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北海道に移住した本当の理由

昨年の1月に北海道に移住し、道南での音楽イベント制作やアーティスト育成を継続してきましたが、その流れで来年の6月には音楽を含め、さまざまな要素を含んだフェスを開催する予定です。
音楽アーティストやクリエイター、イベント運営のスタッフなどなど、人材育成のための環境づくりを心がけているのですが、本格的に軌道に乗り始めたといったところです。

25年ほど前になりますが、道東の屈斜路湖あたりに通い詰めていて、その環境の素晴らしさに魅了され、ベースになる場所を確保しようと小さな一軒家を購入し、同時に釧路川のほとりに1,500坪の土地も購入し、将来ここにクリエイターが集まって、切磋琢磨できるような場所にしたいという構想がありました。

当時は東京から釧路にフェリーの航路もあったので、比較的アクセスもよかったのですが、その航路が廃止になってからは自然と足も遠のき、最終的に道東でのアプローチを諦めたという経緯があります。
そして縁あって道南に移住することとなり、25年前に考えていた環境作りをこの地で始めたというのが大枠の流れです。

ここには大沼&小沼という湖があり、森の中に街があるので屈斜路湖エリアと環境が似ています。
そして何よりも函館空港、新幹線の新函館北斗駅、青函フェリーなど、本州からのアクセスもよくて、函館市までクルマで30分ほどの距離に位置しているので、だだっ広い北海道の中では、コンパクトにまとまっていて便利な土地です。


いつも言ってますが、今はネットさえ繋がっていれば、どこでも暮らしていくことができます。音楽活動するために東京に出ていく必要もないし、地元に拠点を置いて世界に向けて発信することもできます。

道南を拠点に活動するミュージシャンも増えているし、カメラマンやイラストレーターなど、一時期東京で活動していた人も戻ってき始めていて、やはり人の流れは都会から地方へと方向転換したようです。

人も情報も多い東京での生活は、出会いも刺激も多いのは確かですが、人や情報が多いことのデメリットも出始めてるし、家賃と生活費を払うために、ある程度の収入を確保しなければならないのは大変なことです。
まぁでも全ては個人による選択なので、どちらかが正解ということでもないし、自分に合った環境を作れれば何も問題ないのですが。

僕自身は地方で暮らすことを選択したので、今後も道南から情報を発信し続けるし、ここで素晴らしいミュージシャンを育て、音楽イベントなど開催しながら、人と才能がいい感じで交わるような場所にしていきます。
この環境ならではの音楽もあるし、何よりも自然が豊かな場所での制作作業は、五感も冴えるのでインスピレーションも受け取りやすいのです。

6月6日(日)に開催するWONDER LIVE #6は、ちょうど一年後に予定しているフェスに向けての準備でもあり、出演者も運営スタッフも、よき経験の場となればいいと思っています。
四半世紀前からイメージしていたことが少しずつ形になり始めているので、やはりイメージすることは本当に大事なことだと思うし、また移住したことで弾みがついたので、結果的に導かれたのだという感覚すらあります。
本来やりたかったことに着手できたので、これからが本当に楽しみです。


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