Voicy社員がリスナーとパーソナリティ、両方のユーザーを深く理解するためにしていること
こんにちは、VoicyでUI/UXデザイナーをしているスタミです。
今回はVoicy社員たちが積極的に取り組んでいるユーザー体験が非常に有意義でしかも楽しい件について書きます。
Voicyユーザーの属性は2つで、パーソナリティになるには強い意志やコンテンツ力が求められる
前提として音声プラットフォームのVoicyには、基本的に2つの体験が存在しています。
パーソナリティが放送する
リスナーが放送を聴く
Voicyでは誰でもリスナーになることはできるのですが、パーソナリティになるには審査があり、その通過率は5%とかなり厳しめのプラットフォームです。
そんな中社員がプロダクト貢献のためにユーザー体験をしたいからからといって、いいかげんなチャンネルを開設して良いわけがないですし、しっかりやらないと本質的にはユーザー体験になりません。本物のパーソナリティが持っているような強い意志を、社員も持って取り組む必要があります。
現在、私はVoicyでパーソナリティをしています
半年前に入社したばかりですが、同じ部所属のプロダクトマネージャーのぶんたさん、デザイナーのきょーちゃんが自社プロダクトであるところのVoicyで「プロダクトハック」というチャンネルを運営していたのですぐ加入させてもらい、現在はVoicyパーソナリティとして毎週配信をしています。
こんな感じ↓
私はあがり症なのですが、デザイン業務の担当としてパーソナリティ向けの体験を作るチームに配属されたので、「スタートアップのデザイナーたる者、自社プロダクトのユーザー体験をせずして何ができる!?」ということで、えいや!と飛び込むことにしたのです。(リスナーとして聴いていた番組を配信する側に自分が行くのはVoicyパーソナリティもなかなかしていない体験w)
パーソナリティ向けの体験をデザインする私にとって、実際にパーソナリティをするメリットはたくさんある
あれから半年…それなりに大変ですが、メリットもたくさんあるのでなんとかまだ続けられています😭
ユーザー体験
なんと言ってもユーザーとしての体験をできることが一番デカい。ユーザービリティはテストやインタビュー、データからわかっても、パーソナリティのリアルな気持ちは実際にチャンネル運営してみないと本質的には解り得ないので、思考のベースを養う重要な仕事となっています。
デザイナーとしての情報インプット&アプトプット
チャンネルのメインテーマが世界を代表するようなデジタルプロダクトの歴史や創業ストーリーについて話すことで、毎週情報のインプットとアウトプットが必然的にセットになりました。
普通に働いているだけだと、全く違うカテゴリのプロダクトについての情報は自分から取りに行かないとなかなか入って来ない&それをアウトプットする時間を取りづらかったりもするので、これらをセットで取り組ませてもらえているのはありがたい。
あがり症克服、話すトレーニング
私の場合は人前であってもなくても、説明やプレゼンのような形で話すことに緊張してしまうため、とにかく話すことへの抵抗が強い人生だったのですが、年齢も40代に差し掛かって「ずっとこのままだと生きづらいな…」という気持ちが強くなっていたので、とにかく場数を踏むと決めて実践しています。
続けているとそれなりに慣れてくるものですね…最近はそんなに緊張せずに、多少は展開などを考えながら話せるようにもなってきましたし、業務上説明を求められた時の対応もだんだん良くなっている気がします。
副次的なメリットも含めると一石三鳥!今後も続けていきます。
他の社員も積極的にやっている
Voicyには「限定チャンネル」というものがあり、Voicyを利用して特定の集団の中だけでチャンネルを運営していくこともできます。
それがこの「声の社内報」というサービスだったりするわけですが、Voicy社内ではこのシステムを活用してたくさんのメンバーがパーソナリティをしています。
例えば以下のような番組が企画、運営されています。
週1放送の「VOクらの知らない世界」
平たくいうと週替わりで毎回違う趣味の話で社員たちがワイワイ話すだけの放送ですが、ゲストはもちろん、リスナーも含め社員同士がお互いのことを楽しみながら理解する知るきっかけになるので、全社のエンゲージメント爆上げの番組です。こういうチャンネル名は大体「Voicy」と何かのパロディ、ギャグですw
エンジニアチームのパーソナリティ体験企画
すでに実施期間は終了してしまったのですが、エンジニア全員参加で1か月間パーソナリティとしてチャンネルを企画運営することでユーザーに対する理解を深める取り組みでした。
直接コードを書いてタスクが片付くとか、解りやすいスキルアップの類ではないことを自分たちで企画して全員で実行できるのはすごい。
余談ですが、PdMで1人「エンジニアじゃないからってこの企画からハブにされたけど俺は俺でやる」って言い出して、企画終了後も1人で続けてる人がいるなぁ。
Barボイトーク
Voicyオフィスの3Fのバーカウンターに設置されている端末から、訪れた人が誰でも気軽にパーソナリティ体験ができるようになっているチャンネルです。
最近始まった取り組みなのですが、バーで盛り上がっている社員はもちろん、来客の方にも収録アプリを使った配信体験をしていただけるところがすごいんですよね。
どんな人から配信があるかリスナーとしても楽しみです…!
他にも以下のようなチャンネルがたくさんのメンバーによって企画、運営されています。ゲスト出演などを含めるとおそらくVoicyで配信したことが一度も無い人は1人も居ない状態だと思います。
HR系の情報共有&トークセッション
各種表彰者インタビュー
社長日報
入社オンボーディング
と、パーソナリティとしての体験にかなり寄った紹介をしてきていますが、同時にリスナーとして聴くこともユーザー体験になっていて、両方のユーザー体験を積極的にしているからこそ、どの職種であっても各々が自分の仕事に誇りを持ちつつ、良くないと感じたところを良くしていく取り組みや新しい体験を作ることに繋げることができていると思います。
Voicyメンバーが運営している公開チャンネル
公開のチャンネルでしっかり取り組んでいるメンバーもたくさんいますので、紹介していきます。ぜひ試し聴きしてみてください!
1駅分のボイHR/ぶっちゃけ人事
勝村泰久@ぶっちゃけ人事
Voicyの役員で人事部門のリーダー勝村のチャンネルです。
2020年3月にスタートし、現在250回以上配信しています。
Voicyでフォロワー1,934と言ったらかなり立派なパーソナリティとして認識されるレベルで、役員としての威厳がすごいってなるパターンじゃないでしょうか。
私は彼からYOUTRUST経由でスカウトされて入社しているのですが、正直どんな人なんだろうと思って最新の放送から遡ってめっちゃ聴きましたね。
初めは興味本位でしたが、社会人としての心構えや、就職活動に向き合うスタンス、採用する側の考えなどなど、普通に勉強になることがたくさん聴けたので、「なにこれシンプルに転職活動中の人が聴いた方が良いチャンネルじゃん…」と感謝しながら面接に臨みましたw
観葉植物を楽しむグリーンラジオ
Green Radio ワタナベ & ハセベ
観葉植物好きの男性社員2人が毎回ガチで観葉植物の話ばかりを配信しているチャンネルです。
2021年11月にスタートし、現在150回近く配信しています。
この頻度で1年くらい続けていればちょっとくらい全然関係無い話しかしていない回もあるんじゃないかと多少粗探ししてみましたが、本当に毎回植物の話を続けていますね…。
植物に興味がない人にとっては世界で一番どうでも良いチャンネルということになりますが、同じ趣味を持つリスナーからちゃんと愛されるチャンネル街道を着実に歩んでいてすごい。
Voicy内でも実務に関係のないテーマで運営している社員のチャンネルの中で一番貪欲に勝ちパターンのセオリーを実践し、うまいこと運営してるチャンネルと言えるでしょう。
私が認識しているだけでも以下の点をしっかり押さえていて、
週3回配信(なるべく定刻配信)
扱うテーマはニッチに、ソリッドに
リスナーとのコミュニケーションを大事にする
Twitterでチャンネルのアカウントを開設し、告知等の運用をする
相性の良いパーソナリティとコラボ生放送する
他の社員達も日に日に「これは認めざるをえない…」という空気になっているのを肌で感じています。
voi-chord by Voicyエンジニア
Voicyテック部
エンジニアチームの中で選ばれし数名が持ち回りで運営しているチャンネルです(運営メンバーは半期に一度交代)。
2020年にスタートし、現在200回近く配信しています(すごい。
私がやっているように、ユーザー(パーソナリティ)として自社サービスを体験することでプロダクト開発における重要な感覚を養うことはもちろん、エンジニアチームの雰囲気や思想を外部へ発信することで良い人材の採用にも繋げていきたいという目的もあるそうです。
素晴らしい取り組みですね!
【公式】Voicy採用なう
Voicy採用チーム かっさんとはる
時期によって放送内容は違いますが、採用チーム主導で「声の求人票」や社員のインタビュー、各チームの仕事の紹介、採用系イベントの生放送(アーカイブ付き)など、ガチで採用系の情報発信を目的としたチャンネルです。
採用担当者だけでなく実際に各ポジションの人声を聴けるところが良いです。50名規模の会社であればリアルに「この人たちと一緒に働く」とイメージできることは割と大きいのではないでしょうか?
私も入社を検討する際にいろいろなチームやポジションについての放送を聴いて、入社後の働き方のイメージを膨らませてスキルやカルチャーマッチの判断材料にさせてもらいました。
選考ステップだけではさすがにこの人数の話や自分が入る予定のないチームの話を詳しく聴くことはでなかなかできないので、入社を検討する方にはぜひ活用していただきたいチャンネルです。
Voicy Daily PICK UP!
#Voicyデイリーピックアップ【平日朝7時更新】
Voicyで日々新設されたチャンネルなどの紹介をしているチャンネルなのですが、実はメディアチームのメンバーが持ち回りで運営しています。
みんなアナウンサーみたにシュッとした感じでチャンネルの紹介しててすごいから是非聴いてみてほしい。
ちなみにガチのNHKのアナウンサーであるところの栗原望さんが配信してることもあるw(現在Voicyにて研修中)
Voicy社長の頭の中
緒方憲太郎(Voicy社長)
弊社代表緒方のチャンネルです。
Voicyに関する配信が多く、日々考えていること、やろうとしていること、想い、機能についての説明なども赤裸々に配信しています。
余談ですが、改めてこのチャンネルのURL見たら末尾についている番号が「1」で、(((これは…創造主のID…)))となりましたね。
Voicyがもっともっと盛り上がって、緒方さんがこれからもずっとこのチャンネルを続けられるように私も頑張ろうと思いました。
#Voicyフェス STAGE A
Voicy FES '22 #Voicyフェス 10/27-29開催
これは10/27〜29の3日間開催されるVoicy FES '22の会場となるチャンネルなのですが、今月に入ってから毎日カウントダウンライブという放送をFESチームメンバーでお届けしています!
期間限定ではありますが、社員が放送していますので、是非チェックしてみてください。
さらには、プレミアムリスナー(チケット購入)になると今年のFESをお楽しみいただけるだけでなく、今なら昨年の神対談が聞けるようなのでめちゃんこお得です。
なんだか露骨な宣伝になってしまいましたが、本当にVoicy社員が毎日頑張って配信していますので是非!
今後も職種に関係なく、ユーザーを深く理解することに貪欲であり続けたい
すでに価値ある事業で成功している企業がたくさんある中であえてスタートアップを選んで所属するなら、どの職種であっても自社プロダクトのユーザーがどのような体験をしているのかを理解して、どんな価値を生んでいるかをしっかり感じながら前に進む方が成果も出せるし、やりがいもあって、しかも楽しい。
Voicyでは今それが全社的にできている方かなと思うので、私は体験設計をする者としてその先頭を走れるように頑張ります。
Voicyでは一緒に働くメンバーを募集しています!
Voicyではデザイナーを含めた全職種で積極的に採用活動をしています。
この記事をここまで読んでVoicyの仕事に興味が湧いた方、応募フォームやMeetyからのご連絡くださいね。
また、Bar Voicyというオフラインイベントも月1で開催していますので、メンバーと直接会ってお話しすることも可能ですよ。
開催予定のイベントはこちらからチェックしてください。お気軽にどうぞ!
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