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友達と会う日、子育てのこと

今日は友達と会うべく、名古屋へ。
普段田舎に住んでるから、少し都会に出るだけで人の多さに圧倒されてしまう。

その子に会うのは半年ぶり。
大人になるとライフステージが変わって、
友達と会うことがグッと減ってしまう。
誰かと話しながらご飯を食べるのも、
とても久しぶりだった。


その子はすっかり「お母さん」になってた。
今度、幼稚園に入るお子さんのことが色々と心配みたい。

そんな悩みなんて、きっと一瞬だよ。
あっという間に大きくなって、自分の好きなことをやる子供になっていくよ。

上の子が小学生になる私としてはそう言いたかったけれど、初めての子育てなんて心配なことの連続なのだから、何を言っても心配になるんだろう。
うんうん、と相槌を打つ。
状況はどんどん変わっていく。
子供たちも知らないうちに、ぐんぐん大きくなっていく。

ふと、俵万智さんの『たんぽぽの日々』を思いだした。


たんぽぽの綿毛は、たんぽぽの子どもたちだ。地面に根をはっている母親は、子どもたちのこれからを、見とどけてやることはできない。
息子と一緒にいられる時間を、だから私は「たんぽぽの日々」と感じている。綿毛になって飛んでいったらもう、あとはただ、風に祈るばかり。

『たんぽぽの日々』俵万智


俵万智さんの眼差しは優しい。
つい怒ってしまうときや、イライラしてしまうとき見返したくなってしまう。
子供と一緒にいられる時間がかけがえのないものだって、分かっているのにいつも忘れてしまう。

その子も仕事と育児の両立に悩んでた。
もっと仕事をセーブした方がいいのかなぁ、とか。
どちらも両方大切で、どちらかなんて選べなくて、何ひとつ正解なんてなくて、どうバランスをとるかは自分で選んでいくしかない。

名古屋の高島屋を見まわるのも久しぶりで、
自分のためにリップを買った。
前に買ったのがとても良くて。
(持ってるのは、スイートストロベリー)
迷ったけれど違う色を。


公式サイトを見たら、
購入したクランベリー色が一番人気みたい。
口紅も持ってるけど、オーガニックのリップは手軽に使えるのが魅力。
秋にむけて、少し濃いめの色を付けたかったから。


そのあと、京きななでお茶をした。
これもひとりじゃ行かない場所。

和紅茶のセット。美味しかった。


そこにいる時間だけ、まるで京都にトリップしたような気持ちになる。
(そういうコンセプトでお店作りがされていた)
「ゆっくりお茶するのも久しぶりだねぇ」
と言いあう。


そのあとデパ地下に行って、
お土産に栗きんとんを買った。

秋といえば、栗きんとん!
本店にはなかなか買いに行けないから嬉しい。

そんな時間が特別になるのも、
普段の日常があるからだ。

なんてことない自分の時間を、宝物に変えてくれるのが、子どもではないだろうか。

『たんぽぽの日々』より



渦中にいるときは大変で、見えなくなってしまうけど。私なりのたんぽぽの日々を味わっていけたらいいと思う。




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