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貨幣経済から評価経済へ

岡田斗司夫さんが「評価経済社会」という捉え方を提唱されていて、基本的な考え方はとても賛同できます。
私たちは長い間、欲しいものはお金を支払って手に入れるということを体験してきましたが、今後貨幣経済が崩壊するだろうと言われている中で、次にどんな仕組みが構築されるのかは想像つきません。
ただ、評価経済っていう捉え方は時代に合っていると思うし、自然にそういう方向に向かっていくんだろうなということは予測できます。

一番下に貼った動画の中で、第一次産業に携わる人はお米や魚を手に入れる時にお金を払うことがないと言っていますが、これリアルに北海道でその現実を見せてもらっています。
隣町の海沿いにある森町の人たちは、帆立貝は買うものじゃないってよく言うんですけど、それは大袈裟に言っているのではなく本当のことです。

それはなぜかというと、親戚や知り合いの人が漁業に携わっていれば、お裾分けとしていつでも手に入れることができるからです。
これは僕も経験しましたが、もらうときは鬼のように大量なので、とても個人で消費できず、あちこちに配って歩くことになるんですよね。

動画のコメント欄にもありますが、「インターネットで動画とか絵を公開したりしてて、アマゾンの欲しいものリストを通して物をもらっている人とか結構居る」という現実を見ると、評価経済がかなり浸透してきているのは確かで、貨幣経済が当たり前の世界で育ってきた私たちには、なかなか理解するのが難しいかもですが、現実にはすごい勢いで進行しています。

生きるためにはお金が必要だから働かなければならない=就職先を探さなければならないという考え方は、もはや思考が止まっていると言わざるを得ません。音楽や写真、絵画などの作品や、ハンドメイドの革製品や手芸品など、自分が得意とすることをネット上にアップし、それが評価されてお金や物品と引き換えができるというのは、新しい物々交換のスタイルです。

個人の評価や影響力が、お金などの価値と変換可能な時代が来るということは、「SNSのフォロワーが多いことがお金に変わる社会」になるということでもあるので、例えば就職するのにも、「SNSのフォロワーが多いこと」が就職に有利に働きます。
履歴書にTwitterのフォロワーが10万人と書いてあるだけで、書類審査で落とされることはないだろうしね。

株が大暴落したり、紙幣がただの紙切れになって価値を失ったとしたら、それは貨幣経済の中ではとてつもなく大変なことですが、貨幣経済という仕組みが終わるというだけで、この世界が破綻するわけではありません。
これから今までの仕組みが終わっていくので、一時期混乱するかもですが、その先には別の仕組みが構築されると言ってきましたが、現実的な話をするとしたらこういうことです。

そういったことを踏まえて、これからどういう人生を歩むのかを考えることは楽しいです。今までとは違う全く新しい世の中になりますから、こだわりや執着を捨て、自分がどうしたいのか、またはどうなりたいのかを明確にしましょう。
終わっていくものに翻弄されるのではなく、新しい地球で本当の自分で生きていくために、今から行動していきましょうね。



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