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ネット社会の面白さ
昨日は深夜まで、茅部郡森町にある駒ヶ岳スタジオにてライブのリハと、その隣の部屋ではラジオの収録をやっていました。
ライブのリハは限定で生配信もしながら、何本か立てたマイクのバランスをチェックしたり、照明機材を導入して絵的にどれだけバージョンアップできるかを試すことができて、充実した夜となりました。
20年前には想像もつかなかったことが、いま現実になっていて、それぞれ個人レベルでテレビ番組を持ち、ラジオのパーソナリティーになれるんですからね。時代の流れや変化を感じずにはいられません。
ネットで何かを販売するとか宣伝するというのは容易に想像がついたと思いますが、YouTubeでの動画投稿や17LIVEなどの生配信で、莫大な利益を生み出すことができるなんて、2000年頃は誰も予想できなかったです。
マスメディアを広告媒体としていた芸能界では、オーディションやスカウトなどで新人を探し、時間をかけて育てていき、タレントや歌手として世に送り出すという仕組みでしたが、今はネットでダイレクトにメッセージが送れるので、生配信で活躍できそうな人に向けて、TwitterやInstagramなど直接メッセージを送り、自分で配信できるように指導し、期間を決めて実際に配信してもらい、アルバイト代的な報酬を支払いながら育てていくような仕組みに変わってきています。
僕自身はレコード会社でオーディションを担当していたので、その頃の仕組みや時代背景などリアルに記憶にありますが、音楽に関して言えばオーディションはほとんど機能しなくなっているし、昔ならレコード会社から声がかかったら狂喜乱舞みたいなことでしたが、今では関心がないというか、自分でやりますからと断るケースも増えています。
一億総タレントという言葉が流行った時代がありましたが、今は一億総メディアの時代です。何度もそのことについて触れてきましたが、何らかの形で自分から発信するということに慣れておいたほうがいいでしょう。
それは当事者意識を持つことであり、自分の存在を知らしめる行為でもあるので、あくまでも個人の選択によるものですが、ネット中心の世の中になっていくわけですから、それを活用するには自分が発信者とならなければ、いつまで経っても今までと変わらない受身な生き方しかできません。
私のような者が発信することが何の役に立つのだろうとか、誰も見てくれない、または聞いてもらえないのではないかとか、自分を卑下する事はやめましょうね。それはすでに過去の自分であり、今までの価値観に縛られているだけなので、早くそこから脱却して純真な子供の頃に戻った気分で、目の前にあるツールでどうやって遊ぶかを考えてみてください。
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