Photo by ynk_3116 詩 〈繚 乱〉 3 よかぜ 2024年2月12日 20:05 真っ青な空の端から堕ちてくる背中のショウセキは長い怠惰と稀にみる狭い了見の報いそれでも人並みに身過ぎ世過ぎの間には幻の女の幾体かに美しい手技を披露するひとときもあったのだ岩棚を吹きすぎるゆるい風がつゆの寝覚めをうながすもう幾万年眠ったらあの水色の夢の端にたどり着くのか果てしない思いに茫々とした時を刻み涼やかな目元の凛とした横顔を待っている愛しい君が散策する若草台から跳ね上がり一億キロ上空から一族の起居するカモシカ団地にいま真っ逆さまに堕ちてくる独り寝の夢の内外に咲き乱れる極彩色の百花繚乱その柔らかな桃色の喉のうち ダウンロード copy この記事が参加している募集 #振り返りnote 87,036件 #写真 #毎日note #小説 #イラスト #詩 #note毎日更新 #振り返りnote #詩のようなもの 3 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート