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49/* ポールがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!

今日はポールマッカートニーの東京ドーム公演の日だ。とはいえ、僕は行っていないけど。

僕が初めてポールマッカートニーを見たのは、何年か前に今日と同じ東京ドームで公演したときのこと。当時学生だった僕には高級なチケット代で、にも関わらず席はドームのほぼ最後列、ポールが豆みたいだな、と行っていた記憶がある。

僕は家族、というより父親の影響で小さなか頃からビートルズ好きに育った。ギターを弾き始めたのも、blackbirdを弾けるようになりたかったからだった。まさか会えると思ってなかった大ヒーローに、会えるとなっては高級なチケット代も安く思えたもんだ。

今までいくつかのライブを見てきたけれど、思わず涙がこぼれたのはポールマッカートニーの東京ドーム公演と、エリッククラプトンの武道館公演の2つだ。25歳らしからぬラインナップかもしれないけれど、「感動」が理性を超えて涙となる瞬間は、あれ以来味わっていない気がする。

今回のポールの来日公演も、行けばアガるのは間違い無いんだけれど、あの時の感情が上書きされてしまう気がして、躊躇した。ただ、やっぱり行きたかったな〜、という若干の後悔もある。

今見ておきたいと心のそこから思うアーティストってどれくらいいるだろうかな。この目で見られないまま死んで行った人はたくさんいる。加藤和彦や高田渡はもう好きになった頃には逝ってしまっていたし、ルーリードとかも見たかったなあ、、、と思う。

ともあれ、NOの理由が対して思い浮かばないのなら、見れるものは何でも見ておいた方がいい。その場その時にしか感じられないものはあるから。Youtubeもいいけど、お金を払って、時間を消費して、でしか感じられない匂いや温度や感情は、記憶としての力がとても強いまま心に残る気がしている。

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