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《フリーランスの方はおさえておきたい》労災の特別加入

フリーランスや個人事業主として働く方が増え、安心安全に働くための法整備も少しずつ前進しています。2021年以降、労災も任意加入できる範囲が芸能・アニメーション・自転車での貨物運送・IT関係の方へ拡がりました。

会社員を辞めて独立したり副業でフリーランスを目指す方は、この制度の対象になるかどうか確認しておくことをおススメします。もし同じ内容の民間保険に加入する場合でも、比較して検討できますね。

1.労災保険とは?

労働者が業務や通勤が原因でケガ・病気・障害・死亡した場合、ご本人やご遺族が国から受けられる保険給付や支援制度です。保険料は事業主が負担します。

2.特別加入とは?

労働者以外でも業務の実情や災害の発生状況などからみて、労働者に準じた保護が適当と認められる一定の方が特別に任意加入できる制度です。保険料は自己負担です。

3.特別加入の対象者は?

  • 中小事業主等(例:労働者50人以下の小売業etc…)

  • 一人親方等(例:個人タクシー、自転車でのフードデリバリーetc…)

  • 海外派遣者

  • 特定作業従事者(俳優、ダンサー、美術装飾、照明、アニメ作画、アニメ編集、Webデザイナー、ITコンサルタント、システムエンジニアetc…)

4.保険料は?

ご自身が保険給付の基準となる1日あたりの金額(給付基礎日額)を選択し、事業(労災事故のリスク)に応じて定められた保険料率をかけて計算されます。1日あたりの金額は、3,500円から25,000円の範囲で設定されています。

5.手続きはどうする?

ご自身で直接手続きするのではなく、「労働保険事務組合」や「特別加入団体」という国から認可された所に依頼して手続きします。

詳細はこちら⇩



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