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予想以上に面白い詩の朗読

こんばんは。しびれる古本屋でございます。

最近、詩の朗読をはじめました。時間は古本屋の開店前と開店後。1人で中原中也の詩集をてに、滑舌の悪いアヒルのようにグワァグワァと読んでます。

しかしですね、はじめて朗読したときに驚きました。

「メッチャ難しい!!!!!」

そうなんです。本をてにとって眺めたときは、あくびが出るほど退屈そうでした。しかし朗読してみると、どこで息を切ったらいいのかわからないし、そもそもどのくらいのスピードで読んだらいいのかもわかりません。もちろん読めない漢字もありました。というわけで予想以上の強敵でした。でも…だからこそ、燃えてきました。やってやろうじゃないか!

さっそくYouTubeで詩の朗読を検索してみたところ、たくさんの人が朗読の動画をアップしていました。いまどきは本当にすごいですね。無料で先生に学ぶことができます。

いくつか参考になりそうな人を選び、そのYouTuberを先生にみたて、先生が朗読したら画像を一時停止。自分が朗読。自分の朗読が終わったら再び再生。こんな感じで詩の朗読をくり返していると、徐々にスムーズに読めるようになってきました。声の質だけは…かわりませんが。

しかしですね、ここでひとつ疑問がわきました。映像のなかには歌詞が掲載されている動画もありました。そうなると、本が手元になくても読めるんですよね。いや、むしろ、画面をずっと見ているだけでよいので、本よりも朗読しやすいとさえ思いました。

すると、昔からずーっと持っていた疑問が再浮上しました。

「詩集ってなぜ本になってるんだろう?」

とうぜん短いからネットで充分なんですよね。僕はカラオケに行きませんが、カラオケの歌詞の確認をするときは、おそらく皆さんネットで検索すると思うんですよね。もうそれと全く同じです。カラオケの歌詞をわざわざ本で買う人はいないでしょうから、なぜ詩は本で買うんだろう?その差がわかりませんでした。

しかしですね、しかしですね、この毎日の詩の朗読を3日くり返しただけで…なんとなく…なんとなくですが…僕は詩集が欲しくなりました(汗)

もうこれは完全にコレクターズアイテムです!

そして、声の抑揚やいきを切るところ、漢字などを覚えたら、もうYouTubeを見る必要ありません。本を手に、頭の中に映像が湧くように朗読する。これがほんとに楽しいんですよ。

きっとYouTubeの動画で詩を読んでしまったら、その動画のなんかしらかのイメージが残ってしまいます。また、スマホで詩を読んでいても、何かしら違う情報が目に入ってしまう可能性があります。朗読中にLINEの通知がとどくなどのアクシデントもあるでしょう。そう考えると、本は本当に素晴らしい。僕だけかもしれませんが、詩の朗読はバツグンに本のほうが集中できます。

ちなみに僕の尊敬する斎藤孝先生は「体で日本語を覚える」ことが大切だとおっしゃっていました。

きっと僕のように人前で話ができない人間は、イントネーションおかしいまま日本語を覚えてしまっていると思います。誰かと話をしていれば、それを修正する機会もありますが、基本的にあまり人と話さない僕はおかしいままでした。

でもここで、1人で黙々と詩の朗読をすることで、もしかしたら僕の日本語能力が上がるかもしれません。

この結果は、のちのち報告したいと思いますので楽しみにしてください。また、詩の朗読は思った以上に面白いので、皆さんにもぜひお勧めします。そして詩集は安いのがたくさんありますので、ぜひご購入ください!

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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