マガジンのカバー画像

使徒の働き(礼拝説教要約)

13
運営しているクリエイター

#キリスト教

使徒の働き9章1~22節 「選びの器 ①」 2023.9.6 守谷キリスト教会礼拝説教

使徒の働き9章1~22節 「選びの器 ①」 2023.9.6 守谷キリスト教会礼拝説教

パウロは世界の歴史に対して最も影響を与えた1人です。

彼は様々な迫害や苦難の中にありながらも、
ローマ世界にキリスト教を伝え、
そしてキリスト教神学の基礎を作りました。

彼が書いたいくつもの手紙の中で、

彼は
「選び出された」
「使徒とされた」
「みこころによる」
パウロと名乗ります。

その背景にはいつも、
使徒の働き9章に記されている、
復活のイエスに出会ったという体験がありました。

もっとみる
使徒の働き8章26〜40節 「多様な世界に、神の愛を -ピリポの宣教-」

使徒の働き8章26〜40節 「多様な世界に、神の愛を -ピリポの宣教-」

新約聖書に収められている「使徒の働き」は、
キリスト教が世界にどのように広がっていったかを記録しています。

それは、それまでユダヤ社会という単一な文化の中にあった福音が、
多様さをもった世界にどう発信され広がっていったのかという物語でもあります。

私たちの住むこの世界も、
私たち自身も多様さに満ちています。

それはこれらをデザインされた神ご自身が唯一の方でありながらも、
その存在の内に「三位

もっとみる
使徒の働き5章1~11節「アナニヤとサッピラ-その信仰と行いは誰のため?」

使徒の働き5章1~11節「アナニヤとサッピラ-その信仰と行いは誰のため?」

アナニヤとサッピラの記事に、私たちは動揺します。

旧約の時代にあっては、
神がご自身の聖さを示す似たような事件がありました。
(ヨシュア記のアカン、ダビデの時代のウザなど)

しかしいくら信仰的に、また神学的に
こういった類の記事を解釈をしようとしても、

真に納得することは難しく、モヤモヤしたまま残ります。

使徒の働きの前半には、
ペンテコステの後に誕生したエルサレム教会の様子が記録されてい

もっとみる
使徒の働き3章1〜11節「私たちを見なさい」と言えるために。

使徒の働き3章1〜11節「私たちを見なさい」と言えるために。

ペンテコステの日に誕生したエルサレムの教会の姿は
使徒の働き2:43-47節に記録されています。

「教会」と言っても彼らは建物を持っていたわけではありませんでした。

「宮に集まり」とは、
エルサレムの神殿に集まっていたということです。

このことはキリスト教の性質にとって非常に重要です。

キリスト教は単に
道徳規範や社会を都合よく回すために作られた哲学ではないのです。

私たちは、ユダヤ教で

もっとみる