わかき彦星のなやみ

婚活はやめた。でも幸せの形って色々あるからね。自分の幸せ模索中。 『若きウェルテルの悩…

わかき彦星のなやみ

婚活はやめた。でも幸せの形って色々あるからね。自分の幸せ模索中。 『若きウェルテルの悩み』が好き。 『赤と黒』のジュリアンも好き。 でも星空を観ることが1番好き。

最近の記事

秋雨の東山動植物園

秋雨の東山動植物園 時間ギリギリに慌てて駆け込む。なんとか10分前にたどり着くことができた。 ここは東山動植物園の自然動物館にある夜行性動物エリア。館内は真っ暗で、かすかな灯りを頼りに動物を探すエリアだ。 最近知ったのだが、このエリアは開園後1時間の10時まで電気がついていて明るい。 行かなきゃと思い立ち早起きしたものの、休日のクセでゆっくりと優雅な朝を過ごしていまい慌てることになった。 小雨が降ったり止んだりの平日の動物園。人はまばら。朝は慌ててしまったけど、ここからはゆっ

    • だから動物園って最高

      ナイトズーに行ってきた。 夕方には閉園となる動物園が、営業時間を延長して夜間まで営業してくれる夏限定の特別イベントだ。 最寄り駅で降りると、落ちかけの薄暗さとムシムシとした空気が立ち込める。さながら熱帯雨林のようだ。 「さすが動物園の近くだけあって、獣って感じがするなぁ」 そう思っていたが、どうやら電車に乗っている間に一瞬だけ夕立があり、昼間の熱気で瞬く間に蒸発して熱帯雨林のような蒸し暑さを演出したようだ。勘違いしてしまうのは、はやる気持ちを抑えきれない大きな子どもだからか

      • 子供に魔法をかけられて。

        0.プロローグ 「ばいばーい」満面の笑みとともに手を振る彼女。 思い出すたび、しあわせの魔法にかけられたような気持ちになる。 子供って好き? 私には分からなかった。 甥っ子や姪っ子はいるものの、ほとんど会うことがなかった。 他に子供に接する機会なんてないし、日常において見かけたところで特別な感情もない。それはただ経験がないからなのかもしれないけれど。 会社の先輩には双子の子供がいる。二人とも女の子。そして先輩はひとり親。 ただでさえ大変なのに、なぜか多くの試練が訪れる

        • 新天地にて

          新しい環境に慣れるため。 新しく出会う人たちに馴染むため。 やるべきことはたくさんある。 私は新天地に異動となった。 とはいえ、そんなに大きなものではなく、同じ県内のグループ会社。しかも半年だけの期間限定。 一緒に働くことになる人たちとは、多少電話で話したことがある程度で会ったことはない。 新たな環境に身を置くこの時間を、どのように過ごすかは自分次第。 期間が短いから業務命令に沿って淡々と過ごすこともできる。 逆に業務以外の活動にも精を出し、新しい人間関係や新しい経験を積ん

        秋雨の東山動植物園

          最終推敲中。明日には新しい記事を上げられそうです。内容は私の環境の変化についてです。

          最終推敲中。明日には新しい記事を上げられそうです。内容は私の環境の変化についてです。

          「だった人」ってむずかしい

          だった人ってむずかしい。 かつてプロ野球選手だった人。 かつて社長だった人。 世の中に「だった人」はたくさんいる。 そういう人は「元プロ野球選手」や「元社長」などと言われる。 だった人って、自分で言うわけではなくて、他人からそう言われることで成り立っている。 そう言われるために必要なものはなにかというと、 野球選手なら、実績や知名度。社長なら肩書。 では私を「だった人」って表わすとしたら何だろう? 職業は会社員。でも社長ではないし、役員でもなければ管理職でもない。今まで役

          「だった人」ってむずかしい

          秋風そよぐ夜道を歩いて思う

          眠らないのか眠れないのか、分からない夜だった 仕事で疲れ切った帰り道。片側一車線だけど、交通量が多く車が列をなしている。その脇を歩いて駅へと向かう。 対向車から放たれる目を刺すようなライトがまぶしくて。耐えきれずに一本脇の道へと入る。 入ったその道は先程とは違って住宅街。両側に家が並んでいて、窓からこぼれる夜道への明かりは、森にさす木漏れ陽。等間隔に並んだ街灯は、まるで何かを導いているかのよう。 一方通行が多くて、ほとんど車も入ってこないひっそりとした夜道だった。 「こ

          秋風そよぐ夜道を歩いて思う

          少し冷えるようになってきた帰り道。 今週中に記事を1つ上げられそうです。

          少し冷えるようになってきた帰り道。 今週中に記事を1つ上げられそうです。

          十五夜の月をみて思う。

          目と目が合って、はじまる恋。 そんな気持ちをどこへ置いてきてしまったのだろう。 今では目と目が合えば、不審な気持ちを抱いてしまう。 だから目と目が合わないように、お互いに関心をもたないようにする。 関心をもたないように、別のものに関心を向ける。前を向かず、視線は手のひらの画面へ。 周りに関心をもたないように、周りから関心をもたれないように。それぞれが創り出した手のひらの空間に生きる。でもそれって楽しいの? 少しでいいから顔を上げてまわりを見てほしい。 夜なのに明るい気がし

          十五夜の月をみて思う。

          誕生日を迎えて思う。

          誕生日って、やっぱり特別。 誕生日を迎えた人はその日の主役になる。家族や友人・仲間などにお祝いしてもらって、笑顔がいっぱいあふれる特別な日。 私の子供の頃は、よく外食に連れていってもらった。普段は食べられないようなステーキだったり、焼き肉だったり。特にブロンコビリーのがんこハンバーグが好きだった。 お祝いをしてもらえると嬉しい。でも祝ってもらえるから特別なのかというと、そういうわけではない。誰からも祝ってもらえなくても特別な日。なぜなら、自分の中で特別な日であることを意識し

          誕生日を迎えて思う。

          生き物が好き。ー八重山諸島のオカヤドカリー

          動物が好きだし、生き物が好きだ。 八重山諸島に一人旅をした時、目の前に広がる美しい海には目もくれず ひたすらビーチにわらわらと出現したオカヤドカリを観察し続けていたこともあるくらい。 オカヤドカリは臆病だから人の姿を見るとすぐ逃げる。でも人間の方がすぐ追いついてしまう。そんな時は体を殻に引っ込めて、入口を脚で蓋する。しばらくそのままじっとして動かないんだけど、少しすると脚を緩めて入り口から外の様子を伺う。 まだ危険で「逃げられない!」と判断した時は再び脚で入り口をピシャっと

          生き物が好き。ー八重山諸島のオカヤドカリー