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評論家という職業もなくなるかもね
ジャーナリストで作家でもあった大宅壮一さんが、60年以上前に「一億総評論家」という言葉を残されていて、まさに今それが現実になり、まるで預言者のような感性を持たれていたことに驚きます。
職業としての「評論家」という肩書きもジャンル別に存在してきましたが、ネット上に個人が評論家として口コミを投稿するようになり、カオスというか無法地帯というか、誹謗中傷に対しては法的措置を取らなければならないような状況になっています。
それと同時にメディアが報道するニュースも、担当記者によってバイアスがかかるため、場合によっては事実とは少し違う伝え方になる場合もあり、会社というよりは個人の感性が左右するものになってきた気がします。
要は一次情報でなければ信頼性が薄くなるというか、間に誰かしらが媒介する、または関与することによりニュアンスが変わるので、何か違うよな〜ってなりませんか?
その言い方や書き方はどうなんだろうって。
自分にとって信頼できる人がいて、その人がどう捉えているかとか意見を聞いてみたいというのあるかもだけど、いわゆる数いる評論家の中の一人としての意見は、必要としなくなる気がしています。
まぁ参考にはなるかもしれませんけどね。
個人がメディアを手にしたことによって、マスメディアの発信の仕方も変わらざるを得ないし、マスメディアだから成立していた職業の中でも、必要とされなくなるものが出てくるでしょう。
今年はマスメディアの衰退がより一層加速して、ついにネットと逆転した感があります。大きなものから小さなものへとバトンが渡り、古いものが終わっていくのだなぁとしみじみ感じますね。
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