの時代も起きていることで、本質的には古代ギリシャの時代からは変わっていません。

また、それらのことに加えてさらに難しいのが、自分の中にある感情に対して「ノー」ということです。

感情に飼い慣らされてはいませんか?あくまでも感情の主人はあなたで、コントロールするのもあなた自身であることを今一度思い出しましょう。

それらの大きな衝動、感情、散漫、偏見、欲望など、それ自体は大したことだとは思いませんが、やがて暴走をはじめ、自分自身を縛り付けていってしまいます。

これらのことに注意を向けなければ、この束縛によって無駄な時間を費やしてしまうことになりかねません。人生も支配されることにつながります。

自分自身に問うてみてください。どうすれば少しでも自分のために時間を使うことができるのか、時間をとり戻す事ができるのか、慌ただしい生き方を変えることができるのかを考えた事があるでしょうか?

忙しく過ぎ去る日常を、どれだけ自分に使えるか、どうやって自分に使うかをよく考えてください。人生の主役はあなたなのですから。

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