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2021.10 #スキな3曲を熱く語る【The Beatles】

今回はnoteでお題として出てる #スキな3曲を熱く語る を使ってみたいと思います。
で、3曲と言っても好きってだけじゃ普通に選びきれないので今回はThe Beatlesだけに絞ります。まあそれでも選びきれないんですけども…全部で213曲ありますし、そこから3曲ってまあ…。なんだかんだで選びましたけどね!

正直The Beatlesを好きになったのはここ2・3年なので、ファン歴としてはやたら浅いんですけども。中学2年生で洋楽を知ってから同じバンド(Green DayとかSum41とかFall Out Boyとか)しか聴いてこなくて、最近急に洋楽探索能力に目覚めてからは60年代から今に至るまでのバンドを聴き続けて、やっぱりThe Beatlesが1番好きだな!ってなって今に至ります。

楽曲自体の魅力もそうですけど、1962年から1970年のたった8年しか活動してないのに音楽史に絶対に消えない名前を刻み込んだ刹那的な軌跡とか…メンバー4人それぞれ魅力的なところとか…神格化されすぎてるところも勿論ありますけど、それ以上に惹かれますね。まあもちろんそれだけ人気だったからこそ、これだけ解説本やら自伝が出て一般人の僕にでも細部に至るまで(あの曲のレコーディングのTakeいくつに誰がミスしたとか)分かるので、愛着が出やすいっていうのもあるんですが。

これ以上続けると前置きが異常に長くなりそうなので、本題に入ります。あんまりマイナーどころはないかもしれませんが、ご容赦ください。

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・In My Life

1965年12月3日に発売した6枚目のアルバム「Rubber Soul」から「In My Life」。The Beatlesで1番好きかもしれませんね、ジョンが故郷(リヴァプール)と愛を歌った曲。

歌詞は故郷を想いながら、彼女への愛に向けて語るラブソング。まるで色々な経験を経てきたような歌詞ですけど、この時まだジョンは25歳。The Beatlesとして成功し、映画の撮影・ライブ・新曲のレコーディングと死ぬほど忙しい日々を送ってた4人は一般人と比べ物にならないぐらい濃密な日々を過ごしていたと思います。そんなジョンが今までの人生を振り返っているような歌詞は心に響きますね。

Though I know I’ll never lose affection
For people and things that went before
I know I’ll often stop and think about them
In my life I love you more

In my life I love you more

過去の人々や物事への愛情を失う事は
ないだろう
たまに彼らを思い出したりするだろうけど
この人生で何よりも君を愛してる

何よりも君を愛しているんだ
参考ブログ:<歌詞和訳>In My Life – The Beatles 曲の解説と意味も
(LINK:https://lyriclist.mrshll129.com/beatles-in-my-life/

それにこの頃のジョンって荒々しいイメージがかなり強かったので、こんな優しい曲も書けるんだ…って一種の衝撃みたいなのもありますね。声も本当に優しい…。


・Ob-La-Di, Ob-La-Da

1968年11月22日に発売された10枚目のアルバム「The Beatles」から「Ob-La-Di, Ob-La-Da」。結構ファンの方には酷評されてることも多い曲ですけども、選んでみました。まあ、主にポールの悪癖が出てるせいなんですけどね…。

特徴的なフレーズ「Ob-La-Di, Ob-La-Da Life goes on」はナイジェリアのコンガ奏者だったジミー・スコットの口癖から。The Beatlesの中でもこれしかないスカ(ジャマイカの音楽)ナンバーで、明るいテンポで「Ob-La-Di, Ob-La-Da Life goes on(オブ・ラ・ディ・オブ・ラ・ダ、人生は続いていくのさ)」と歌われるとなんとなく元気が出る気がします。

歌詞は市場で働いてるデズモンドと歌手のモリーが結婚し、家庭が築かれる様子が描かれます。ただ、なぜか最後で男性のデズモンドが化粧をして歌い、モリーが代わりに市場で仕事をしていることになっています。一応通説だとポールが歌い間違ったのを面白そうだからそのままにしたみたいですが、ここらへんにThe Beatlesの遊び心というか緩さを感じます。Please Please Meのステレオ版とか、ジョンが歌詞を間違えて半分笑ってるのがそのままになってますからね、面白いです。

参考ブログ:<歌詞和訳>Ob-La-Di, Ob-La-Da – The Beatles 曲の解説と意味も
(LINK:https://lyriclist.mrshll129.com/beatles-obladi-oblada/

ここまで聞くと曲の明るさも相まって和やかにレコーディングしてる様子が目に浮かぶようですが、このアルバム(通称White Album)は正にThe Beatles崩壊の序章と言われるぐらい荒れに荒れたレコーディングでした。エンジニアのジェフ・エメリックが後年、「あれ(White Album)をいくら良いアルバムだったって言われても俺にはあの時のレコーディングの記憶が蘇って聴けなくなるんだ」と言わせるくらいのピリピリした雰囲気だったみたいです。

この曲でも7日間をフルに使ってレコーディングされたみたいですね。散々演奏した数日後、満足してないポールが「やり直したい」と一言。完璧主義のポールはこういうことがままあったみたいで、当然のごとく、ジョンは怒り狂いスタジオから飛び出します。ただ、数時間後スタジオに戻ってきてピアノに座り、弾いたのがこの特徴的なイントロ……っていうエピソードは個人的にお気に入り。コーラスの録音もいがみ合ってた3人(ポール・ジョン・ジョージ)がヘッドホンをした途端軽口を飛ばし合い、完璧なコーラスを披露したって話も、音楽に関してはお互いに認め合うプロフェッショナル感があって好きなエピソードですね。当然ヘッドホンを外したら元に戻ったらしいですが。

そんなバックグラウンドは置いといたとしても、コミカルなサウンド・口ずさみやすい歌詞で好きですね。


・Let It Be

1970年5月8日に発売された13枚目のアルバム「Let It Be」から「Let It Be」。最後のシングルでもあります。悩みましたけど、やっぱりこれは外せないですね…。

歌詞はMother Mary(聖母マリアとも、ポールの母メアリーとも読み取れる)があるがままに全てを受け入れなさいと囁く、といったものです。White Albumで解散も間近なことを悟ったポールに、亡くなった母メアリー・マッカートニーから「あるがままに全てを受け入れなさい」と伝えられたことが基みたいですが、まあそんなことは置いといて。

固い絆で結ばれた4人組もデビューして8年…あらゆる問題に苛まれ、解散間近というところ。まあ実際にLet It Beのアルバムがリリースする1ヶ月前にはポールが脱退宣言を行い、実質的に解散してたんですが…。これを聴くと本当にレクイエムというか鎮魂曲に聴こえるんですよね。死者に安息を、という訳でもないですけどああ本当に終わったんだ…みたいな。

個人的には僕はポール寄りの人間なので、ポールがやっぱり不憫だなと思ってしまうんですが。(もちろんThe Beatlesの解散理由は複雑で複合的なので誰にも分からないし断定出来ないことなのでここでは語りません。)特にこのLet It Beに関しては、もうどうしようもない受け入れるしかないんだみたいなポールの心情がダイレクトに伝わってくる気がして、心に残りますね…。

今年の11月25日・26日・27日にDisney+でピーター・ジャクソン監督による「ザ・ビートルズ Get Back」が配信されるみたいですね。楽しみです。音楽作品ですし、本当は映画館で見たかったですが…仕方ないですね。

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そんな感じですかね。
いや、やってみて思い知りましたけど3曲に絞り切れるわけがないですね。個人的にはAbbey Road B面のメドレーとか結構悩みましたけど。

The Beatlesに関しては神格化されすぎてとっつき難いところもあるかもしれませんが、当たり前ですが人間4人のただのグループなので親しみが持ちやすいところも多いです。1回変なバイアスを捨てて、聴いてみるのも良いかと思います。まあ、好きか嫌いかは人それぞれですのでそれ以上どうこう言える訳でもありませんが。

おわり。

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