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風薫る5月/小説のこと

今日は快晴。ここ数日涼しかったのが嘘のように暑くなった。
外の温度計を見たら30度で、二度見しそうになる。30度!本当に夏日だ。

暑いのは嫌いで夏も苦手だけれど、
今年は暖かい空気がそんなに嫌じゃない。

それはなぜかというと、
マスクを外せるのが大きいかもしれない。
ここ数年のあいだ、
マスクはどれだけ暑くてもしなければいけないものだった。
今はもうしてもしなくても大丈夫。
(正確には個人の判断)
それがとてもありがたいことだと、暑くなってきて実感する。

お店のなかではついしてしまうマスクだけど、外では外すようにしてる。
空気が直接触れるのが久しぶりなことに気づく。それを心地よく思うのも。
日差しは強くなったけど、風はまだ少し涼しい。薫風くんぷうという言葉をふいに思いだしたりする。


初夏という空気には、新しいことが始まるような眩しい光が混ざってる。

今年の夏こそ、
プールに行ったりできるかもしれない。
学校でも保育園でも色んな行事が再開して、
そんなこともあったなぁって懐かしくなってしまうくらい。
そうそう、ラジオ体操もここ数年なかったけど、今年は復活するのかな。


子供の頃の夏の記憶は、大人になっても色褪せないものがたくさんある気がする。
だから小説を書くときも、夏を舞台にしたくなる。

光と影のコントラストが一番鮮明になるのが夏で、思い出には痛みが混ざって、全部まるごと光って見える。


今日は、プロットをたてた物語を新しく書き始めてみた。
いつもどれくらいの精度でプロットを組むか迷うのだけど、あまり緻密にしてもその通りに書けなかったりするし、こだわりすぎて書き始められなかったら本末転倒だから。
ある程度区切りをつけて、スタートさせなければいけない。

書く前は逡巡しちゃうけど、シーンは決めてあるから、書き始められるととても楽しい。
(時間を少し忘れるくらい)
その楽しさをずっと手放さないでいたいと思う。

数時間集中して書いて、
終わると少しぼうっとする。
現実に戻るときは、いつも少し心許ない。
でも、現実があるからこそ書けることも知っている。


エブリスタのサイトにも、
この前のに加えて中編小説を貼ってみた。




今日通知がきて、
トレンドで9位になったみたい。
まだまだ書ける気がするって、自分を奮い立たせてみる。書ける気がする。
そんな予感も一番大事な気がしてる。


痛いことも苦しいことも、
もっと書けるようになりたい。

前に書いた話も見直さないといけないけれど、今は書き始めた物語を少しずつ加速させていきたい。


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