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ある日のご質問 #1


イベントを開催した後や、インスタライブ、clubhouseなどで突拍子もなく配信した後には、ご質問を寄せていただくことがあります。

最近メールのお返事がまったくできないまま、ずいぶん溜め込んでいるため、たくさんの方に共有する形でお返事をさせていただきます。

プライバシーに関わることは割愛し、いただいたご質問の文面をどなたが読んでもご理解いただけるように少し編集して掲載いたします。


【ご質問】


以前イベントの質疑応答の際に、「実家の手伝いに行きたいが、胸がギュー&息が苦しくなってつらい」という相談をさせていただきました。

こじょうさんから「体の反応を優先させたほうがいい」と言われ、家族に「ちょっとつらい、明日は休ませてほしい」と伝えることができました。それで、行かなくていいことになり、電話を切って少し泣いたら、胸のギューが消えていました。体って不思議だな、と思いました。

胸のギューを観察していると、たしかに、場所を変えたり、やっていることを変えたり、考えを変えたりすると、ギューが消えたり、また現れたりしました。木に背中をくっつけると安心感があったりもしました。このギューは、なにかのセンサーなのでしょうか?

言いたいことを伝えてギューが消える、というのはなんとなくわかる気がするのですが、場所を移動すると消える、というのは不思議だなと思いました。



【お返事】


ここからはぼくの超個人的な見解をお伝えします。
このお返事がすべてではありませんから、あくまでもご参考までに読んでいただけたらと思います。

身体の反応として起こる「ギュー」は、ある種の自己防衛反応だと感じています。おそらく、いろいろな方が経験なさったことがあると思います。ご質問者様は胸のあたり、人によってはお腹(女性なら子宮)や背中、頭だったり、人それぞれです。その「ギュー」は一般的に「ストレス」と言われていると思います。

そのため、ストレス緩和、回避につながる行動をすると、「ギュー」はなくなります。打ち明けられない本音(ギューの原因)を、しかるべき相手にしっかりと伝えたら(ギューの解消につながる行動)、「ギュー」はなくなる、そんな感じです。

きっとこのあたりまででしたら、意識的にでも無意識でも、どなたでも実践しているでしょうからご理解いただけると思います。


ぼくはこのご質問者さまに対して、「よく使うベッドなどの家具の位置を変える」とか「寝ている向きを変える」とか、場所を変えることについてなどを、星々からのご質問者様への提案としてお伝えしました(たぶん)。


その理由は、平たく言うと「響き」なんです。


先述の「ギュー」が発生する時には、まるで音が鳴っているかのように「響き」も発生します。周波数と言った方がわかりやすい場合は、周波数と言い換えてもいいと思います。

ぼくが感じるに、「ギュー」だけでなく、ぼくたちのありとあらゆる行動には固有の「響き」があります。例えば、歩き方とか走り方って、人それぞれでちょっとずつ違うと思います。イメージ的には、その動き方(おそらく関節とか筋肉とか、骨とか)によって、別々の「響き」が出ている感じがするんです。

もちろん、足が大地を踏み締める音とか、バタバタ走る音とか、わかりやすく捉えられる「響き」もありますが、五感で感知できないような「響き」も存在している、と体感で感じています。

また、それらの「響き」は共鳴によって大きく増幅するケースがあるように感じています。

この自然界には、都市や田舎関係なく、そこかしこで耳では捉えられない響きが発せられています。理論物理学では「万物は振動するエネルギー」と言われていますから、科学的に見ても、おそらく万物は振動しているからこその「響き」が発生しているはずなんです。

万物、ですから自然物だけでなく、人間が作り出した人工物もまた同じです。机や椅子、棚、ペン、鏡、服、コップなどなど、すべての物が「響き」を有しているように感じます。

それらの物がもつ「響き」と、ぼくたち人間の気分や体調などによって変化する「響き」が、ふとした時に共鳴して、増幅することが十分に考えられるのです。

そのため「最近調子が良くない自分」「胸がギューっとなる自分」に気がついたら、その際に部屋(空間だけでなく、人間関係などでもありうる)にあるものの何かが共鳴している可能性があります。そのような背景もあって、昨今では「断捨離」「掃除」「整頓」などが注目されているのかもしれません。

特に地面の大部分がアスファルトなどで埋め尽くされている都市部の場合は、土が絶えず呼吸を繰り返し、木々がのびのびと根を伸ばし葉を茂らせ、多様な生物が息づく自然豊かな田舎とは違って、水や風などの自然の要素が滞りがちです。

ぼくは、水や風が「響き」の変化に大きく関係しているように感じています。日本では「水に流す」「風を入れる」など水と風を使った変化を表す言葉がありますから、毎日自然と触れ合って暮らしていた昔の人は、きっとそのあたりのことがよくわかっていたのでしょう。

そういった背景もあって、「響き」の変化(水に流したり風を入れたり)のための「断捨離」「掃除」「整頓」に人々の目が向きやすくなっているのかもしれませんね。

そう言ったわけで、「ギュー」というストレスを感じた自分自身が、立ち位置を変える、過ごす場所を変える、家具の場所を変えるなどをすることで、「響き」に変化が起こり、ご自身の心身の状態自体にも変化が起こりやすくなる、というのが個人的な見解です。

鬱々した気分を変えたい方、停滞した状態を打開したい方、人生を好転させたい方にとっても有効だと思います。今回お伝えしたことを意識の片隅に入れつつ、「響き」の変化をお楽しみいただけたら、きっと自分自身という尊い「響き」がどういうものなのかを、ご自覚できるはずです。





こじょうゆうや

あたたかいサポートのおかげで、のびのびと執筆できております。 よりよい作品を通して、御礼をさせていただきますね。 心からの感謝と愛をぎゅうぎゅう詰めにこめて。