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"触れる"ことが子供の愛着を形成する

こんにちは。0歳からの発達障がい運動発達サポート Starsの Akariです。

Stars HPを今年の8月に公開してから約3ヶ月が経ちました!!私たちの想いを一つのページとして形にしてから、新しい素敵な出会いが少しづつ増え始め、本当に嬉しい限りです!!

HPを見て実際にレッスンを受けに来てくれ始めた親御さん、お子さんには感謝の気持ちでいっぱいです。数回のレッスンでも変化を見せてくれている子供達。「大人になった時に、この子たちが更に生きやすく、自分の個性を最大限に発揮できるように!!」これからも毎回質の高いレッスンができるよう心掛けていきたいと思います。

さて、今日ご紹介したい記事は、「"触れる"ことが子供の愛着を形成する」という、私たちがレッスンでも大切にしている”触れる”ということの科学的効用についてです。

先日、『子供の「脳」は肌にある』の著者 山口 創 先生 のzoomでのセミナーに出席し、お話を聞かせていただきました。

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まず、とても大切な基本概念が、感情や感覚・知性(頭)といった機能は体が一番の土台にあってその上で形成されていくということです。

図参照↓(手書きですいません..)

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「体」というのは、抱っこやスキンシップなどの触れ合いから育むことができます。そこで感じた「触覚・温覚」などがその子の「安心・安全・快」といった感覚を育て、その子の愛着スキーマーとなり、一生涯その子の中に残っていくのです。

つまり、豊かな心を育てていくには、まずは体を育ててあげることがとても大切なのです。

言い換えると、『体を感じることができて、はじめて心を安定させることができる!!』幼い頃のご両親とのスキンシップはそのくらいお子さんにとって大切なことなのです。

そして、体=スキンシップが土台となり、その上で、感覚を学び、それが感情へと結びつき、生きた知識(頭)としてその子の脳を発達させていきます。

体を育てるといっても、何か栄養をたっぷり与えたり、鍛えたりするというのではなく、自然の中で落ち葉に触れそれを皮膚で生で感じたり、トンボを捕まえたりするなどの生きた感覚が大切です。その時に一緒に「こんな触感なんだ!」「面白い!」といった感情へと結びつきます。

本などで知識を覚えさせるのとは真逆の勉強法です。

近頃はスマホでyou tubeなど手軽に子供達が観れてしまったり、幼児教育も盛んですが、それよりも小さい時は外でたくさん体を動かして遊ぶことの方が、その後の生きた知識となってその子の土台となっていく訳です。

また、『触れる』というスキンシップの話に戻りますが、この肌で感じるという、柔らかさや温かさによって子供の愛着が形成されていく訳ですが、このご両親との日々の”触れ合い”がお子さんの性格にまで影響していくのです。

例えば、日々のご両親との触れ合いが少なく、子供の働きかけに対して鈍感なご両親のお子さんは、日頃から不安や混乱が強く時として暴力的になったりしてしまうのに対して、日頃からスキンシップが多く、子供の働きかけに対して適切に応答してあげているお子さんの場合は、何事に対しても非常に安定的であるという結果も出ています。

無理に何かをさせたり、過剰に要求したり関わるのではなく、子供と常にキャッチボールをする様に応答的に子育てをすることで、「親=安全基地」という心の安定場所が形成され、それにより自分らしく社会に出られるようになっていくのです。

この非常に大切な『触れ合い』の際に、脳内に分泌しているのが、「オキシトシン」というホルモンです。

幸せホルモンとも呼ばれ、ストレスを軽減させたり、社交性や好奇心を高めたり学習意欲や記憶力の向上他者への信頼感の向上、また心臓の機能を上げ感染症まで予防する神秘的なホルモンなのです。

このオキシトシンは赤ちゃんの時に形成され、将来のオキシトシンに影響されていきます。

正に、幼少期の『触れ合い』はその子の一生の宝となっていく訳です。

オキシトシンは、スキンシップの他、ボランティアなど他者貢献している時、見つめ合い優しく語りかける時、ストレスがない時、五感への刺激がある時(好きな映画を観る、好きな音楽を聴く、好きな香りを嗅ぐ、美味しいものを食べる、ペットと触れ合う)などの際にも分泌されます。

またオキシトシンは同調する性質があり、オキシトシンが多い親の子供はオキシトシンが多く分泌されているそうです。

普段の生活の中でも、元気でエネルギッシュ・愛の溢れる人の元に行くとなんだか元気になれたりしませんか?

そんな作用にもきっとこのオキシトシンが影響しているのでしょう。

『え?じゃあお母さん自身が親からの愛情が少なく触れ合いがうまくできない場合はどうすればいいの?』

そんな疑問を持たれた方もいるかもしれません。

でもご安心ください!!このオキシトシンは大人になってからでも増やしていくことは可能です。

自分自身がマッサージなどを受け、安心できる感覚を掴む、パートナーと触れ合う時間を大切にするなど、実際に体験し感じていく事で、お子さんとの触れ合いも自然と増やしていくことができます。

ここまで、『触れる』ということの大切さを述べてきましたが、じゃあただ単に触るだけでいいのかというと、もちろんそのも重要になってきます。

その子を感じて・同調し、認めてあげるタッチ、そして時として一緒に踊るように導くタッチ、愛情を注ぐタッチ、観察するタッチなどただ単に『触れる』といっても様々なバリエーションがあります。

私たちStarsのレッスンでは、ご両親に"触れる"という感覚を感じてもらう時間を大切にしています。レッスンの中でご両親にもそれを感じてもらい、日頃の生活でのお子さんへのタッチが変わっていくことにより、お子さんの改善に更なる効果が期待できるからです。

私たちがフェルデンクライス・プラクティショナーの資格を取るにあたっては、この『触れる』ということを4年間かけてトレーニングしてきています。ここでは科学的に知識で学ぶのではなく、全て自分の身体を通して、感じることで生きた体験として身に付けていきます。

まずは、自分の身体を心地よい状態にした上で相手に触れることで、相手も安心し、より相手の動きも感じやすくしていくことができます。

来年度は普段からお世話になっている湊真里先生(川崎で活動している大先輩)と共に、「タッチ」の講座も開講していく予定なのでお楽しみに!!

皆さんも生活の中に少しでも良いので『相手を感じながら、触れ合う時間』取り入れてみてくださいね。

レッスンの中でも疑問点などあればどんどんご質問ください!!オキシトシンレベル一緒に上げていきましょう〜〜!!!


ではでは、またレッスンにて。

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お読みいただき、ありがとうございました!!!


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