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成長している実感がない。と悩むあなたへ

成長の正体

「成長実感がない」と悩んだことはありませんか?
仕事で任せられる業務の範囲が狭い、企業や業界特有の慣習に縛られた業務で汎用性がない、毎日の仕事が短調で変化がない、などの理由で、このままだとずっと成長できないのではないかと悩むことがあります。

反対に、一見伸び代が少ないように見える仕事をしている人の中から、驚くようなスピードで成長していつのまにか様々な仕事を任せられていたり、出世する人の話を聞くこともあります。

ここで言えることは、「経験(の量や大きさ)=成長(の量や大きさ)」ではないということです。ただ経験さえ積めれば成長できるわけではありません。
一つの経験からより大きく成長できる人とそうでない人の違いは、「経験からの学びの量」にあるのではないでしょうか。

どんな仕事でも毎日様々な経験をします。同じことの繰り返しのように思えても全く同じということはありません。短調でつまらない仕事も含めて毎日の経験から何を学ぶか、それが成長と密接に繋がっています。

学びは「目的」と「深く考える習慣」から

日々の経験から成長につながる学びを得るには具体的にどんなことをすればいいでしょうか。

1. 学ぶ目的をもつ
大前提として「何のために学ぶか」「学ぶことでどんな自分になりたいのか」というゴールイメージをもつことが学びと成長に直結します。
「なぜ今これを経験しているのか」の目的と根拠が自分の中にしっかりあることで、経験をどう捉えるべきか(ただの労働か、目的のための活動か)が変わり、次のコツである「深く考える習慣」に繋がっていきます。

2. 深く考える習慣
仕事の経験は単元ごとにまとまった学習と違い、出来事の連なりです。経験そのものが学びになるのではなく、うまくいった経験、うまくいかなかった経験、想定外の事がおきた経験、それを対処した経験などのさまざまな出来事を「どう考えたか」が学びとなります。

深く考えるほど学びも深まるといってよいでしょう。
一つの経験を深い学びに変えていくために有効なのが「ふりかえり(リフレクション・内省)」です。以前のnoteでふりかえりについて書いたものがあるのでぜひご覧になってみてください。

ふりかえりの先に更に思考を深めるときに必要な思考法が「抽象化・具体化」です。具体的な事例と、広く普遍的な考えとを何度も往復して考えを深めていきます。
たとえば抽象的な課題(仕事で成長できない、など)があれば、そこから一つひとつの具体的な問題に細分化して考えていくのが具体化。
具体的な課題(電話対応が多すぎてやりたい仕事ができない、など)がたくさん出てきたときに一旦俯瞰的な視点でまとめてみるのが抽象化です。
課題だけでなく、よかったこと・うまくいったことも同様に抽象化・具体化を往復します。抽象化された思考は「汎用的な学び」となって、次の経験に活かすことのできる「成長」に繋がります。

Stockrを学びのお供に

私たちが運営するふりかえりアプリ「Stockr」は、経験を成長に繋げる過程で活用いただきたいサービスです。

前述したとおり、経験から学び成長に繋げるためには、目的をはっきりさせておくことと常日頃からよく思考する習慣をもつことが重要だといえます。

Stockrはただのメモアプリではなく、「ふりかえりを促すアプリ」です。考えたことや気づいたことを書き留めたあとに、その中から定期的にピックアップしてリマインドしてくれる機能があり、それが大きな特徴です。例えば以下のように活用してはどうでしょうか。

👉どんな自分に成長したいのか、学ぶ目的をストックに書いてみてください。
そのためにこれから何を学び身に付ける必要があるのか思いつくことを書き出します。このストックは定期的にリマインドされるので、そのたびに、できたことや追加で必要だと思ったことなどを都度書き足していきます。
👉1日1回ふりかえりしたことをストックに書いてみてください。
1日の出来事についてふりかえってストックに書き溜めるときのおすすめの方法はこちらのnoteにまとめました。
特別でない毎日の中で気づきをストックする少しのコツ
👉その時々で考えた、役に立ちそうなこと、そうでもないこと関係なく様々なことを言語化して、とにかくストックに書き溜めるだけでも思考する習慣の土台になります。
そして考えた雑多なことを全く別のタイミングでふりかえってみることで、自分の思考とかなり客観的に向き合うことができます。そのときに感じたこと、気づいたこともストックに追記していってみてください。

具体的なストックは抽象的にまとめると何が言えそうか、抽象的なストックは日常の業務に落とし込むとどういうことになるか、一つのストックに対して何度も思考を重ねられるように設計しています。

いまひとつ活用できていないという方はぜひ今日からでも、毎日なにか一つご自身の考えを言葉にして書いてみるところから始めてはいかがでしょうか。

成長を自ら作り、進みたい方向に進む

「成長とは会社や環境が与えてくれるもの」以前はそんな考えがわりと主流ではなかったでしょうか。企業も「当社で長く働けばこんな立派な大人に成長できます!」と躍起になってアピールしていました。

その背景には日本の経済発展を支えた終身雇用制度があり、当時の真理だったと思います。そしていまは次の時代、学ぶ環境もキャリアも自分自身にとっての目的やメリットで選び取っていくことができます。 

思考する習慣を磨き、自分の核となる目的や目標をもってその実現にむけて自ら成長を積み上げていきましょう。

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