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掃除とフィリフヨンカ

6月は梅雨の季節だから、
スッキリするのが大事だ。

髪を切るのもいいけど、
それと同じくらい効果があるのが掃除。


今日はエアコンを稼働すべく、
フィルターの掃除をした。
共働きの人って、
どれくらいの頻度で掃除をするんだろう。
そんなことを思ったりする。
私は週末、時間を見つけて掃除することが多い。
(平日はやる気にならないから)

掃除というのは果てしない家事だと思う。
やるべき場所が無数にある。

そして大抵の場合、
掃除しても気づかれなかったりするのだ。
(私以外は誰も気づいていなかったりする)

それでもエアコンを稼働する前にフィルターは掃除しておきたかった。

週末はいろんな用事を済ませる。
延びに延びていた長男の散髪(もうちょっと早く来れるといいね、と床屋さんに笑われるほどだった)とか、1週間分の食料の買い出しとか。

お昼ご飯を適当に済ませて、
昼からは近くの公園に行って、
夕方少しだけ一息つく。

図書館で紹介する本 (2冊)のポップの文章を考えて、読めてない本を引き寄せて、今はこれを書いている。

冷凍庫にストックしてあるアイスを食べるのもだいたい週末だ。
(公園帰りの夕方が多い)
いつのまにか夏至が近づいていて、昼間の時間が長くなったなぁなんて思いながら。


掃除をしながら考えてたのは、フィリフヨンカのことだ。
フィリフヨンカはムーミンに出てくるキャラクターで、掃除が大好きな三児の母。

『ムーミン・コミックス』10巻に出てくるエピソードが好きで、久しぶりに読み返した。

掃除が好きなフィリフヨンカは、春の大掃除をするようムーミンたちに強要する。
迷惑に思ったムーミンママは、「春の気分」を味わえる薬をフィリフヨンカの家の窓辺に置く。

その薬のせいで、フィリフヨンカは掃除の熱意をなくし、快楽的になってしまうのだ。
(文通相手に恋をしたり、コーヒーにジンを混ぜたり、ムーミンたちを真似して庭にダムを作ったり…)

春が終わって夏が来ると、フィリフヨンカはすっかり元の掃除好きに戻ってしまう。

人が変わったフィリフヨンカは、どこかでその感覚を楽しんでいたのかもしれない。
(だって、とても楽しそうなんだもの)

一方で、掃除が好きなフィリフヨンカはすごいなぁとも思うのだ。
(他の人にも強要するのが迷惑ではあるにしろ)


片づけるのも洗うのも、磨くのも好きなフィリフヨンカ。
自分が好きでやっているのがいい。
だから少しだけ見習いたくなる。


掃除はときどき面倒だけど、
終わるとやっぱり気持ちいい。


義務感ではなく自分のために、
掃除する習慣を持ちたいと思う。





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