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都会の生活と田舎の暮らし

都会での生活が長かったので、そのメリットもデメリットも知っています。かつて自分がそうだったように、都会に憧れる気持ちもよくわかるし、人も情報も多いので、その中で経験できることはたくさんあります。

1年前に移住して田舎暮らしを選択しましたが、全く後悔はないし、新たに気づいたこともたくさんあって、やはり経験しないとわからないことってあるし、都会と田舎を比較することも無意味だし、「選択」なのだとつくづく思いますね。

高校生の頃、親の仕事の関係で、陸の孤島と言われるような場所に住んでいましたが、とても閉鎖的な土地だったので、親を見ていて大変そうだなぁ〜と思っていました。
それから比べると大沼は、移住者やUターンの人たちが多いということもあって、人付き合いに関しては都会と変わらない印象です。
今現在、移住者がさらに増加しているので、もっと交流が深まっていく予感がしています。


昔の価値観は、大きくなることや増加させることがいいことだとされていて、会社も事業を拡大させ、売上を増加させることを目的としていたし、都市も人口が増加することで、環境が整い住みやすくなるというイメージがあったように思います。

確かにそれが機能している時代もありました。
でも今はそれが手かせ足かせになっていることも多く、今回のようにウィルスが蔓延すると、デメリットの方が大きい気がします。

会社に行くことが仕事だったのに、突然リモートワークになったことで、会社に行かなくても仕事が成立すること、離れた場所の人たちが出張して集まらなくても、オンラインで会議できることなど、常識が一気にひっくり返りました。
そうすると、河川も空気も汚れ、コスパが悪い都会に住むことのメリットは、あまり感じられなくなります。

今までは、リタイアしてから移住するというイメージが強かった気がしますが、これも変わっていくでしょうね
自然が豊かな場所で、自分で野菜を作りながら、のびのびと子供達を育てたいという人たちも増えてきました。

実際に移住された人たちと話をしてみると、とても個性的な人が多いことに驚かされます。
キャンプやカヌー、スキーやスノボなど、アウトドアの遊びやスポーツを楽しみたいという人もいるし、木工品や野菜、パンや乳製品を作ることにこだわっている人もいます。

大学を出て安定した企業に就職するという価値観が崩壊した今、自分がやりたいことを形にしていくのには、田舎暮らしのほうが向いている気がしてなりません。
音楽やデザイン、絵画や写真などのクリエイターにとっては、自然が豊かな場所にいるほうが五感が冴えるし、たまに都会に行って人に会ったり打ち合わせすれば、メリハリがあっていいんじゃないですかね。

音楽に限っていうと、ミュージシャンがスタジオに集まってレコーディングするケースは稀になり、自宅での作業が圧倒的に増えました。
北海道の住居は基本ペアガラス(二重窓)なので、遮音性も高いし、自宅でのレコーディングに適しています。
冬は乾燥してるので、アコギや打楽器はよく鳴りますよ〜。

どんなに離れていても、データのやり取りで成立するし、プロモーションに関しても、マスメディアを必要としなくなりましたから、都会にいなくてもいいんですよね。

昔は音楽やるために東京に行く!みたいなことでしたけど、人が移動しなくてもできることが増えたので、住みたい場所に住んで、自分にとって最高の環境を整えたほうがいいでしょう。
やっぱり環境って大事です。


最近はこういう風景を眺めながら、よくカーペンターズを聴いてるんですが、めっちゃ癒されるし、なんとも言えない幸福感に満たされます。

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