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チームでつくるふりかえり習慣

Stockrのプロダクト開発をしている富田と申します。「チームでやっている日々の終礼で、Stockrを使ったふりかえりを始めました」という話をシェアしたいと思います。

習慣化はむずかしい

この記事を読みに来られている方は、ご自身のふりかえりの習慣化でお悩みでしょうか。それとも、チームのふりかえりアクションの習慣化でお困りでしょうか。

良いとわかっていても、いくら重要感を認識していても、新しいことを習慣化するのは難しいものです。習慣化には3のつく壁があるといいます。3秒、3分、3時間、3日、3週間、3ヶ月、3年、30年... あなたや、あなたのチームで取り組んでいる新しい習慣は、どの期間の壁を越えてきましたか?次の壁はどんなものでしょうか。

日々の既存の習慣に組み込むことで、習慣化する

以前のnoteでも紹介した「複利で伸びる1つの習慣」によれば、習慣を身につける方法の一部として「はっきりさせる」「易しくする」といったテクニックが挙げられています。私たちは、チームでのふりかえりを習慣化するために、このテクニックを使いました。

具体的には、毎日欠かさずおこなっている終礼の中に、ふりかえりの時間を組み込みました。終礼はもともと業務終了のメリハリをつけるべく毎日定刻に実施していたものです。既に存在していたルーチンに新しい習慣を組み込むことで、習慣を実施するハードルを下げました。「易しくする」の応用です。

また、具体的なふりかえりの方法として、チーム全員で私たちが開発しているStockrを用いて、全員が自分自身のふりかえりをおこない、一日の気づきをStockrにストックし、これをコピーしてチャット(Slack)に貼り付けるということにしました。このように運用の仕方を決めてしまうことは、新しい習慣の実施における迷いを減らす、「はっきりさせる」の応用といえます。

Stockrに書いた気づきを選択して… Slackの終礼スレッドにコピペ→ (1)

チームでのふりかえり習慣は、新たな気づきを促す

毎日の終礼で、気づきのシェアを始めたことで、終礼の質がグッと上がったように思います。これまでの終礼は、当日にやってきた業務共有に加えて、困っていること、達成したことなども求めていたのですが、困っていることは随時チャット等で相談されていますし、達成したことの共有というのもなかなか運用がむずかしく、結果として、機能的・事務的な集まりとなっていました。

気づきのシェアでは、「〇〇がわかりました」だけではなく、「どんなことをしていたのか」「その結果、どうなったのか」「そこから何を考えたのか」ということまでが言語化されるため、それぞれに発見があります。メンバーお互いの気づきを聞くことで、聞いている側にも新しい発見があります。発見には「アハ体験」も載ってくるため、お互いの感情も感じることができるようになりました。

それぞれのシェアに、お互いの承認やフィードバックを重ねることで、結果としてチームメンバーの自己開示のレベルも高まり、信頼関係が強まっているように感じています。

おわりに

今回の記事では、ふりかえり習慣をチームで運用していることについて、私たちの取り組みを紹介させていただきました。ふりかえりを習慣化することにお困り・お悩みの方のご参考になれば幸いです。

私たちが開発しているStockrは、元々は個人一人ひとりのふりかえり・内省のためのプロダクトとしてつくってきたものでしたが、こうやってチームの気づきのシェアにも使うことができ、また、これがとても有意義な体験であると感じています。

もしStockrが、皆さんや皆さんのチームのふりかえり習慣構築、そしてより良い人生時間やチームづくりにお役立ていただけるのであれば、これ以上の喜びはありません。


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