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プロっぽい広告だと敬遠される

最近広告に詳しい友人から聞いた話では、企業の広告担当者もテレビ世代ではなくなってきているので、テレビCMを制作する際にも、広告代理店や制作会社サイドに素人っぽさを要求することが増えているそうです。
いかにもプロが作りました!っていうCMは引かれてしまうようで、宣伝してます感が匂うと消費者にとって興味の対象から外れてしまうのです。

自社の商品の広告ですから、広告主はいいことしか言わないので信用されないってことなんですよ。
つまりリアリティや信憑性がないものは受け取ってもらえないってこと。
皆さんもそうだと思いますが、この人はと思えるインフルエンサーが推してる商品だと買ってみようかなと思ったり、レビューを見て判断することが多いですよね。
情報は受け取るものではなく見つけにいくものに変わったのです。

先月も「広告も今までの手法が通用しなくなってきた」という記事を書きましたが、いよいよ広告の世界でも今までのプロの技術や感性が通用しなくなってきていて、広告も根本的なところから発想を変えなければならないところにきているようです。


これからの人たちは、自分の居場所を探すのはそんなに難しいことではないかもしれませんが、今までのプロにとっては、業種に関係なく自分のアイデンティーを保つのは難しくなってきました。
例えば写真やデザインは誰もが簡単に手掛けられるようになったし、予算がなければ自分でやればいいわけで、わざわざプロにお願いするということがなくなります。

そして繰り返しやっていくことで技術は間違いなくアップしますから、今までのプロは何か新しい自分にしかない個性を打ち出すか、業態を変えるか、何らかの対応策を考えねばなりません。

広告の世界でも、商品のイメージを作り上げることで支持されるというのは過去の話で、そこにリアリティーがないと嘘っぽくなります。
おまけに今までのように、広告主がマスメディアを使って押し付けるような広告の打ち方は、反感を買ったりイメージダウンにつながる可能性すらあるのです。

これは個人レベルでも同じことです。
ショップチャンネルを開設してるとして、商品の解説ばかりするよりも、その商品が生まれるに至った歴史とか、どれくらい愛情をを込めて作ったものなのかが伝わったほうが、商品価値が上がるのです。

なので広告というのは宣伝すればいいというものではなくて、広告主と商品またはサービスの関連性や思いが伝わらないと、近い商品やサービスとの差別化ができないのです。
個人事業主として自立するためには、ここをしっかりと把握して、自分にしかできない方法を編み出していくことですね。


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