見出し画像

iOS 14とmacOS Big Surからデザイナーが学べることとは?(ざっくり翻訳)

↑ 元記事

まとめ
・フラットデザイン終わり、3Dのミニマルデザインがくる
・UIにサウンドモーションが多用される
ぼかしが入る
ティントカラーになるので、アプリアイコンもそれに合わせときたい
ウィジェットはタップ前に関連情報がプレビューできる
プラットフォーム間のUIが統一される

---翻訳START---

iOS 14とmacOS Big Surの登場で、UIデザインは大きな変革をむかえそう。iOS 7が7年前に発表された時ほどじゃないけど、UIデザイナーたちが追随するトレンドにはなるだろうなって思う。

......ニューモフィズムじゃない。

フラットデザインの時代は終わった

最初にいっておく。ミニマリスティックって、別にフラットって意味じゃない。同じ意味で使ってる人いるっぽいけど。実際、新たらしいアップルのOSは、ミニマリスティックなのに、シャドーとかテクスチャーとか3Dシェイプとか使ってる。

アップルのUI設計部門でバイスプレジデントをしているアラン・ダイさんのコメント:“深さ、シェーディング、ぼかしなどを、ヒエラルキーをつくるために使いました。新たしいマテリアルはリッチで鮮やかな印象です。”

アップルは見た目の複雑さを減らし、さらにデザインをミニマリスティックに仕上げた。いくつかの要素はフラットさを増しているのに、真逆の印象をおぼえる。iOSもmacOSも、ユーザー体験に「3次元」をとりいれている。

新たな「さりげないアフォーダンス」

人間の脳は、オブジェクトをそれと認識するために「ヒント」がいる。3Dのオブジェクトは、インタラクティブだって思うようにできている。だから、いまだにほとんどのボタンにシャドーがついている。

でもその役割に、モーションが加わった。アップルのデザイナーたちもそれをわかっていて、macOSのツールバーアイコンからシェイプを削ぎ落として、見た目の複雑さをなくした。でもホバーすると、背景にハイライトが入って、押したくなるようになっている。

残る「さりげないアフォーダンス」はカラー。アップルはデザイナーたちに、アクティブ要素をもっとみやすくするためにティントカラーをつかわせようとしている。ブランドとか商品のカラーに反映させてねってことだ。OSのデザインにあわせれば、ユーザーは会社やアプリに親しみがわきやすくなるよね、ということらしい。

デジタルマテリアルでつくる

Googleのマテリアルデザインがデジタルペーパーをだしたのをかわきりに、続いて、マイクロソフトがいくつものデジタルテクスチャーに対応するフルーエントデザインをだした。アップルは後追いみたいにみえるかもだが、さらに次のレベルにいってる!

ナイス決断だと思う。だって、デジタルマテリアルって「ピクセルでできた四角」より、人間の感覚に心地よい。もっとヒューマンフレンドリーなUIになる。

さりげないエフェクトが品質を決める

わずかなディテールがちがいを生む。モックアップとかスクリーンショットでは、すべてを見ることができない。だって、モーションとかサウンドがあるから。Big SurはめちゃUIサウンドを使ってる。

さらにデザイナーが注目しておきたいのは、次世代のぼかしエフェクト。その名も「プログレッシブ・ブラー」だ。シャドーとか透過性とかの代わりに、ぼかしを使っている。

新たなスキューモフィズムでできたアイコン

macOSはフラットなアプリアイコンだった。シンボルを丸っこいシェイプでかこうやつ、これが変わった。”iOSっぽい”シェイプは、もうフラットじゃない。スキューモフィックだ!

まあ、個人の見解としては、スキューモフィックにしてイケてるデザインになったのと、そうでないアイコンに分かれてしまった気がするが......。

ウィジェットで瞬時に情報表示

iOS 14はウィジェットにまったく新しいアプローチをしている。ホームスクリーンに直に表示される。iPad OSにはアイデンティティ化しているウィジェットを、macOSにもとりいれる。

ウィジェットをフォーカスしたら、関係するものだけが表示される。アップルは、ウィジェットを利用する時その点に集中して使ってほしいらしい。さらに重要なのが、時間経過とともに表示情報が変わるウィジェットなども用意し、アプリを立ち上げるだけの役割から、ウィジェットを一新するということだ。

エコシステムへの全体的アプローチ

すべてのアップルシステム、iOS、iPadOS、macOS、watchOSはシングルエコシステムで機能するようになる。同じフォント、アイコン、そして個性的なビジュアルスタイル。

統一感は、ユーザーに、そのUIに慣れている感覚や操作への自信を与える。信頼関係やよりよい関係性を、ブランドとユーザー間でつくることができる。

公式のヒューマンインターフェイスガイドラインが、いい分析資料になると思う。

macOS Big Surガイドライン
iOS 14 — What’s Newガイドライン

今回の発表でアップルは、おもしろいものをたくさん紹介している。iOS 14のウィジェット、クリップ、プログレッシブバーはモバイルOSに新鮮なUXをあたえるだろう。そしてBig Surが、macの使いごごちを変えるわけだ。

---翻訳END---


この人途中から「Big Sure」って書いてて、あせってググった。ただのスペルミス。セキュリティ面とかのアップデートを省いて、デザイナー視点だけで書いてくれているので大変たすかる。

上司に「Big Surが新たなデザイントレンドに影響するはずだ、まとめて報告せよ」っていわれたので、まとめ記事を検索。自分でまとめないスタイル。翻訳手間だったけど、いろいろわかった。

↓ 「 Catalina vs Big Sur アイコン新旧対照表」があったと、会社の他のデザイナーさんに教えてもらった記事
https://iphone-mania.jp/news-298617/





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?