人間関係はお互いが役を演じているようなもの
大人になって社会に出てからは、人間関係で酷い目にあったり大変な思いをしたこともあったけど、それは必要な経験だったと今は思えます。
まるで親兄弟のように面倒を見てくれた先輩もいたし、いろんな経験を積み重ねたことで、人との付き合い方や距離感を学ぶことができました。
もちろん自分の至らなさから、とんでもない迷惑をかけたこともあって、当時はそんな自分が情けなくて落ち込んだこともあります。
その時に先輩に相談して言われて驚いたのが、「相手もそれを体験したかったんだよ」という一言でした。
当時はそれを素直に受け取ることはできませんでした。
自分が犯してしまったことで、一方的に相手に迷惑をかけているのに、それを相手もそれを体験したかったなんて、そんな自分勝手で不遜な考え方はできなかったんですよね。
でもあれから時間が経って、さらに経験を積み重ねていく中で、人生にはいいも悪いもなくて、その経験から何を感じ何を学ぶかということなんだな、ということが腑に落ちました。
人間関係はお互いが役割を演じているだけで、そこに悪意があるかないかというのもあまり関係なくて、宇宙の視点から見たら、悪役を演じたかったのだということがわかります。
もし今「この人苦手だな」とか、「なぜこんな酷いことをするんだろう」という人が身近にいたら、その経験を通していろんなことを学ばせてもらっているということです。
もし無人島でたった一人の生活をしていたら、「自分」しか存在しない世界なので、「自分」という個体すら確認することができません。
相手と価値観にズレがあることで、「あ〜。自分はこういう考え方をする人間なんだな〜」みたいな気づきが得られないのです。
そういう機会が一切ないとしたら、自分と他人の区別すらなくなるだろうし、実際にそういう生活をしたことはないけど、めっちゃ人恋しくなるかもしれませんね。
波動の法則から言うと、今の人間関係も自分が創造しています。
ということは、配役を自分が設定しているということで、もし嫌な人ばかりだな〜と思っていたとしても、それは自分がそうしたのであって、他の誰かに責任を押し付けることはできません。
そして気付きを得て相手との関係をクリアした時に、相手は「嫌な人」ではなくなり、その学びは終えることになります。
逆に向き合わないで逃げてばかりいたら、その関係は続くことになるので、やはりどこかのタイミングでしっかり向き合って、自分の中で解決することが大事ですね。
これから人間関係も大きく変わるでしょう。
ガラリと入れ替わる人もいるかもしれません。
この人は自分にとってどんな役割を演じてくれるのだろうと言う視点があれば、いちいちイラッとしたりムカついたりしなくていいですよね。
やはり俯瞰で見ることは大事です。
ちょっと視点を変えて今の人間関係もぜひ見直してみてくださいね。
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