9月始まりに思うこと
ときどき、
少し遠くのショッピングモールに行く。
行きたいお店がそこにあるからなのだけど、
別の理由もあって、それはいろんな店舗の書棚を見たいから。
いつも行く本屋さんも好きだけど、
違う場所に行くと別の陳列がされてて見ていて面白い。
売れ筋ランキングは、いつもなんとなく目を通してしまう。
次に何を読もうかの目安になるし、
何より本を知ってると資料検索もしやすい。
そんな理由で書棚を見ているけれど、
単に本がたくさん集まってる場所も好きだから、それは後付けの理由かも、とも思う。
今日は3つ本屋さんを回って、
(新聞の書評と一緒に陳列されてるコーナーなんかも好き)
なんとなく満たされた気持ちになりながら、
カフェで執筆した。
そういえば今日から9月になったんだ。
先日すごく涼しかったからこのまま一気に秋が来るような気がしてたけど、
今日は雨で一転蒸し暑かった。
(台風が近づいてきてるからなのかな)
運転中、
ずっと気になってた礼賛の歌を聴く。
とてもお洒落なメロディ。
ゲスの極み乙女の新曲 (悪夢のおまけ) も聴いた。雨だと、indigo la Endも聴きたくなる。
川谷絵音さんの創る音楽が好きで、数年前からずっと聴いている。
ライブも行きたいけれど、夜の外出はなかなかできなくて、あと数年後なら自由になるのかな。
そんな自由さに思いを馳せるとき、
ひとり暮らしに少し憧れる。
そんななか読んだのは、このエッセイ。
初めこのふたりは恋人なのかな? と思ったけれどそうじゃなくて、純粋に生活を共にするパートナー (友達) だった。
自立した女性のふたり暮らしなんて、
想像するだけでとても楽しそう。
(実際、とても楽しいだろうと思う)
でも、そこには生活を共にする上での障壁もたくさんあって、まるで映画を観ているみたいに面白かった。
ウイットに富んだ文章もとても良い。
ふたりとも知的でそれぞれ長所があって、
何よりとても「書ける」人なのだ。
妙齢の女性らしく周囲からしつこく結婚を勧められたエピソードもあって、
余計なお節介に対処する方法も前半に載っている。
最後の一文、すごく痛快な皮肉だなと思った。
(読んでて笑ってしまった)
そして本当に、その通りだろうと。
男女間の結婚だけじゃなく、自由に連帯して暮らすことが普通になれば、もっと生きやすくなっていく気がする。
多様性が拡大するなかで、
こういう関係性や暮らし方はますます必要になるだろう、なんて思った。
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