#7 横浜市国際学生会館さんにインタビューしたら、学生会館を起点とした国際交流の姿が見えた。
子ども食堂や地域の支援団体を応援し、地域の素敵な活動を紹介する番組、(株)StockBaseプレゼンツ「集まれ！地域ヒーローズ！」。
第7回放送では横浜市で留学生向けの宿泊施設を運営する、横浜市国際学生会館さんにヒーローインタビューを行いました。
当日の様子はSpotifyにて配信しております。あわせてお楽しみください。
団体情報
【ゲスト：横浜市国際学生会館さん】
住所：〒230 0048 神奈川県横浜市鶴見区本町通4 丁目171 番地の23
TEL：045 507 0121
HP：https://yish-yoke.com/
活動内容を教えてください。
1994年に横浜市が開設した留学生・研究者等のための宿泊施設です。
世界各国、地域から横浜に集まった留学生に対し住居を提供するとともに、留学生・市民間の交流イベントを行ったり、最近では留学生への就職サポートに力を入れたりしています。
他にも生活で困ったことの相談にのったり、日本語のサポート事業もしたりしています。
活動を始めたきっかけを教えてください。
開港から100 年を超え、日本がGDP で世界のトップレベルになり横浜を訪れる留学生が増える中で、市民から国際交流の場の一つとして留学生会館の設置が熱望されました。
これを受けて、国際交流の会合に利用できる研究室をそろえ、民間レベルでの交流が可能となる留学生会館が設置されました。
留学生に快適で廉価な宿泊施設を提供するとともに、交流事業を通して、地域における国際理解と国際交流の増進に寄与してきています。
活動を始めてうれしかったこと・良かったことを教えてください。
設置から約30 年が経過し、91 か国、2,269 人の卒業生を送り出しました。当館から卒業していった留学生たちが、国内外で活躍している様子を聞くことが、何よりうれしく感じることです。
また、退館時のアンケートで、90％以上の人が満足だったと答えていることも励みになっています。
地域の行事やお祭り、消防団活動などを通じて、地域の方々から学生会館の学生がいてよかったと言ってもらうこともあります。
活動を始めて大変だったことを教えてください。
国により宗教等からくる生活習慣の違いがあります。食べ物・通院・ゴミ捨てのルールの理解度も違うので、説明を曖昧にしないように心がけています。
曖昧にすると、自分の都合で解釈することもあるので。時によっては、日本でのルールを伝えることもあります。
現在団体が必要としている支援はありますか。
施設についていえば、築30 年を経過し老朽化が進んでいます。建て替えや大規模改修が必要な時期になってきています。また学生たちについていえば、就職活動のサポートや、日本語学習・生活サポートが必要な人もいます。
そして、地域活動に参加したい、といった留学生もいますが、なかなか自分だけでは地域に入りづらいので、地域参加しやすいきっかけがあると助かります。
団体の活動を続けていくために地域住民ができることを教えてください。
日本の文化を理解してもらうため地域の行事などに積極的に参加するように伝えています。
留学生たちが地域の小中学校等に出向いていく出前授業でも、自国の文化や習慣を地域の人々に伝えています。
地域の皆様にはいつも受け入れていただき感謝しています。引き続き相互理解のための取り組みにご協力いただければと思います。
団体の今後の展望を教えてください。
これからも多くの国から留学生を受け入れていきます。
当館の留学生は、専門学校、大学、研究機関など多岐に渡っていますが、この横浜に縁あって住んでいるので、この先もここで就職して生活していって欲しいですし、少しでも横浜の発展に寄与してもらえればうれしいです。
留学生からも市民へ向けて母国の文化等を伝えてもらうことでその国を好きになってもらい、良好な関係、一方的でない関係を今後も作っていきたいと思います。
番組情報
(株)StockBase プレゼンツ「集まれ！地域ヒーローズ！」では今後も地域の支援団体の皆さんをお招きし、その活動を応援してまいります！
毎週金曜12時は金沢シーサイドFM にてお会いしましょう。
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