専攻医2024

医師5年目 後期研修医3年目

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最近の記事

若手医師が今やるべきは外貨建て資産を貯めることだけど、それだけに固執すると人生を見失う

今後の日本社会および医療の行末を考えると、若手医師が置かれる状況はますます過酷になっていくことはほぼ確定している。 ただでさえ高齢化が進んでいる中で、団塊の世代が後期高齢者となり、「高齢者の高齢化」が進んでいく。一方で働き手の現役世代の人口は急激に減少していく。医療費は増加し、それに伴い社会保険料負担は増加していく。医療制度全体を見れば、医師の給与を相対的に削って制度の延命をはかる機運が起きてもおかしくはない。 こうした未来が確定している中で若手医師がやるべきことは、 今

    • どんなに忙しくて時間がなくても、自発的な活動もしないと心が死ぬ

      後期研修医という病院のヒエラルキー最底辺(初期研修医は「お客様」扱い)として働いていると、朝〜夜遅くまでの勤務が多い。 帰宅したら飯食って少しyoutubeやSNSを見て過ごし、仕事の調べ物をして、風呂に入って寝る。朝起きたら仕事に行く。 こういう生活スタイルになりがちだ。だけど、こういう生活は自分にとって確実にメンタルをすり減らすことに最近気がついた。心が死んでしまう。無味乾燥な日々。 だからこそ、隙間時間を積極的に作って別の活動をするように心がけている。youtubeや

      • 急性期からピボットする若手が増えている件について

        周囲を見渡すと明らかに増えています。 後期研修から大学医局に入局して、後期研修プログラムを修了したタイミングで、あるいは専門医資格を取得したタイミングで、つまり卒後5〜7年程度のところで医局を離れて急性期病院勤務や当直・オンコール業務から離脱、慢性期病院やクリニックに転職、それによって自由な時間を増やして家庭(家事や育児)とのバランスをとる。 身近なケースですが、将来を嘱望されていたような人材でさえもそうなっていることを知り、衝撃を受けました。この流れは止まらなさそうです。

        • 男女にとっての恋愛と結婚

          結婚するかどうかは男に主導権があり、恋愛では女に主導権がある 女子は中の下以上のルックスであれば、アラツー〜20代半ばにかけて男から死ぬほどチヤホヤされます(場合によってはそれ以降も)。生まれつきLv.100の無双状態。ここで異性レベル的に格上の男やハイスペ男が寄ってくる。そして男に対する目が養われ、さらに男に対する要求レベルが上がっていく。 一方で男の場合、「男であること」自体に価値はなく、武器を手に入れてレベルを上げていく必要がある。定期的にトレーニングをして食事に気

        若手医師が今やるべきは外貨建て資産を貯めることだけど、それだけに固執すると人生を見失う

          働き方改革の流れにただ身を任せるのはヤバい

          最近は働き方改革の普及により若手含めて早く家に帰ろうみたいなムードになっている。また以前は上司から熱く指導されたり、説教されたり、苦言を呈されたりとかがあったのだろうけど、今ではポリティカルコレクトネスという概念が普及し「ハラスメント」が叫ばれるようになった。上司は明らかに部下に気を遣うようになっている。特に女性に対して。 そのためか、上司も部下に対してあれこれ指導する場面は少なくなり、説教する機会もほとんど見かけなくなっている。そもそも上司が部下に必要最低限以上に関わらな

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          今の若者は金ばっかりとよく言われるけど

          仕方がないことだと思う。 多くの若者はこの国の将来に希望を持つことができていない。国の将来に希望を持つことができないため、自分の人生の将来にも希望を持つことができていない。 将来に希望を持つことができず、漠然とした不安感がある。それを解消するために「目先の金を手に入れよう」としている。金を手に入れれば自動的に幸せになるわけではないけれど、少なくとも「自由に使える金が全くないという不幸」を避けることはできる。そのための手段として若者は「目先の金を手に入れよう」としているので

          今の若者は金ばっかりとよく言われるけど

          結婚したがらない男性医師

          が最近増えていると思います。医師に限らず結婚適齢期の男性全般に言えるかもしれませんが。 今後本給は下がっていくのはほぼ確定で税金も上がるため手取りは減っていくしインフレしているし、 自分の収入だけで家庭を支えることは難しい。 だからこそ結婚相手は吟味して地雷嫁を避けないといけない。 結婚後は共稼ぎで家事育児分担は当たり前、 そしてATMとしてうまく機能しない(金を稼げなくなる)、あるいはそのほか問題(浮気や不倫など)を起こしたら一発退場。 さらに結婚制度により、稼ぎの多くを

          結婚したがらない男性医師

          若手医師の資産形成

          独身で身軽なうちにどれだけ貯められるか これを最近強く感じています。アラフォーのオーベンたちを見ていると、家を購入して住宅ローン、子供の学費(中学受験)などで出費がかさんで家計はカツカツ、当直で頑張ってお金を稼いで自分自身は小遣い月数万円で弁当生活、みたいな人が多い気がします。 結婚して家庭を持つと、金は貯まらない。家族の生活費、子供が育つと教育費、学費がかかるようになる。累進課税で本給手取りは増えにくい。今後医師の本給は下がることは既定路線なのでなおさら。 だからこそ、

          若手医師の資産形成

          自己紹介

          そういえば自己紹介を載せていませんでした。 現在医師4年目(2024年度から5年目)、某診療科で専攻医2年目をしている者です。現在twitterでは専攻医2024(@medicapitalist)のアカウントで活動しております。 これからもぼちぼち発信していこうと思います。よろしくお願いいたします。

          令和の医師の結婚戦略を考える(男性編)

          最近周囲で結婚報告が相次いでいることもあり、今回は令和時代の男性医師の結婚について少し考えてみたいと思います。 実家がよほどの金持ちでなければ、同業(女性医師)との結婚を前提に考えた方がいい 日本の今後の政治、社会情勢を踏まえると、医師の給与は(他の業種と比べ相対的高給は維持されると思われますが)現在と比べ、徐々に引き下げられていくことは既定路線と考えられます。そのため医師1人の収入で家族を養うことは難しく、「医師と専業主婦の家庭で、医師が大黒柱として稼ぐ」という昭和時代

          令和の医師の結婚戦略を考える(男性編)

          挫折や失敗は終わりではなく始まりである

          絶望や失敗を経験するとこの世の終わりのように感じるけれど、後から振り返ってみれば、それが次の成功や何かを手に入れることにつながっている気がする。 だから失敗は財産みたいなもの。 僕は一応医学部に現役合格をして現在医師(4年目)をしているけれど、今までずっと順風満帆な人生を歩んできたわけではない。 中学受験では第一志望は不合格、あまり行きたくなかった第二志望の学校へ行くことになった。 大学時代では恋愛で女の子にことごとく振られた。 大学を卒業して初期研修が始まった頃、

          挫折や失敗は終わりではなく始まりである