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時代の変化に弱いのは今までのプロ意識が抜けない人

プロにはプロとしての知識や技術や経験があって、今まではそれで収入を得て生活が成り立っていましたが、今まで経験がないような変化の時代を迎え、今までのプロが突然職を失うようなことが起きています。

音楽でいうと、レコーディングエンジニアって、スタジオのでっかいコンソールを操れないとできない仕事でしたけど、今は音楽ソフトが充実したため、そんなに多額な投資を必要としないし、誰もがレコーディング&ミックス&マスタリングまでできるようになったので、レコーディングエンジニアの需要がかなり減少しました。

写真もそうですね。
スマホのカメラ機能のクオリティーも高くなり、レタッチやエフェクトなど、いくらでも後から修正できるので、スタジオで本格的な撮影でなければ、ある程度素人でもできるようになりました。
なのでほとんどの場合、わざわざカメラマンを雇う必要がありません。

先にも書いたように、プロにはプロの知識や技術がありますが、そのこだわりがあまり必要ないという場面も増えてきていて、その知識や技術にこだわりすぎるが故に、敬遠されるということもあります。

ではその知識や経験が無駄なのかといえばそんなことはなくて、それを生かすために新規ビジネスを編み出すとか、何らかの方法を考えていけばいいのです。つまり今まで通りのやり方で仕事が成立しないなら、自分でその能力を生かす場所を作るしかないのです。

世の中が急激に変化していくことに対して文句を言ってもしょうがないし、ただ指をくわえて黙って見ていてもダメなんですよね。
自分が創造主であることを思い出して、新たな職業を作り出すとか、または思い切って転職するということも含めて、自分自身でレールを敷いていかなければなりません。

今までのプロの定義にこだわり過ぎるのは危険です。
今までの仕組みで成立していたことが通用しなくなったなら、新たな道を探すしかないのです。
これは新たに自分の可能性を引き出していくということですから、アンラッキーなことではなくチャンスですからね。

昔から言われていますが、「強い者、賢い者が生き残るのではなく、変化できる者が生き残るのだ。」というのは本当にそうだと思います。
変化できない者は変化に弱いということでもあるので、この急激な時代の変化にどう対応していくのか、本気で取り組んでいきたいですね。


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