見出し画像

#68中国留学は海外移籍するサッカー選手の真似で9割成功する

中国へ留学したい人や中国で駐在する人、中国で生活しなければならない人にも通じるものがあると思ったのでシェアしたいと思います。『鈴木啓太/KeitaSuzuki』チャンネルの「【南アフリカW杯】松井大輔が語る初戦カメルーン戦でのアシスト」で興味深い話がありました。それは「ル・マンの太陽」と愛されるほど一年目から(フランスで)活躍できた要因についてです。

鈴木啓太「海外移籍1年目から活躍できた理由は?」
松井大輔「フランスに慣れる・溶け込んでいく。フランス人になろうと思ってフランスに行ったからすごくサポーターから好かれたし、(フランスに)溶け込むのがすごく早かった」

『鈴木啓太/KeitaSuzuki』チャンネル
「【南アフリカW杯】松井大輔が語る初戦カメルーン戦でのアシスト」

ここで松井大輔さんが言った「フランス人になろう」は、彼自身のサッカースタイルをはじめ、生活様式、生活習慣、性格などをフランス人に寄せていくということだと思います。決して国籍を変更しよう、相手に媚びを売ってごまをすろう、相手の機嫌を常に伺おうというわけではありません。

これは私自身の中国上海での留学生活にも当てはまりました。私も上海に早く慣れよう、現地の人に溶け込もう、中国人になろうという意気込みで行きました。したがって中国人の生活習慣を真似しました。習慣から性格まで中国に寄せていく努力をしました。

具体的にどういうことをしたのかを列挙します。
・極力中国料理を食べる(日本料理は中国人の友達が「行きたいから連れて行ってくれ」と言われないかぎり行かない)
・中国ブランドの洋服を着回す(着たブランドはSTAGEGraceChowNPC
・周りに中国人しかいない環境で彼らと一緒に授業を受ける
・中国人しかいないサークルに加入する
・中国人と行動する(留学生の多くは同じ国同士または留学生同士でつるむ)
・言葉が分からなくても中国人と一緒に食事をしたりお酒を飲んだりする
・シェアサイクルを活用する
・中国のバラエティー、ドラマ、映画などを見る
・日中交流会に参加する
・中国企業で長期インターンシップをしてお金を稼ぐ経験をする
・ゼミの教授と定期的に連絡を取る
・日本語学科の中国人と仲良くする
・クラスメイトに遊びや買い物に誘われたら極力断らない
など

すると中国人に好かれている感覚がありました。サッカーサークルでは必要とされました。インターンシップでは即採用されました。クラスメイトとの飲み会でよく誘われました。友達になりたいとWeChatで連絡をしてくる学生も少なくありませんでした。学食の美人店員とも仲良くなりました。

中国人に好かれるには二つの軸で考えなければなりません。それは好かれるための行動と嫌われないための行動を取ることです。

中国で中国人に好かれない人の特徴に日本人の身分を捨てきれないことが挙げられます。言い換えれば、日本人に固執し過ぎることと言えるでしょう。例えば、口癖のように「そういうとき日本ではこうするのに」「日本人ならこうする」「日本は(プラス発言)だけど、中国は(マイナス発言)だね」と言い過ぎてしまうのです。他の例としては、中国にいるのに毎日日本食しか食べない(アレルギーや体質的に無理なら話は別)、日本人としかつるまない、中国のマイナス面ばかり語りたがることなどが挙げられます。

これは逆の立場を考えるとわかりやすい話です。つまり、日本にいる中国人を想定してみてください。もし彼らが日本にいるのに中国人であることにこだわりを持ち続けていたらどうでしょうか。日本人の立場からすると、違和感を持ってしまいます。

例えば、口癖のように「そういうとき中国ではこうするのに」「中国人ならこうする」「中国は(プラス発言)だけど、日本は(マイナス発言)だね」と言い過ぎたらどう思うでしょうか。また、日本にいるのに毎日中国料理ばかり食べている(アレルギーや体質的に無理なら話は別)、中国人同士でしかつるまない、日本のマイナス面ばかり語りたがる人がいたらどうでしょうか。

間違いなく嫌悪感を抱くことになるでしょう。「そんなことばかり言っている人がなぜ日本にいるの?そんなに嫌なら自分の国に帰れば良いじゃん!」と言いたくなりますよね。俗に言う「自分がされて嫌なことは他人にもしない」ことが重要です。謙虚に学ぶ姿勢を見せることです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?