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『リア王』観劇

こんにちは。
人形劇をするチーム、劇団ほしのふねです。

本日、リア王を観てきました。

ででん。

シェイクスピア作品は劇、人形劇含めて4作品目。

夏の夜の夢
お気に召すまま
ハムレット

そしてリア王。

今まで見てきたシェイクスピアは大体、演出が日本の文化を混ぜた和洋折衷な感じだったりして、the王道!をみた経験がないのですが

今回はその中でもダントツで斬新。

その斬新さ故に知る、シェイクスピアの凄さ。

どんな舞台背景を背負っても違和感なく成立してしまう。
セリフの言い回しは当時の芝居台詞のような、シェイクスピア常連の貴族のお上品言葉なんだけど、背景が西洋風でなくても浮かないんですよね。

想像してください。

サザエさんの家に黒電話がなくなって、みんなスマホ持ってて、テレビもハイビジョンなのに登場人物たちは昭和の時代のまんまだったら普通違和感しかないはずで、違和感を受け入れられず終わると思いませんか?

それがシェイクスピアにはない。

確かにセリフが回りくどくて、文面で追わないでセリフでいきなりくるとつまり、つまるところ何が言いたいんや..?ってならなくはない。

でもそれがシェイクスピアたらしめるものだとも思ってて、私はそんなシェイクスピア節が好きです。

そして、シェイクスピアで上演される舞台が好き。
演者さんが一際気合い入って芝居をぶつけてるな!って感じが見てて、熱くなります。

今日も贅沢なシェイクスピアでした。

今回のリア王は演出構成が凄い。
どうやってそんな風にしようと思ったんだろうって後半ずっと考えてた。

出来ることならこのリア王をまた観たい、と
思ってしまうくらい癖強で余韻残る舞台でした。

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