見出し画像

嫌な部署から脱出した話

Twitter見てると不遇な部署で悩んでいる人が多いですね。呟きを見る度に自分も苦しくなります。
44歳、こんちくしょう!で始めた米国株投資(2019)」のその半年後、脱出編について書こうと思います。
転職が当たり前になった世の中では余り注目されませんが会社の規模が大きければ「異動で解決しないか試してみる」のも一つではないかと思います。もしかしたら会社ではなく今の部署にいることが問題かもしれません。
参考になるのか分かりませんが自分なりに考え方を変えたり、迷い悩み進んできました。少しでも誰かの気持ちが楽になれば幸いです。

助けてくれると思った新任の部長はパワハラ課長を担当課長にし、昔から良く知っている秘蔵っ子を係長にするために私を担当者として残しただけでした。まぁ自分の利用価値はそんなもんですね。うんうん。

案の定、何の方針もない係長の部下としての半年が経ち年度末が来た。評価実績を記入するシステムにログインしました。
何かのミスなのか期初に書いた目標や人物の評価項目に対する上司のコメントが表示されていることに気付きました。
パワハラ課長は人物像、評価を全否定して上司に申請していました。やっぱりね。
そして途中で間に入った後輩の係長が生意気にも評価していました。君に言われる程のレベルではないと思う。無理だなこれは。

「異動しよう」心に決めました

Twitterでは皆さん転職なんですが、転職しようというのは無かったです。
その一年前に転職サイトから申し込んでエージェントの面談に行ってきたときのこと。
入社来営業で扱う案件も大きいものは1~2億位で大きめの受注実績など経歴を記載し、40歳位の女性のエージェントと面談しました。
自分では御用聞きでは無く付加価値の高い『課題解決型の営業』をしていると思っていました。
エージェントから『販売しているシステムの(規模は大きいですが)これのどこが課題解決なのでしょうか?』
と言われたね。
一般に言うソリューションというのは、顧客の課題抽出、解決するソフトをほぼゼロからスクラッチで作って解決するようなものを指しているという事だそうです。
例えばアナログで回してるスーパーの販売分析、受発注から物流の最適化する様なシステムだって。へー。

また、年齢。40過ぎは扱い難いって。
今は若手登用がトレンドで30歳位の係長と35歳位の『イケイケ』の課長がメインだから40代は気を遣うって。
同世代の女性エージェントから出た『イケイケ』は分かり易かったね。

面談も終わり、お礼のメールで
『コミュニケーション能力が高く・・・』とお褒めの言葉をいただきました。
他に褒めることが無いってことだよね。
「20年も営業していて他に外で戦える強みが無いんだ」
これが分かっただけでも良かった。

転職は難しそうだ。出来たとしても条件が下がる。

「部署が嫌なのはそうなんだけど、その他の状況や会社はどうなんだろう。感情に任せて良い条件を手放してしまうのも勿体ない」
と考えてみました。

元々、気は優しく偉ぶらずやってきました。同僚との関係は良好で自分も冗談を良く言う方で良く笑ってくれます。笑いも乾いてはいません。(子供の頃からこの感度には自信があります)
給料は高くないけど低くもない。
試しに住宅ローンの組み換えをしてみても仮審査が30分も経たずにOKが出た。与信は良い。

まずは上司含めこの部署を変えてみようと思いました。
逃げたとか何と言われようがそんなことどうでも良い。

でもこれまでの20数年で何度も異動は経験しましたが自分から望んで異動したことはありませんでした。
さてどうしようかな。

パワハラ課長のことは労働組合にも文句言ってみたり、部長に言っても何も変わらなかった。部長が黙認しているのだから。
『不満を持っているのはあなただけではない』ってことだろう。
あなただけの言う事を聞く訳にはいかないよねそりゃ。
更にその上まで持っていって戦う為には証拠集めもしなくてはならないし、嫌な思いをした事を文章化するのは苦痛を伴う。
それにその時間もエネルギーも無駄だよね。

「異動先を決めてそこへ行く」ことにしました。

まず行先は、気心の知れた同僚の多く残る部署にしました。
昔若い頃にパワハラという言葉が無かった頃にめちゃくちゃシゴかれた当時の上司が統括部長する部署を尋ねました。
お話がありますと呼び出しました。
近況や色々と愚痴を話しても仕方ないので
「入社来やってきた直販セールスの経験を活かしてルートセールスに挑戦したい」と話しました。建前はシンプルで分かり易くが良いかなと。
真面目な話、直販営業の経験はルートセールスでも十分に活かせて高額な案件でもあの手この手を打ち受注力も高いので貢献は出来ます。
当時、ルートセールス部門は高齢化していて40代はまだ若手でした。
「いいよ」ってOK貰いました。
異動の仕方は、「パワハラが嫌なんですもう無理って言え。お前は大げさだから得意だろ、それでいけ」って皮肉交じりに助言貰いました。
そうだ。昔の上司は厳しかった代わりに若い頃の僕の事を良く知ってた。

ここ数年は部署を転々とし「特段の実績や特技の無い40代の社員」としてしか接して貰えてなかったからなのか嬉しかった。

行先は、OK貰えた。あとは今の部長に言うだけなので
「色々と手を尽くしていただきましたが、自尊心が持てませんでした」と涙ながらの演技も交えて異動を申し出ました。
本人の望むキャリアはルートセールスでそちらへ異動させたことで一件落着ってことで。

嫌だ嫌だと言う人は多いし、子供じゃあるまいしそんなの聞いてられないからね。
前向きな意志と受入れ先さえあればそれは通るんだ。
行先を見つけて、自分にとっても会社にとってもプラスで前向きなストーリーを主張するのが良いのかなと思いました。
上司もその支援をするという形でミスマッチやパフォーマンスの低い社員を放出できる。

今、異動して3年目ですが3年連続営業成績達成していて人柄も良く、仕事のできる後輩課長の部下で楽しくやっています。
部長も〇主任は面白いし、新しい仕事をやっているからもっと楽しんでやってと応援してくれています。
嫌な部署にいると何もかも辛いですが環境変えれば好転することもあります。
自分の考えを変えるって本当に大切だなと思いました。
今も悩んでいる人が多いと思いますがどこかで活躍できるところがあるはずだと自分を信じたいですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?