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6.どこ、誰、何、なぜ -意識的な選択の重要性-

「己の人生の目的を知らぬ者は、自分が何者であるのかも何であるのかも知らない。自分がなぜここにいるのかを知らない。ならば、自分がどこにいるのかも何者であるかも知らぬ連中の称賛を追い求め、非難を避けることにどんな意味があるのか?」

マルクス・アウレリウス『自省録』

「あなたは誰ですか?」「あなたは何をしているんですか?」「どこから来ましたか?」

この全ての質問は、至って単純なものに聞こえるかもしれません。
色々な場面で聞かれることがあると思います。

そこに深い意味はなく、単純で表面的な質問である場合には、表面的な答えを返せば良いだけです。

しかし、それら質問に対して、深く考えるとしたら、どうでしょうか?

私は一体誰なのか、何をしているのか、どこから来たのか。

自分にとって、大事なものは何か、自分が何者か、じっくりと考えて答えを出してきましたか?

それとも、慌ただしい日常の中で、そんなことも考えないで過ごしてきましたか?

どうでもいいことを追いかけたり、不毛の道を、はたまたそもそも存在すらしない道を進んでいませんか?

これらの質問に自分の中でうまく答えられなかった人は、もう一度、自分自身にとって大事なものは何か問いただしてみてください。

日常は、そうはいってもやはり、判断の連続であり、忙しさに溢れるものです。その中で、どんなに小さな選択であっても、自分が納得できる、自分の信条に沿うような決断を、目的を持って積み上げていかなければなりません。

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