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ステージに立つ人間に必要な二つの才能

ジャンルや表現方法の違いはあっても、これだけは絶対必要な二つの才能について話します。

司会でも歌手でも、ダンサーでも役者でも、とにかくステージに立つ人にとって大事なことの一つは本番に強いこと
リハーサルでどれだけ上手くできたとしても、本番で発揮できないならそれは大問題。

逆にリハーサルではなんか噛み合わないとか、納得がいく仕上がりではないのに、本番では見事に成し遂げるタイプもいて、ではどちらがエンタテインメントの世界でやっていくことが向いているかといえば、間違いなく後者です。

これって不思議なことに練習すれば克服できるというものでもなくて、もともとそういう能力に長けている人がいます。
ただ重要なのは数を重ねることで、場数を踏むことである程度のレベルを維持する事ができるようになるので、やはり経験を積むことですね。

そしてもう一つの大事な才能は華があるということ。
今日はどちらかというとこちらの話を主軸にしたいのですが、もちろん華があるというのはステージに立った時にという意味で、オフステージでは華があるのに、ステージに立つとそうでもないという人もいますが、その逆で、オフステージでは地味でも、ステージに立つとキラキラ光る人もいて、これも後者のタイプが向いているといえます。

マイケル・ジャクソンが、映画「This Is It」のダンサーのオーディションのシーンで言っていましたが、「いくら技術があっても華がなければダメ」というのは本当にそのとおりで、この「華」というのはステージに立つためには絶対に必要な条件と言えます。

そしてこれはメンタルの状態に大きく関係するので、もし自分の人間性や表現に自信が持てていなければ、ステージで輝くようなパフォーマンスができません。自信が持てるか持てないかは、練習を重ねたから準備はOK!というような簡単なことではなく、スピリチュアル的な表現になりますが、インナーチャイルドが傷ついて癒されていないとか、心に深い傷を負っていたりするとそれが影響することもあります。

技術ももちろん大事ですが、実はメンタル面の充実はそれ以上に大事なことで、たとえ主役ではない立場でも、精神的には自分が主役であるという自覚は必要で、音楽でいうと、メインボーカルだけでなく、サポートミュージシャンやダンサーなど全員が、華があり輝ければ最強のステージになります。
同じステージに立つ演者として、サポートだからとか、バックダンサーだからという意識ではダメなんです。

パフォーマンスをとおして自分を高め、精神的な成長をしていくことで、一流のアーティスト、パフォーマーとして活躍することができます。
技術以上に人間性を磨くことで、素晴らしいステージを提供できるようになるので、自分と向き合い内観することです。
本来自分が持つ能力を発揮するには、精神状態がどのような状況であるかを把握し、自分を知ることが最も大切だということを知っておきましょう。



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