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AiSOTOPE LOUNGEでの2日間と「GAY STAR IN THE GALAXY」の話

2023.05.10 二丁目の魁カミングアウトの1stアルバム「GAY STAR IN THE GALAXY」の発売記念リリースパーティ、
2023.05.18 二丁目の魁カミングアウトの「FREE GAY LIVE」に参戦しました。

両日とも会場は二丁魁にちょがけのホームグラウンド・AiSOTOPE LOUNGEアイソトープラウンジ
私はしばらくアイソに来れてなくて、いつぶりだろう?って調べたら去年11月の日が紅生誕ライブ以来半年ぶりでした。
そんなに来てなかったんだ!?って我ながら驚いた。
だって西川口Heartsの方が近いんだもの……笑

そんな2つのイベントと、そして2023.05.01にリリースされた1stアルバム「GAY STAR IN THE GALAXY」の感想を書きます。

リリースパーティー

2023.05.01の12周年ワンマンで買っておいたCD2枚(初回盤と通常盤)に4人からサインを書いてもらう。
いつものように4対1かと思って行ったらメンバーそれぞれが待機してて1対1!?って緊張度がうなぎのぼりに上がって焦ったけどよくよく見たらミキぺい/筆紅の2対1だった。いやそれでも心臓バックバクだったが。

●ミキぺい
ミキぺい「ありがとう〜👋」
🍊👋👋
ぺい「みかんちゃん!」←ちゃん呼び珍しいっていうか初めて言われた気がする
🍊「リリースおめでとう〜」
ミキ「ありがとう〜聴いた?」
🍊「まだ〜。でもバンサバのライブ映像とかでプレイリスト作って、今日聴きながらきたよ」
ぺい「バンサバとか、ライブで聴いてたのとはまた違う曲みたいに聴こえるから。びっくりすると思う」
🍊「楽しみ〜」
ミキ「私たちの思い出が一曲一曲詰まってるアルバムじゃん」
ぺい「そうね。曲順通りに歌詞カード見ながら全部聴いてみて。聴いたらTwitterでもブログでも感想書いてね」
🍊「聴きます、書きます」
ぺい「感想楽しみにしてる。あなたと出会えて1枚目のアルバム、嬉しい〜」
ミキぺい「ありがとう〜👋」

●筆紅
筆紅「ありがとう〜👋」
紅「ぼくたち初めてのサイン会なの。一緒でしょう?」
🍊「うん」
紅「わー!嬉しい〜!」
筆「どの曲にもたくさん思い出が詰まってるよね」
🍊「うん。一年前に出会えて良かったなって、改めて思いました」←泣きそうオタク
筆「ライブでずっと歌ってきた曲をさ、これからはライブがないときにも聴いてもらえる、ぼくたちの歌が生活の一部になるってすごく嬉しいんだ」
紅「イヤホンでさ、ぼくたちの声が聞こえるってさ、最高だよね」
🍊「うん、嬉しい〜」
筆「何の曲が一番好き?」
🍊「やっぱり私はライブで見るのが好きだから、ライブの思い出が多いひふみよ、ダンサバもライブが楽しくて大好き。あと2人の生誕ライブで見たときくらいから『隕石ほしに願いよ』がすごく歌詞が良いなぁって好きになって。今はその3曲が好きかな」
筆「『隕石に願いを』は「これからの方が長いんだよ」って、まさにそういう気持ちなんだよね」
🍊「うん。2人の生誕ライブに行けて、この曲を聴けて良かったって本当に思ってます」
紅「嬉しい、ありがとう〜!いっぱい聴いてね!👋」

おまけ
リリパ終わりにオタク友達2人と軽食。

カ オ ス !

CD並べて撮りたい~って言ったら友達にその日買ったランチェキを敷き詰められてカオスになった光景。愉快。
『GAY STAR』MVのキャッチャーふでちょが可愛いという話などで盛り上がった。

FREE GAY LIVE

2日前の5.16が私の誕生日だったので、この日は自分への誕プレ代わりのライブ🎶と思って行きました。
ただ16日、17日にも他のライブに行ってたし仕事もバタバタしてたから結構体力的にはしんどい部分もあって、アゲセトリが来てもジッと見る日になるかもしれない、と思ったりもしてた。

誕生日祝いに見たい曲、って考えたときに『青春は何度でもやり直せるなんて嘘だ』『そっ閉じ青春』『隕石に願いよ』の3つがパッと浮かんで、『病める時も 健やかなる時も』もいいな、と思ったりしながら仕事終わりに会場へ。

セットリスト

01. シワの数だけ被GAY妄想
02. ネガちゃんvsポジちゃん
03. やめらんない!とまらない!
04. 勇者か村人A
05. 青春は何度でもやり直せるなんて嘘だ
06. 三原色カタルシス
MC
07. 病める時も 健やかなる時も
MC
08. 隕石ほしに願いを~when you wish upon the galaxy~

ライブレポ

上手側の端っこ、5~6列目くらいだった気がする。
もし身体がしんどくなっても最後まで見れるように端っこを選んだ。

開演前のBGMにハロプロの曲(たぶん)が流れていて、その音が一度大きくなってからフェードアウトしていく。ミキさんがそのBGMに被せてちょっと歌ってるのがマイクを通して聞こえてきた。
その流れのままミキさんがぺいちゃんの影ナレにも茶々入れして、ぺいちゃんは「ピ~ンポ~ンパ~ンポ~ン♪」を言い直してた。笑

大人しくしてようと思ってたのに、影ナレでぺいちゃんが「え~そんなんじゃアチアチになれないよ!」って言うから声を出した。基本的に喉が強い(声がデカイ)ので、体調の良し悪しに関係なくデカイ声が出る。

その流れで1曲目『シワの数だけ被GAY妄想』がきたら身体動かさない・声出さない……は、無理でしょ!
次の日の仕事がしんどくなるとかそういう理性的な思考はその瞬間に切り捨てました。明日の私ごめんな!
声も出したし踊ったし飛んだ。いつも通り。

紅さんが何かとプク顔してて、プクの頬袋が大きすぎるし口のとんがらせ方可愛いしでプクっていうかもうタコ🐙じゃんって顔して正面向いてるの可愛かった。顔のいい男にこんなコミカルな表情されたら堪らんすぎるだろ。

『シワの数だけ被GAY妄想』恒例のミキぺいジャンケンはぺいちゃんの勝ち。最近私が見てると8割9割ぺいちゃんが勝ってる気がする。
ここの勝率記録してるオタクとかいないかな???って気になった。

2曲目が『ネガちゃんvsポジちゃん』でもうアゲセトリ確定やんけ!になった。明日の私ごめんな(2回目)。

『ネガちゃんvsポジちゃん』は初披露の5.1と、そのライブ映像を1-2回見たっきり全然見返してなかったんだけど、ライブ映像で歌詞を一通り見たおかげかライブで見るの2回目でも見え方というか解像度が全然違ってた。
楽しい曲楽しい振り付け楽しい歌い方、だけど歌詞をよく聞くと心の弱い部分を優しく包んでくれる歌詞。すごく二丁魁らしい曲だな〜〜って感じられて良かった。

ラストの「大丈夫僕らは進める」でぺいちゃんの斜めの指差しがちょうど正面でレスもらえて嬉しかった。
(どこの歌詞でもらったか覚えてなくてライブ映像を見て振付確認したらここだったの嬉しすぎてこれを書きながら時差で悶えています……めちゃくちゃ嬉しい……)

3曲目『やめらんない!とまらない!』で引き続きアゲセトリ。
この3曲の流れはぺいちゃんずっと表情がコミカルで可愛かった。舌ぺろもちょこちょこしてたね可愛かったね。

いつも冒頭の「もしもピンクのドアがあっても僕は開かない  この足で会いにいきたい」には「いやピンクのドアほしいですけど!?」って思っちゃうオタクなんだけど、今日は「この足で会いにきたこと」に特別な意味があるように思えて、この歌詞を聞きながら今日自分の足で来て良かったなぁって思った。

勇者か村人A』はいつもぺい紅が向かい合ってオラオラしてるパートがあるんだけど、今日はいつもと違う可愛い感じだった。
初めて見るパターンだったから「え!?何!?なんかめっちゃ可愛いんだが!!?!?」って思ってるうちにそのパートが過ぎてしまって「可愛かった」以外の何がどう違ってたとか何も書けないんだけどなんかいつもと違った表情とか掛け合いとかしてて可愛かった!(語彙力)

このまま楽しいアチアチセトリで最後までいくと思ってたから『青春は何度でもやり直せるなんて嘘だ』のイントロがきた瞬間「青春!?本当に本当に青春???本当だーー!!!やったーー!!!」ってなった。
今日!!!!一番聴きたかった!!!!
歌詞のひとつひとつを耳に残しておきたくて、フリコピは控えめで耳に集中した。

何度でも書くけど私が二丁魁のワンマンライブに行こうって決めた理由が『青春は何度でもやり直せるなんて嘘だ』に出会ったから。

28.29.30才
とうとうあの時思ってた
「大人」になったんだけどなぁ
まだまだ青いな

『青春は何度でもやり直せるなんて嘘だ』

去年この曲のこの歌詞に出会ったとき感じたのは「私が感じてる絶望感がそのまま歌詞になってる」だった。
年を重ねる度に自分の未熟さを突きつけられているように感じられてつらかったここ数年の気持ち、そのド真ん中の歌詞がこれだ、って思ってこの曲を聞きながら泣いた日があった。

でもそんな日から一年以上が経って、何度もこの曲を見てきたしたくさんライブを見てきたしいろんな曲を見てきて歌詞を聴いて4人のパフォーマンスを見てきた中で、自分の中で少しずつ気持ちに変化があった。
去年8月のバンドツアー「bAnd survivor 2022」のとき、ミキさんが「私たちもみんなもまだまだ青春の途中だよ!」って言ってくれたことが特に大きくて、自分の未熟さを許せるようになったというか、「それでもいいじゃん」って肯定できるようになってきて。
去年や一昨年はTwitterにはひっそりとしか誕生日のこと書いてないんだけど(推しには盛大に祝ってもらってるけどそれはまた別)、今年はちゃんと書こうって、みんなにお祝いしてもらいたいって思えたのは本当に二丁魁のおかげで。

自分語りで話が逸れすぎた。
で、今日また「28.29.30才〜」をじっと聴いてたら涙が溢れてきた。
でもそれは辛さや絶望感からくる涙では全くなくて。
「まだまだ青い自分」でもいい、私だけじゃなくみんないくつになっても未熟さを抱えて生きてるんだ、自分だけじゃない、みたいな、初めてこの歌詞をそんなふうに受け止めることができた。
この歌詞に感じてたつらさは、その歌詞自身が持っていたものではなく、私の抱えてた絶望感が鏡のように反射して見えてたものなんだってそのとき気づいて、だから私の中で「年を重ねること」に対するネガティブな気持ちが和らいだ今この歌詞と向き合ったときに、今度は「青さを肯定する」前向きな歌詞に感じられて、なんだか世界が一気に開けたような晴れやかな気持ちになって、それで泣いてしまった。

『青春は何度でもやり直せるなんて嘘だ』、今日見れて本当に良かった。

そんな気持ちで胸いっぱいになってたところに『三原色カタルシス』がグイッと現実にひっぱり戻してくれたというか、またアチアチにしてくぞってアゲセトリに戻ったのが楽しかったし嬉しかった。
泣いてる暇なんてなく、とにかく楽しんだ。細かいことは覚えてない。オチサビのファインダーの景色も覚えておきたかったけど忘れちゃった。楽しかったから。

あ、ひとつだけ。
「笑いかけるいつもそばに」で頬を叩いてから手をすーーーっと上手から下手へ向けていくぺいちゃんが好きだなぁって思った記憶。

MCでは告知等々。
ライブ前に4人でランニングをしたって話。
ミキさんが「ぺいちゃんから誘ってくれたの!いつもぺいちゃんは誘うと濁されるのに初めて誘われた!」とすごく嬉しそうにしてたの可愛かった。ぺいちゃんはへらへらしてた。
あとミキさんが自分の汗拭いたタオルを何故かぺいちゃんに貸してたの謎行為だった。

MC終わりにミキさんが「みんなが健やかでいられるように、最後の曲を歌います」と言って、あ、やめすこだ、って分かった。

病める時も 健やかなる時も
気づいたらイントロで涙が溢れてきてた。
ふでちょの歌い出し「ねえ 空はこんなにも穏やかで」がものすごく良くて、2023.04.09のアキカルで披露したときのことを思い出した。
最初から最後まで、ずっと泣きながら見た。

歌い終えて、ミキさんから休養報告があった。

もっと早く報告できたら良かったけど、つい2日前くらいに分かったばかりことだということ。
この先もずっとアイドルでいるため、二丁魁を続けるため、歌い続けるための、前向きな決断だということ。
ぺいちゃんが「(ミキさんに)『あんたたち私がいないとだめじゃん!』って思わせないようなパフォーマンスを3人でしたい」と言ってたの、頼もしくてカッコ良かった。

ミキ「このまま終わりたくない!もう1曲歌って良い?」
ぺい「何歌いたいの?」
ミキ「え、私が決めるの?」
言い出しっぺなんだからそれはそう。笑
ミキ「隕石……あ、でも、楽しい曲とどっちにするか迷う」
両方やってくれていいのよ、と思ったけどそれは叶わなかった。
そんな流れで、もう一曲追加で『隕石に願いを』。
スタンドマイクがないので踊りはなし、歌だけで届けますと。

「「生きていく」 それは明日なにが起こるかわかんない事」
歌い出しの歌詞がそのまんま今のミキさんのことでびっくりした。しかもミキさんパートだし。
言葉の重みをいつも以上に感じてしまうパートだった。

『隕石に願いを』を見ているとき、ふと思い浮かぶ昔馴染みの顔があった。
忘れてたわけじゃないけど、もう長く会っていない人。懐かしく思ったり、寂しく思ったりした。
「僕ら一緒に過ごす時間がいつの日か 訪れる僕の未来そっと彩れるように」
今の私があるのはその人と過ごした時間があったからだな、ってこの歌詞を聴きながら思った。


最初に書いた通り、今日見たいと思っていた4曲『青春は何度でもやり直せるなんて嘘だ』『そっ閉じ青春』『隕石に願いよ』『病める時も 健やかなる時も』のうち3曲もセトリに入ってて、
前半アゲセトリもめちゃくちゃ楽しかったし、後半の沁みるセトリも私の心にドンピシャで刺さるものばかりで、こんなにも「今日来れて良かったな」と思えるセトリで本当に嬉しかった。

特典会

自分への誕プレってことで全員それぞれと2S撮りました。
誕生日だってことTwitterには書いてたけど直接言ったりはしてなかったから知ってるかどうだろうか、確率50%くらいかなとか思ってた。

🍊「一昨日たんj……」
ミキ「せーの、」
4人「ハッピーバースデートゥーユー♪」
🍊「……じょうびで、●●歳になりました」
ミキ「知ってるよぉ〜!」←ニコニコ前のめりに言われて嬉しかった
🍊←驚いてあわあわするオタク
📸💛ソロ
🍊「私、去年◯◯歳になったときは、歳取るのってすごく嫌だなって思ってたんですけど」
ぺい「歳とるの楽しいよ!」(後ろから聞こえてきた)
🍊「この一年で二丁魁の曲に出会って、今日歳とるのも嬉しいな、楽しいなって、思えるようになりました」
📸❤️
ミキ「えー超嬉しい〜!」
紅「🍊で撮ろ!」
📸💜
🍊「今日青春やってほしかったから、見れて嬉しかった〜」
筆「●にして!ぼく●にするから、●●(年齢)で撮ろう」
📸💙
筆「これからも一緒に歳をとっていこうね☺️」
🍊「ありがとう〜👋」
ぺい「●にして。私●にするから」←ふでちょの逆
🍊「はーい」
📸💛
ぺい「私がもっと、歳とるのって悪いことじゃないよって、楽しいよって姿見せていくから」
🍊「うん。今日のやめすこ、最初から最後までずっと泣いちゃった。見れて良かった」
ミキ「これから歳をとるってことはさ、それだけ私たちとの思い出が増えてくってことだからね!」←めっちゃ嬉しい言葉だった
📸💛
ぺい「おめでと!良い一年にしてあげる!」
🍊「ありがとう〜🥲👋」

ぺい🍊
ミキ
紅🍊
筆 手元は年齢バレるから🤫
ぺい 同じく手元は秘密🤫
ぺい

この時もらった言葉全部大切で嬉しかったけど、一番最後にぺいちゃんに言われた「良い一年にしてあげる!」が一番びっくりしたし一番嬉しかった。
「良い一年になりますように」っていろんな人に言われたし自分だってお祝いするときに言う言葉だけど、「なりますように」じゃなくて「してあげる」って言われたの、初めてだった。
そしてその言葉が嘘偽りないことは、この一年を過ごしてきて分かってるからこそ、嬉しかった。

おまけ
リリパ後にご飯食べた友達とその日も一緒だったんだけど、誕プレということでぺいちゃんのランチェキをもらいました。

チェシャ猫ぺいちゃん🐱🩷

友達もぺい推しなのに!リリパの日は「みかんさんこのチェキ好みだろうと思って」って見せびらかしてきてたのに!(大正解)
めちゃくちゃ嬉しかった〜大切にします、ありがとうございます🙏

アルバム「GAY STAR IN THE GALAXY」

CD発売して1か月以上経ってようやく聴いたので感想を書きます。
収録順は以下の通り。

01.GAY STAR
02.パラレルヤワールド
03.あるある言いたい
04.ひふみよ
05.□私はロボットではありません
06.思考回路ショート寸前
07.He is me, too
08.今も尚
09.Good As Yesterday
10.BAKADEMO AHODEMO
11.やめらんない!とまらない!
12.勇者か村人A
13.dAnce survivor 1999
14.隕石ほしに願いを~when you wish upon the galaxy~
15.

1曲目『GAY STAR』でわ〜〜〜ライブと歌い方が違う!ってなった。
ぺいちゃんの優しい歌い方好き〜。ふでちょの低音も好きだった。
終盤のブレイクのところ、ライブだとぺいちゃんが「ポウ!」って言ってるけど音源だと「カキーン!」ってボールを打ち返す音あったんだ!?ってびっくりした。笑

歌詞を見ながら聴いてたら、「教育という義務」「学生時代」「バイトをしてみた」「就職なんてしてみた」「いい歳になったけど」って曲の季節の移り変わりがよく分かって、ああこれは『僕』の人生の歌なんだって、今までライブで見てきたよりも『GAY STAR』の世界観をちゃんと感じ取れた気がする。

パラレルヤワールド』はたぶん他の曲よりレコーディングした時期が古い?MV撮った2020年頃?だと思うんだけど、4人共今と歌い方違う!って思った。先日ライブで3人体制verを見たばかりなこともあって全然違う〜って不思議な感じだった。

GAY STAR』に「気の合わない上司とお酒を飲めるようになってきた」って歌詞があって、『パラレルヤワールド』に「月曜日の上司 気の進まぬランチ」って歌詞があって、上司繋がりというか2曲を続けて聴くことで同じ世界線の物語なのかもって感じた。

あるある言いたい』は全体的に歌い方がコミカルで可愛い。
ふでちょの歌い出しが特に可愛いのと、くれちゃん「時の流れに身をまかせ」を「身をまかちぇ」って言ってるように聞こえて可愛い。
ぺいちゃんの「大丈夫」は本当に「大丈夫」って思える歌い方で大好き。

ひふみよ』の最初の「ひ!ふ!み!よ!」の言い方がライブと違って静かな感じでゾクゾクした。
『パラレルヤワールド』との対比になるけど、今のライブで聞き慣れた歌い方だな〜って思った。

ライブで聴いてるときもぺいちゃんパート多くてぺいちゃん曲だなって思うけど、音源で聴いてると一層それを実感した。
大好きなオチサビ、「途中で止めちゃうけど」と「いつつむっつ」の間にシンとなる瞬間があって、その間からの「いつつむっつ……」の歌声の優しさに涙が出てきた。
ライブだともっと激情というか熱っぽくなるオチサビだけど(一昨日のフリーライブで見たときもちょうどそうだった)、それとはまた違った空気感で、でもやっぱり大好きな歌と声だった。

□私はロボットではありません』は音源で聴いたらライブで見るより歌詞が刺さってしんどいんじゃないか、って少し心配してたけどむしろその逆で、音源の方が「(自分ではない)誰かの物語」として小説を読むような感覚で聴けたからびっくりした。
ずっと一人称「私」で進んできたけど最後だけ「私ら」になるところがミキさんらしい歌詞だなあと改めて感じた。

思考回路ショート寸前』はライブで見るの大好きなんだけど、パフォーマンスの激しさに目を奪われがちで歌詞をじっくり見る(聴く)のは初めてだったかもしれない。
「雨の中 傘なんて差し出さないで」反語的なこの歌詞が印象的に聴こえた。

He is me, too
この曲はいつもライブで見てるとき歌詞の「僕」「かれ」の解釈が難しいなと思いながら見てるんだけど、今日は歌詞を見ながら
「少し強くなれたあの日の僕」=「選ばなかったあの日の僕」=「先を走るかれは躓き」ってことかなぁ、とか思ったりした。
ラストの「その手には温もり握りしめ」って歌詞を聴きながら、歌詞カードのこのページの写真が笑い合ってるミキぺいなのがなんだかすごく素敵だなあって幸せな気持ちになった。

今も尚』は歌詞カードがまずズルい!手書きって!
終盤以外全部ネガティブかつリアリティな歌詞はこのアルバムの中で一番直視したくないと思ってしまうけれど、その気持ちも全部最後の「でも未来には絶望に勝るような 希望も作れるらしいんだ」の明るくて力強いユニゾンが救ってくれるような気がした。
「希望も作れるらしいんだ」は『隕石に願いを』の「くだらない毎日をまた作ろうね」とも重なってる気がして、同じアルバムでこの2曲を聴けることが嬉しくなった。

『今も尚』が外の世界と戦って傷ついたりしている曲(って書くと大袈裟かもだけどニュアンス的にそういう感じ)で、その後に聴く『Good As Yesterday』は歌い出しから実家のような安心感を感じてすごく心地良かった。

「元気にしてますか?昔の先生」は『GAY STAR』の「先生 教えて」
「元気にしてますか?昔の恋人」は『パラレルヤワールド』の「ずっと一緒と思ってた恋人ひと
とそれぞれの歌詞を連想して、アルバムがアルバムとしてひとつのまとまりになってることを感じたし、ミキさんの歌詞ってどの曲も自分事であったり自分に近しい物事が書かれているから、こうして繰り返し歌われているフレーズがあったりして、本当に現実と地続きの歌詞だなあって改めて思った。

そんな流れで聴いたからか、『BAKADEMO AHODEMO』の「まっすぐ手を伸ばせたのなら」も『GAY STAR』の「どんなに頑張ってもボールは まっすぐは飛んでいかないこと」を連想した。
『今も尚』もそうだけど『BAKADEMO AHODEMO』も傷つきながら自分なりに生きようと必死にもがいている姿が書かれていて、改めて音源として聴くと「でも」「でも」「でも」と繰り返されるフレーズがひとつひとつ重みを増して響いてきた。

11曲目、『やめらんない! とまらない!』で急に曲調が変わるというか、ここまで静かな曲・重めな曲が続いてたところにパァっと明るくキラキラした曲がきて、そのギャップが気持ち良くて楽しかった。
ぺいちゃんの「また次も頼りにしてるぜ」の言い方が明るく力強くて、表情が浮かんでくるようだった。

『やめらんない! とまらない!』の次が『勇者か村人A』、さらに次に『dAnce survivor 1999』と明るい曲が3連チャンで並んでるのを見て、きっとこのギャップは狙ったものだろうなと思ってニンマリした。
でもその3連チャンでアルバムを終わるのではなく、『隕石ほしに願いを~when you wish upon the galaxy~』を最後に置くの、すごく二丁魁っぽいなぁとも思った。笑

私は『ひふみよ』はぺいちゃん、『□私はロボットではありません』はミキさん、『思考回路ショート寸前』はふでちょがメインの曲だと思ってるんだけど、それでいうと『勇者か村人A』はくれちゃんだなぁと思った。それぞれのテーマソング的な。
「おはよう」から始まる歌い出し、ライブでもくれちゃんの歌声に毎回元気をもらってるんだけど、音源でも元気がもらえる歌声だった〜。

dAnce survivor 1999』はMVも何回も聴いてるし、そこに載ってる歌詞も繰り返し見てるので特筆するようなことはないのだけど、1つだけ、歌詞カードでは「yeah yeah yeah wow wow wow」の部分が省略して載ってたのでそれ以外の歌詞が見やすくて良かった。笑

隕石に願いを』は4人共歌声が優しい。
1番と2番で歌詞の「僕」と「君」が入れ替わっているのが好き。

「君があの日くれた小さな花や一言が 僕を悩ませ動かすんだ」の「悩ませ」って言葉もすごく好きだなって気付いた。
「君があの日くれた小さな花や一言が」の言葉、普通だったら前向き言葉(例えば「支え」とか「励まし」とか)が続きそうなところに、「悩ませ」って、一見後ろ向きにも思える言葉が続くの。でも、それが曲の流れで聴いてると全然後ろ向きに聞こえないんだよね。
その後に続く「色あせたTシャツ」「ひび割れた画面」「気付いてあげられなかった記念日や髪型」も含めて、マイナスな言葉だからこその味わいというか、そういう一見マイナスな出来事すら「くだらない毎日」として一緒に過ごしたい相手、っていう何よりもプラスな意味に変えてるのがすごく好き。

私自身が書き手として「言葉選び」を大切に意識して書いていることもあって、ミキさんの歌詞(だけじゃないけど)の言葉選びって本当にすごいなぁと改めて尊敬する。


最後。
嬉しさで泣いた後、もう一度聴いて「ねえもしも……」歌詞が後ろ向きすぎることに気付いて笑っちゃった。
こちらこそ、ありがとう。

おわりに

これを書いてる間にもライブに行っていたため、5.27の「SUPER FREE GAY LIVE」と6.6及び6.8の「FREE GAY LIVE」の感想がまだ書けてないんですがそれは後々書きます。ので一旦ここまでで投稿。

来週も再来週も無料ライブやってるから気になったオタクはぜひ来て見てね。

おしまい。

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