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これからのリーダーはカリスマでなくていい

これからのリーダーの役割って、多くを語らず静かに場を整えていくことなので、特にカリスマ性などなくてもいいんです。
今までは声が大きい人とか、チーム全員を引っ張っていける人みたいなイメージでしたけど、これからは存在感があることよりも、潤滑油みたいなタイプがリーダとしてやっていくのかなと思っています。

ピラミッド形の組織というの少なくなっていくだろうし、上が下を管理するというのは、そもそも機能的ではないですから、新卒で新入社員を採用したところで、慣れるまでに矛盾を感じてしまうことも増えるでしょう。

昔は石の上にも三年という言葉もありましたが、石の上に三年もいたら腐ってしまって使い物にならないんですよ。それはもう昭和の価値観で、激動の時代になった今では通用するものではありません。

貨物列車は先頭に機関車がいて、全体を引っ張っていくというスタイルをとていますが、昔は客車も同じで先頭の機関車が牽引していました。
現在はそれが電車に変わりましたが、電車というのは例えば新幹線のように編成が長くても、モーターがついている車両が何台もあるので、加速力もあれば最高速も速いし、何よりも安定しています。

例え話なのでわかりにくいかもですが、これからのリーダーというのは電車の運転手みたいなもので、加速したりスピードを制御したりはあっても、動力がある車両は分散しているので、力強く全体を引っ張っていく感じではないんです。

だから今までのようなカリスマ社長みたいなタイプは少なくなるし、「個」の集合体が組織となり、組織ありきでそこに人が集まるという発想ではなくなるので、リーダー的存在はみんなの世話役みたいな感じでしょうね。

一億総サラリーマンと言われた時代から、一億総タレントの時代になり、これからはさらに個としての活動や活躍が目立つようになるでしょう。
ただ全員がそうなるわけではないので、組織にいて言われたとおりに仕事をするのが向いている人もいるし、それが好きな人もいます。

いろんなタイプの人がいて、それぞれの性格や個性に応じた生き方をすればいいだけのことだし、どっちがいいとか悪いとかいう話でもありません。
そしてお互いの違いを認め受け入れ、それぞれの役割を果たしていけばいいのです。

なのでリーダーの役割や役目というのも当然変わるし、全体をまとめる世話役みたいな人であるということは、人間的にもバランスが取れていて、比較的穏やかな人だということでしょうね。

なのでブルトーザーみたいなワンマン社長というのは、昔話として懐かしい存在になりそうです。
昭和の時代にはそういうタイプの人が時代を築いていったのですが、もう今はすっかり時代が変わったし、きっと世代交代も早いでしょうね。



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