stk

会社の“変わる”をささえる社労士。業務改革・新しい働き方・人材育成・テクノロジー・メン…

stk

会社の“変わる”をささえる社労士。業務改革・新しい働き方・人材育成・テクノロジー・メンタルヘルス・コミュニケーション・脳科学・心理学。好きなもの:海、音楽、コーヒー、柴犬、読書、京都

最近の記事

  • 固定された記事

《働く人はおさえておきたい》仕事の優先順位の基準

現在の仕事の優先順位 みなさんの仕事をふりかえると、次の図の①~④どこに当てはまりますか? 「①:緊急&重要ではない」「②:緊急&重要」に当てはまるケースが多いかもしれません。「④:緊急ではない&重要」は後回しになりがちです。一番避けたいのは「③:緊急ではない&重要ではない」ですね。 自分の基準にズレがないか ただ、緊急かどうか・重要かどうかの基準が人によって時代の流れによってズレる可能性があります。知識や経験の差だったり、会社や業界の慣習の違いだったり、顧客との関係

    • 《働く人はおさえておきたい》沈黙の危うさ

      『沈黙の文化は危険な文化である。』 この言葉にドキッとした方はいませんか?みなさんの職場を思い浮かべると、いかがでしょうか?メンバーからネガティブな報告や相談はないし、従業員満足度アンケートでも気になる結果は出ていないので、特に問題はないとおっしゃる方がいるかもしれません。 しかしながら、時間の経過とともに →社内のコミュニケーション不足→想定外の退職者→お客様からの不満の声という悪循環にはまってしまうケースを耳にします。 上司がポジティブな報告しか歓迎していなかったり

      • 《睡眠サイクルを活かす》

        みなさんの必要な睡眠時間はどれくらいでしょうか?睡眠不足は、肥満や脳の老化にもつながると言われています。もし、休日に平日よりも2時間以上多く眠るようであれば、睡眠負債がたまっている状態だそうです。 今回は睡眠サイクルを理解し、より良い眠りのためのヒントを探っていきたいと思います。 まず、下図の睡眠サイクルをご覧ください。 入眠から覚醒まで、ノンレム睡眠とレム睡眠が交互にきていますね。注目すべきは、最初の深いノンレム睡眠です。これをしっかりとれるかどうかが快眠のポイントに

        • 《働く人はおさえておきたい》家族の介護で離職しないために

          介護をしながら働いている人が年々増加しています。総務省統計局の調査によると、年齢階級別で最も高い割合は、男性は「50~54歳」で88.5%、女性は「50~54歳」で71.8%を占めているようです。  人口ピラミッドの令和2(2022)年で人口が多いのは、65歳~74歳。これから介護が必要なタイミングに向かっていきます。その人たちを主に支えるのは、30代40代。 出産や育児に関する制度は子供の年齢に合わせて設計されているため、産休・育休・職場復帰のプランがある程度立てやすい

        • 固定された記事

        《働く人はおさえておきたい》仕事の優先順位の基準

          《働く人はおさえておきたい》熱中症への備え

          梅雨の湿気や気圧の変化で体調不良を起こしやすい時期に入り、食事・運動・睡眠など普段以上にケアが必要になってきました。梅雨が明ければ、猛暑による熱中症も心配です。 もし、下記のような症状が出た場合には、熱中症の可能性があります。 屋外の業務に従事している方や、外の移動が多い方は特にご注意なさってください。こまめに休憩をとって無理はなさいませんように。会社としても、社内アナウンスをおこなうなど安全衛生管理対策を徹底していきたいですね。

          《働く人はおさえておきたい》熱中症への備え

          《働く人はおさえておきたい》これからの人のつながり

          みなさんの会社では、同じチーム/他のチーム・社内/社外など、人のネットワークはどのように結びついていますか? 同じネットワークの交流=強いつながりであれば、お互いの人柄や仕事のスタイルを知っているので、暗黙知(経験値や勘のような言語化しづらい個人の頭の中にあるもの)を共有しやすいかと思います。その反面、新しいアイデアを生み出すのはなかなか難しい。そのデメリットを補うのは、異なるネットワークの交流=弱いつながりです。より大きな幅広いコミュニティへの架け橋となり、新しいきっかけ

          《働く人はおさえておきたい》これからの人のつながり

          退職金(一時金)には、所得税・復興特別所得税・住民税がかかりますが、勤続年数に応じた退職所得控除があったり、他の所得と分けて課税されるなど税負担が軽くなっています。『退職所得の受給に関する申告書』を必ず所定の期日までに会社へ提出しましょう。 ☆すてきな一日を☆

          退職金(一時金)には、所得税・復興特別所得税・住民税がかかりますが、勤続年数に応じた退職所得控除があったり、他の所得と分けて課税されるなど税負担が軽くなっています。『退職所得の受給に関する申告書』を必ず所定の期日までに会社へ提出しましょう。 ☆すてきな一日を☆

          賞与も健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料・介護保険料(40歳~64歳)がかかります。そのうち健康保険と厚生年金には上限額があり、それを超えるとかかりません。上限額は…健康保険:4/1~翌年3/31の累計額で573万円、厚生年金:1か月当たり150万円です。☆すてきな一日を☆

          賞与も健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料・介護保険料(40歳~64歳)がかかります。そのうち健康保険と厚生年金には上限額があり、それを超えるとかかりません。上限額は…健康保険:4/1~翌年3/31の累計額で573万円、厚生年金:1か月当たり150万円です。☆すてきな一日を☆

          6月給与から「新年度」の住民税が控除されます。前年の1月~12月の所得にもとづいて課税されますので、手取り額が変動する可能性があります。税額の詳細が記載された通知書が届いたら、捨てずにチェックしましょう! ☆すてきな一日を☆

          6月給与から「新年度」の住民税が控除されます。前年の1月~12月の所得にもとづいて課税されますので、手取り額が変動する可能性があります。税額の詳細が記載された通知書が届いたら、捨てずにチェックしましょう! ☆すてきな一日を☆

          《脳とSNSの関係》

          ワクワクした感情や楽しさと共に分泌されるドーパミン。行動する動機を与え、集中力を高めるときに必要な脳の神経伝達物質です。 *集中力と脳については、下記の記事をご参照ください。 脳は生存の可能性を高めるため、周囲の環境を理解しようと新しい情報(≒不確かな未来への期待)を探し求めます。このときにドーパミンを産生する細胞が反応します。 他人が何をしているのか。お互いにどんな関係にあるのか。誰が信用できて、誰と距離を取った方がいいのか。誰が誰に恨みを抱いているのか。誰に気を付け

          《脳とSNSの関係》

          《管理職の方はおさえておきたい》解雇と退職勧奨の違いを知っていますか?

          ちょっとした認識のズレが思わぬトラブルを招く。退職の場面において混同しがちなのは解雇と退職勧奨。今回は、その違いにふれていきます。 1. 解雇とは?退職勧奨とは?   解雇は、会社の「一方的な」意思表示により労働契約を解消することで、社員の同意はいりません。日本では長期雇用を前提としているため、解雇は非常に厳しく規制されています。 一方、退職勧奨は、会社が退職理由と退職してもらうための条件を提示して退職を勧め、社員と交渉し双方の合意により退職が決まるものです。規制の厳し

          《管理職の方はおさえておきたい》解雇と退職勧奨の違いを知っていますか?

          《人事の方はおさえておきたい》副業・兼業する時の労働時間

          「労働者が就業時間以外の時間をどのように使うかは基本的に自由である」という考え方が広まり、副業・兼業を認める会社が少しずつ増えてきました。社員として雇用されるケース、業務委託として請負や委任で行うケースなど、スキルアップや多様な働き方を目指す方も多いのではないでしょうか? 今回は、2つの会社で社員として働く際の労働時間についてふれていきます。 社員として雇用される形で副業・兼業を行う時は、原則、会社は自社と副業・兼業先の労働時間を通算して管理する必要があります。社員からの

          《人事の方はおさえておきたい》副業・兼業する時の労働時間

          《管理職の方はおさえておきたい》試用期間の落とし穴

          新しい環境でスタートを切った方、新しいメンバーを迎え入れた方。入社後しばらくは、不安・緊張・ワクワク感など落ち着かないですよね。そんな時に見受けられる職場の誤解についてふれていきます。 1. 試用期間とは 本採用前に人物・能力・勤務態度など社員として適性があるか見極める期間を試用期間といいます。法律に定められている制度ではありませんが、多くの会社が取り入れており、期間は3カ月~6カ月が一般的です。試用期間だからといって、簡単に解雇できるわけではありません。 2. 試用期

          《管理職の方はおさえておきたい》試用期間の落とし穴

          《脳と不安の関係》

          新しい環境に飛び込んだり、初めてのことにチャレンジしたり…ワクワクする一方で不安を感じる。将来について漠然と不安になる。 いったい、不安はどこからくるのでしょうか?そのメカニズムを理解できれば、不安の予防・対処につながるかもしれません。 スウェーデンの精神科医アンデシュ・ハンセンさんの著書「ストレス脳」を通して、不安をのりこえる方法を探っていきます。 1.脳の目的 脳の目的は「生き延びて遺伝子を残す」こと。健康や幸せではありません。常に精神的に元気でいることは、実は非

          《脳と不安の関係》

          《フリーランスの方はおさえておきたい》労災の特別加入

          フリーランスや個人事業主として働く方が増え、安心安全に働くための法整備も少しずつ前進しています。2021年以降、労災も任意加入できる範囲が芸能・アニメーション・自転車での貨物運送・IT関係の方へ拡がりました。 会社員を辞めて独立したり副業でフリーランスを目指す方は、この制度の対象になるかどうか確認しておくことをおススメします。もし同じ内容の民間保険に加入する場合でも、比較して検討できますね。 1.労災保険とは? 労働者が業務や通勤が原因でケガ・病気・障害・死亡した場合、

          《フリーランスの方はおさえておきたい》労災の特別加入

          《人事の方はおさえておきたい》テクノロジーを活用するために始めたこと

          人事の分野にも、採用マッチング・人事評価・メンタルヘルスケア・離職予測などテクノロジーを活用した様々なサービスが増えてきました。すでにシステムを導入された方は、効果的に活用されていますでしょうか? 以前、採用応募者の適性検査(能力+性格)システムを利用したものの、データの理解や検証が不十分で入社者のマネジメントに活用できなかった経験があります。 その反省から、人のバイアスやデータの使い方を学ぶべく「脳科学」「統計学」の本を読み漁るようになりました。今回は、入門編として、こ

          《人事の方はおさえておきたい》テクノロジーを活用するために始めたこと