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和食展に行ってきた

先日、上野の国立科学博物館で開催されている『和食展』に行ってきました。

平日の午後に行ったのですが、空いていたのでじっくり見て回っていたら2時間半も経っていました(笑)。
身近にありながら、和食について知らないことばかりだな〜と思いました。

☆☆☆☆☆☆☆

最初は食材について。
全国の水道水の硬度や、キノコ、山菜、野菜に海産物と多岐にわたって丁寧に解説されていて見応えありすぎ。

日本人はよくキノコを食すらしいですが、私はキノコ嫌いです(笑)。
えのき茸しか好んで食べません。
でも見てるのは好きなんですよね、キノコ。

こんなに可愛らしいのに
毒キノコ

和食でお馴染みのお野菜、外国産のものが多くてビックリ。
遠路はるばる日本に来てくれてありがとうございます。

和食に欠かせないお野菜は
外国産のものも多い。

和食って、日本国内だけで完結できるものではなかったのですね。
大根の故郷がヨーロッパとは!

大根おろしは食べられないけど
おでんの大根や
ふろふき大根は好きです。

☆☆☆☆☆☆☆

海産物コーナーではレプリカとはいえ、推し深海生物のタカアシガニに出会えてテンション上がりました(笑)。

私の推しです(笑)。
食べたことはありません。

私は魚よりお肉派なのですが、最近はちょこちょこお魚も食べるようになったので、魚コーナーもしっかり見てきました。

サケとサーモンが分類学的には、イエネコとチーターほども違うとは初めて知りました。

海藻コーナーは、昆布の大きさや長さにビックリ。
日高昆布や利尻昆布、羅臼昆布の違いなど興味深かったです。

完全にアート作品

☆☆☆☆☆☆☆

『腐敗と発酵は同じもの?!』

微生物の働きによって人間に有用なものができるのことを発酵、不要なものや有害・不快なものができることを腐敗というそうですが、私にとって納豆は腐敗なんだよなぁ…(笑)。
(全世界の納豆好きな皆さん、すみません)

和食といえば、醤油
和食といえば、味噌

☆☆☆☆☆☆☆

続いては、和食の成り立ち。
歴史上の偉人がどんなものを食べていたのか、わかっちゃいます。

卑弥呼さまぁーーーっ!の
食卓です。

江戸時代のグルメガイドやファストフードなんてものも。

江戸時代のお寿司はでかい!!


気になる料理の現代風レシピを受け取れる
QRコードも多数ありました。
お料理好きな方はチャレンジしてみては?


江戸時代のお花見弁当。
ちびまる子ちゃんちのお節料理並みに
茶色っぽいですが、結構美味しそう。

☆☆☆☆☆☆☆

個人的に好きだったのは、『マンガに見る昭和の食』コーナー。
サザエさんで、戦後の台所や食卓について学べます。

調理器具が電化されヒマができたサザエさん、パートに行っていたとは(笑)。
今ではあたり前のようにある調理家電のありがたみを改めて感じました。

波平さんの夕食。
私の夕食よりいろんなもの食べてる(笑)。

☆☆☆☆☆☆☆

あと2週間ちょっとでお正月ですが、お正月といえばお雑煮。
お雑煮といえば、餅は丸餅か角餅か、餅を焼くか煮るか、いろんな論争が起きる食べ物。

雑煮文化圏マップ

私は埼玉県民なので、江戸風角餅すまし汁文化圏です。
白みそ仕立てや、あんこ餅のお雑煮にも興味があります。
あんこ餅、お雑煮にしたらどうなるんだろ?

☆☆☆☆☆☆☆

他にもいろんな視点から和食について知ることができて、「2,000円でこんなに楽しんじゃっていいんですか???」というくらい楽しかったです。

科博の特別展の良いところは、展示内容の充実度と、必ず最後に課題や問題提起をしてくるところ。
「すごいね」「おもしろいね」だけで終わらせないのってとても大切だと思うし、改めて考える機会を与えてくれることに感謝です。

宇宙日本食。
まさか和食展で『JAXA』の文字を
目にするとは思いませんでした。





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