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これからプロを目指すなら看板はいらない

今までプロとしてやってきた実績があったとしても、プロとしてのプライドは一旦手放した方がいいかもしれません。
今までの仕組みが崩壊したことで、プロとアマチュアの差もなくなり、今までがどうだったかということが関係なくなってしまったからです。

音楽でいうと、レコーディングエンジニアという仕事はかなり需要が減ってきていて、昔はレコーディングスタジオの機材はエンジニアでなければ触れることができませんでしたが、今では誰もが音楽ソフトを使って自分でレコーディングすることができます。

もちろんそこには知識と経験と技術の差は歴然と現れるのですが、アシスタントエンジニアを何年もやりながら学んでいくという時代から比べたら、今すぐに自分でやりながら覚えていくことができるんです。

これは特にクリエイティブ系の仕事に言えることですが、それ以外のもの、例えば料理もネットで調べてある程度のものは作れるし、飲食店で働いたり修行などしなくても、飲食店を始めることもできます。

もちろんプロとしてのレベルの高い技術が必要な域もあって、その存在価値は当然ありますが、全ての人がその域のものを求めているわけではないし、自分が提供するもので喜んでもらえて、しかも報酬を得られるならそれは立派なプロといえるでしょう。

要は今までどうだったかということはあまり関係なくて、今現在あなたがやっている仕事にどんな価値があるかが問われるということ。

例えばミュージシャンなら、どこどこの音大を出たとか、誰々に師事したとか、誰々のサポートミュージシャンとして演奏をしてきたとか、実績としては素晴らしかったとしても、今現在どんな演奏ができるのかということのほうが重要だということです。

看板があるとある程度ハッタリも効きますし、それによって仕事を取れるということもあるでしょうけど、やはりこれからは実力だけでなく、人間的な魅力が伝わってこないないと厳しいでしょうね。派手で目立つ看板を掲げてたとしても、実際のところどうなのよってことです。

大事なのはSNSなどを使ってどう発信するか。これに尽きます。
ネット上に置いておくだけで営業してくれるわけですから、自信があるとかないとか、経験のあるなしに関係なくとにかくアップする。
これが今の時代のやり方だとよく理解しておいてください。


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